キハダ用キャスティングロッドおすすめ10選!選び方や人気な竿を紹介!

近年、関東圏でも釣れるようになり、爆発的に人気が高まっているキハダ釣り。

ターゲットの大きさと豪快な引きは、オフショアの中でもトップクラスであり、釣り人であれば憧れる方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなキハダ釣りの中でも特にエキサイティングなキャスティングゲーム用の竿について、その選び方と共に解説していきます。

おすすめのキャスティングロッドも紹介していきますので、是非参考にして頂ければと思います。

谷元大和
執筆者
  • 元大手釣具メーカー勤務
  • 釣り歴20年

幼い頃、父親に連れられて行ったハゼ釣りをきっかけに釣りに大ハマり。 釣り好きが高じて、学生時代に釣具店で働き、大学卒業後は約4年間 釣具メーカーにてリール開発をしておりました。 メーカー勤務時代に釣りの幅が大きく広がり、ジャンルを問わず旬の魚を追い求めています。

キハダ用キャスティングロッドの選び方

長さ

シチュエーションにより、最適な長さが異なります。

長いほど飛距離が出る反面、操作性には劣ります。

そのため、一般的には以下の通り使い分けされています。

8フィート未満:主に胴の間(船の真ん中でオーバーキャスト不可な場所)でのアンダーハンドキャスト時や操作性を重視したい女性等に使用される。

8ft前後:比較的オールマイティに使用される。

8フィート超え:主にミヨシ(船の先端)やチャーター船等、フルキャストできる場合に使用される。

これを見ると、8フィート前後のロッドが1本あれば対応できると思われるかもしれません。

ですが多くのキハダ釣り師は、数少ないチャンスをものにするために、長さの異なる数本をセットしておき、状況に応じて最適なタックルを使用しています。

適合ライン

ロッドには必ず適合ラインの号数が記載されています。

これは使用糸に合わせるのがベストです。

一般的にキハダキャスティングでは、4~6号の糸が使用されますが、糸絡みの観点から6号がおすすめです。

ルアーの飛距離を伸ばすために3、4号を選択する方がいますが、ライントラブルが多いのであまりおすすめはできません。

私自身細糸を使用して、いざというときにバックラッシュで投げれなかった経験があります。

そうするとせっかくのチャンスが台無しです。

なにか理由が無い限りは、6号をおすすめします。

6号を使用しても、キハダの群れに届く程度の充分な飛距離は出せますのでご安心ください。

自重

女性でも使いこなせるのが300g台前半で、400gを超えてくると多くの方が重いと感じられる印象です。

一日中使用するものですから、ご予算・スペックとのバランスを見て、ご自身のお身体に合ったものをお選びください。

年々軽量化が進んでいますが、それでもこの手のタックルは重量感があるのが実情です。

タックルを使いこなすために、人によってはトレーニングをしているという方も少なくありません。

そこまでしても、釣りたいと思わせてくれる魅力的なターゲットなのです。

キハダ用キャスティングロッドおすすめ10選

【シマノ】
グラップラー(タイプCS77MH)

コストパフォーマンスが高く、扱い易いレングスの1本。

比較的金額を抑えながらも、ハイエンドモデルに劣らない機能が搭載されています。

それにより安心感を持ったキハダとのやり取りはもちろんのこと、その快適性にも大いに期待できます。

特に、シマノ独自のネジレ防止構造により、キハダが急激に走った際にも竿の撓りを存分に活かすことができ、不意なラインブレイクやフックアウトを避けられることが大きな強みです。

現段階では、この価格帯でトップクラスの性能と言って良いのではないでしょうか。

【シマノ】
オシアプラッガーリミテッド(S83MH)

飛距離を出すことに特化したフラッグシップモデル。

新製品のため情報は少ないのですが、軽さと弾性により飛距離が出るよう設計されているとのことです。

早く使用してみたいと思える注目の製品で、カタログ上のスペックは重量以外文句なしです。

軽さを売りにしているにも関わらず未だ重量未発表なのが少し懸念点ですが、軽くなければ製品化するはずがないと考えます。

釣具トップメーカーの1社であるシマノですから、きっと期待に応えてくれることでしょう。

【ダイワ】
キャタリナ(C82HS・E)

ハイエンドモデル16年ソルティガシリーズの良いとこどりをした製品。

16ソルティガと大きく異なる点はデザインと重量です。

デザインを求めない方であれば、こちらがおすすめです。

もちろん重量面では軽いに越したことは無いのですが、16ソルティガと比較してそこまで重くはないですし、当製品でも問題なく使用できます。

ハイエンドの性能を体感して頂けるのではないかと思います。

また、長さ的にも操作性が高くて汎用性に長けているので、おすすめの1本です。

【ダイワ】
ソルティガ(C83-6)

粘り強く剛性感のあるハイエンドモデル。

とにかく強いタックルというコンセプトの基開発されている当製品。

高強度で粘りのあるブランクはもちろんのこと、従来品より強化されたネジレ防止構造を搭載していることが特に大きな注目ポイントです。

それにより、キャスト時のネジレによる竿のブレをなくし、高いキャストアキュラシーを発揮できるのです。

キハダ釣りにおいてキャストの正確さは非常に重要であり、特にナブラ打ちでは、群れのどの位置に投げるかによってヒットするか否かが決まると言っても過言ではありません。

この竿を使うことで周りの釣り人と差がつくかもしれないですね。

【ダイワ】
ソルティガ(APC82-6)

コンパクトに収納可能で、飛行機での遠征に最適。

飛行機遠征時の難点は荷物の超過料金と持ち運びの不便さだと思います。

このロッドならその問題を解決してくれます。

コンパクトになるのが本当に便利で、私も最近はこのエアポータブルシリーズだけ持っていくことがほとんどです。

性能面に関しても申し分なく、ダイワ独自のVジョイントにより継ぎ目の撓りも滑らかで、多くの方がバットジョイントとの差が分からないと言うほどです。

【McWorks】
SLOW HAND(SH875PD)

軽快に振り抜くことができ、とにかく飛距離が出したい方におすすめです。

オフショアの玄人に大変人気のメーカーで、どの竿も非常に高い評価を得ています。

当製品は、この長さにしては持ち重りせず、キャスト時に振り抜きやすいので、とにかく飛距離を出したいという方にはおすすめの1本です。

私はこの竿で1日に200投以上したこともありますが、なにしろ軽快に振れるので最後まで飛距離が落ちることはありませんでした。

また低反発なティップにより、荒れた海況でもルアーを自然に動かすことができることも特徴です。

【McWorks】
EXPLOSION(EX805HF)

ハイパワーかつ汎用性が高く、幅広い釣りに対応可能な1本。

この1本があれば、どのようなシチュエーションにおいても大体カバーできると言っても過言ではないでしょう。

ブリやヒラマサも視野に入れて設計されているとのことです。

その汎用性の高さもさることながら、バットパワーの強さも魅力的で、ロッドを45°に保つだけで竿の反発力を使ってターゲットを浮き上がらせることも可能だと言われています。

またMcWorksはカスタムにも力を入れており、自分だけのデザインに仕上げることも可能なのです。

最高の1本が欲しいという玄人に人気なのが良く分かります。

【リップルフィッシャー】
BIGTUNA(83 JAPAN Special)

爽快なキャストと、体への負荷を抑えたファイトができるよう設計された製品。

非常に評価が高く、人気のロッドです。

当製品の最大の特徴は、空を切るようなシャープな投げ心地です。

竿がブレることなくキャストできるため、アキュラシー性能にも期待できます。

また、軽い力で大きく弓なりに竿が撓るよう設計されており、急激なキハダの走りによる衝撃を吸収して、比較的楽にファイトすることが可能です。

【TENRYU】
スパイク(SK802S-MHH)

汎用性が高いレングスで、ファイト時に圧倒的な粘りを見せるロッド。

デザイン面、性能面ともに優れており、コアなファンに愛されているブランドの製品です。

ブランクの素材にカーボンナノチューブという特殊素材が使用されており、圧倒的な粘りを見せてくれます。

また、グリップエンドが滑り止め素材になっているのも地味な利点です。

ギンバルにグリップエンドが固定されるので、ファイト時に余計な力を使う必要が無くなります。

【TENRYU】
スパイク(SK742S-MHH)

胴の間でのアンダーハンドキャストに最適なロッド。

アンダーハンドキャストモデルと謳っているだけあって、短いレングスかつしなやかティップにより、他のロッドと比較するとアンダーの快適さは抜群です。

またベリーには充分なパワーがあり、竿を立てる筋力は必要とするものの、使いこなすことができれば、大きなターゲットをスピーディに引き寄せることが可能です。

まとめ

ここまでおすすめ品を多数紹介してきましたが、これからキハダ釣りに挑戦される方は、当記事の情報だけで購入するロッドを決めるのは難しいかと思います。

そういった方は、是非一度お近くの釣具店で実物に触れてみてください。

店員さんに頼めば、穂先を引っ張ってくれてファイトの疑似体験ができるはずです。

人それぞれ最適なロッドは異なりますので、ご自身の体感も大切にして頂ければと思います。

くれぐれも見かけ上のスペックや謳い文句に惑わされることなく、「長さ」「適合ライン」「自重」のポイントを抑えた上で、ご自身に合ったものを探してみてください。

紹介アイテム一覧

キハダのキャスティングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
グラップラー(タイプCS77MH)
シマノ
オシアプラッガーリミテッド(S83MH)
ダイワ
キャタリナ(C82HS・E)
ダイワ
ソルティガ(C83-6)
ダイワ
ソルティガ(APC82-6)
McWorks
SLOW HAND(SH875PD)
McWorks
EXPLOSION(EX805HF)
リップルフィッシャー
BIGTUNA(83 JAPAN Special)
TENRYU
スパイク(SK802S-MHH)
TENRYU
スパイク(SK742S-MHH)
キハダのキャスティングロッド
さらに探したい方