体重150kg対応のライフジャケットおすすめ8選!大柄の人でも着れるタイプを厳選!

釣りはもちろん、水辺でのレジャーや最近流行りのSUPなど、ライフジャケットを着用するシーンが増えていますよね。

しかし体に着用し、体重を支えるものなので、体の大きい人はサイズや浮力にも不安があります。

筆者も比較的体が大きく体重も重いため、ライフジャケット選びには苦慮していますが、体重150kgともなるとなおさらでしょう。

そこで今回は、体重150kgを例に、ライフジャケット選びのポイントや、おすすめ商品をご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

体重150kgが着用できるライフジャケットは多い?

結論から言えば、150kgの人が安心して着用できるライフジャケットは、あまり多くありません。

その理由の一つが、日本におけるライフジャケットの浮力の基準です。

国土交通省の定める安全基準(桜マーク)の浮力は7.5kg以上で、これは成人男性の平均的な頭の重さ(体重の約10%)を想定したものです。

150kgの人はそれよりも頭が重いと想定されるため、基準を満たしただけ設計では浮けない可能性があります。

それでも着用しないよりは浮きやすいのですが、無理なく安全を確保するためには、基準値よりも強い浮力のものを探す必要があるのです。

なお、桜マーク認証を受けているからと言って必ずしも浮力7.5㎏というわけではなく、基準値以上の浮力設計になっているものもあります。

体重150kgの人がライフジャケットを選ぶ際のポイント・注意点

上記した通り、150kg対応のライフジャケットは多くはありませんが、いくつか販売されているものがあります。

さらにその中から適したものを選ぶために、注意したいポイントもご紹介します。

体重150kg対応または浮力15kg以上

落水後にライフジャケットで安全を確保するためには、十分な浮力を得られることが前提です。

ライフジャケットの目的は頭を水面から出して呼吸を確保するためなので、体重の10%を占めると言われる頭を浮かせられる浮力が必要です。

つまり体重150kgの場合は、体重150kg以上に対応するもの、もしくは15kg以上の浮力があるものでなければいけません。

実際にはそれ以下の浮力表記でも150kgに対応できる検証結果もありますが、確実性があるのは表記通りの浮力でしょう。

ライフジャケットを2つ付けて安全を確保する方も散見されますが、場合によっては水中姿勢を保ちにくくなることがあるので注意が必要です。

固型式と自動膨張式

ライフジャケットには、スポンジのような浮力体を内蔵した固型式、エアバッグを膨らませて浮力を得る膨張式があります。

基本的には、水に浸かる前提のレジャーでは固型式、釣りのように丘で楽しむ場合の備えとしては膨張式も使うことができます。

釣りの場合は、磯釣りのように岩場の場合は、破裂の心配がない固型式を選ぶのが安心です。

またそれぞれ安定感も違い、膨張式は落水後にエアバッグの位置を調整しなければ姿勢を安定させられません。

固型式であればその必要はないので、落水後のパニック状態でも浮くことはできます。

体重が重たいと落ちた時に浮くまでに時間もかかりますし、固型式、もしくは自動で膨張するタイプのほうが安心感はあるでしょう。

着用サイズが適合するもの

体が大きい時に特に注意が必要なのが、適切に着用できるサイズを選ぶことです。

例えば固型式の場合、ベストのように着用しますが、体を覆うだけでなく、落水したときにすっぽ抜けないよう、股紐でも固定します。

このため、胸囲や腹囲だけでなく、股紐もしっかり付けられるサイズのものが必要です。

膨張式のベルトタイプの場合も当然しっかり腹部に固定でき、かつ絞めつけ過ぎない余裕があるものである必要もあります。

膨張式の肩掛けタイプは比較的サイズに余裕がありますが、首周りがキツく感じることもあるので注意しましょう。

船検対象の船に乗船する場合

残念ながら今回の調査では、桜マーク認証のライフジャケットに150kgに対応する表記があるものは見つかりませんでした。

しかし、船検対象になる船に乗る場合は、船舶に合わせた桜マーク認証を受けたライフジャケットの着用が法律で定められています。

このため、船釣りなどで船検対象の船に乗る場合、浮力が足りなくても桜マーク認証のライフジャケットを着用しなければいけません。

なにも着用しないよりははるかに安全を確保できますが、やはり浮きにくいのは事実なので、無理はせずに楽しみましょう。

体重150kg対応のライフジャケットおすすめ8選

上記したポイントを踏まえて、体重150kg対応のライフジャケットをピックアップしてご紹介します。

形状など様々なので、認証マークの有無なども合わせて適したものを選んでくださいね。

製品
EYSON
ライフジャケット フローティングベスト ES639733
EYSON
ライフジャケット CCS639
METEX
EX全自動膨張救命胴衣 NSI-ILJ-A
I sportarten
ライフジャケット手動膨張式
Balance Land
ライフジャケット
I sportarten
プロ用 ライフジャケット自動膨張式
オーシャンライフ
特大フローティングベスト 3L 淡水用
ツナガード
成人用 自動膨張式ライフジャケット&スタンダード型リュック TG-A1R
価格
5,580円
5,380円
5,371円
4,300円
3,980円
6,480円
13,070円
32,944円
特徴 浮力15.3kg!安定する肩掛けタイプでコスパもグッド 着用感良好!広めのショルダーバッグで荷重を分散 ハイコスパで高浮力!大容量ボンベ搭載で安心の浮力設計 雨の日でも安心!手動式で価格も安い膨張式ライフジャケット ISO認証も取得済み!安くても信頼への取り組みに妥協なし 珍しいベルトタイプ!暑さを気にせず着用したい方にベスト 最強クラスの高浮力!余裕の浮力とサイズ設計で力士もOK? 安全確保と収納のツーインワン!浮力も強い便利なアイテム
タイプ
膨張式(自動+手動)
膨張式(自動+手動)
膨張式(自動+手動)
膨張式(自動+手動)
膨張式(手動)
膨張式(自動+手動)
固定式
膨張式(自動+手動)
サイズ
フリー:ウエスト80~135cm
フリー:ウエスト60~120cm
フリー:胸囲75~130cm
フリー:ウエスト80cm~140cm
フリー
フリー:ウエスト80~140cm
フリー:胸囲200cmまで
フリー:ウエスト110cmまで
浮力
15.3kg
15.3kg
15.3kg
15.0kg
15.3kg
15.0kg
20kg
20kg
桜マーク
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
着用形式
肩掛け
肩掛け
肩掛け
肩掛け
肩掛け
腰巻き
肩掛け
肩掛け
D管
なし
あり
なし
なし
なし
なし
なし
なし
インジェクター確認窓
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
カラバリ
8
7
1
4
1
4
1
1
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

EYSON ライフジャケット フローティングベスト ES639733

サイズ フリー:ウエスト80~135cm
桜マーク なし
浮力15.3kg!安定する肩掛けタイプでコスパもグッド

最高クラスのコスパを実現しながら、コンパクトでスマートな肩掛け式の自動膨張式ライフジャケットです。

浮力は15.3kgと国土交通省の定める基準の約2倍程度なので、体重150kgでも十分な浮力を得ることができます。

日本国内の認証マークはありませんが、EUの安全基準を満たしたCE認証を受けた製品になっています。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 15.3kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 8
レビュー要点まとめ
メリット
  • お守り代わりに購入できる価格
  • 値段の割にしっかりしている
  • とにかくコスパがいい
デメリット
  • 少し重い感じがする
  • 身長によってはベルトが余り過ぎる
  • 船釣りには使えない(桜マーク認証がない)

EYSON ライフジャケット CCS639

サイズ フリー:ウエスト60~120cm
桜マーク なし
着用感良好!広めのショルダーバッグで荷重を分散

浮力15.3kgで、EUの安全基準を満たしCE認証を受けた、肩掛けタイプの自動膨張式ライフジャケットです。

エアバッグを収納するバッグ部分が幅広になっていて、少し重さが気になるこのモデルでも負担が分散できるメリットがあります。

同社のES639733に比べるとやや価格も安くなっていることが多いので、コスパを重視したい方にもおすすめです。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 15.3kg
着用形式 肩掛け
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 7
レビュー要点まとめ
メリット
  • 縫製などの質感も十分
  • 装着感がいい
  • カラーが豊富
デメリット
  • 首周りのおさまりがやや悪い
  • 桜マークがない

METEX EX全自動膨張救命胴衣 NSI-ILJ-A

サイズ フリー:胸囲75~130cm
桜マーク なし
ハイコスパで高浮力!大容量ボンベ搭載で安心の浮力設計

低価格でシンプルながら、大柄な方でも安心できる高浮力を得られる、肩掛けタイプの自動膨張式ライフジャケットです。

海外向け製品なので浮力はニュートン表示(150N)になっていますが、33gの大容量ボンベ搭載で、体重表記では150kgまで対応しています。

日本の代理店が販売しているという点でも安心感がありますね。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 15.3kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 1
体重 36~150kg
重量 670g

I sportarten ライフジャケット手動膨張式

サイズ フリー:ウエスト80cm~140cm
桜マーク なし
雨の日でも安心!手動式で価格も安い膨張式ライフジャケット

コードを引いてエアバッグを動作させる、手動膨張の肩掛けタイプライフジャケットです。

安全性を考えると自動膨張式が有利ですが、雨などで誤作動することもあり、手動膨張式にもメリットがあります。

手動膨張式であることに加え、認証マークなどがないこともあり、非常のコスパがいいのも魅力の一つでしょう。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 15.0kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 4
体重 150kgまで
レビュー要点まとめ
メリット
  • サイズに余裕がある(~140cm)
  • 安いのにデザインがいい
デメリット
  • 認証マークがないので信頼性が不安
  • 縫製が少し雑

Balance Land ライフジャケット

サイズ フリー
桜マーク なし
ISO認証も取得済み!安くても信頼への取り組みに妥協なし

非常に低価格ながら、2つの安全認証を取得した、肩掛けタイプの手動膨張式ライフジャケットです。

EUの安全基準を満たしたCE認証だけでなく、国内の安全基準の検査項目の一つでもあるISO認証も受けています。

浮力も15.3kgと十分で、値段は抑えても少しでも信頼性が高いものが欲しいという方にもおすすめです。

タイプ 膨張式(手動)
浮力 15.3kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 1
レビュー要点まとめ
メリット
  • 軽い
  • 思ったよりも小さい
デメリット
  • 船釣りに対応していない(桜マーク認証なし)
  • 夜釣りのために反射材が付いているとよかった

I sportarten プロ用 ライフジャケット自動膨張式

サイズ フリー:ウエスト80~140cm
桜マーク なし
珍しいベルトタイプ!暑さを気にせず着用したい方にベスト

体重150kg対応のライフジャケットとしては珍しく、ベルトタイプの手動膨張式ライフジャケットです。

肩掛け式や固型式は暑い時期だと熱がこもってしまうので、ベルトタイプなら暑い時期の釣りなどでも不快感が少ないメリットがあります。

ウエスト周りも140cmまで対応しているので、大柄な方も幅広く着用できるアイテムです。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 15.0kg
着用形式 腰巻き
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 4
レビュー要点まとめ
メリット
  • 装着感がいい
  • 見た目がいい
デメリット
  • ポーチ部分が不意に開きやすい

オーシャンライフ 特大フローティングベスト 3L 淡水用

サイズ フリー:胸囲200cmまで
桜マーク なし
最強クラスの高浮力!余裕の浮力とサイズ設計で力士もOK?

サイズも大きく、体重200kgまで対応できる、超高浮力の固型式ライフジャケットです。

胴回りは140~200cmまで調整できるので、多くの方はむしろ大きすぎに注意するべきでしょう。

膨張式ではないので水濡れで誤作動する心配もなく、湖など水辺で遊びたい方の安全確保にもおすすめです。

タイプ 固定式
浮力 20kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓
カラバリ 1

ツナガード 成人用 自動膨張式ライフジャケット&スタンダード型リュック TG-A1R

サイズ フリー:ウエスト110cmまで
桜マーク なし
安全確保と収納のツーインワン!浮力も強い便利なアイテム

主に防災用として開発された、リュックサックと膨張式ライフジャケットを一体化させたアイテムです。

防災用品を入れて避難するためのアイテムですが、浮力も200㎏対応と十分で、便利なので有事以外はレジャー用としてもおすすめです。

通常時はリュックサックとし見ても違和感がないデザインなので、釣り場での利用などにも抵抗ないでしょう。

タイプ 膨張式(自動+手動)
浮力 20kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 1

まとめ

ライフジャケットは万が一の時に助かる確率を上げるためのアイテムで、水辺でのレジャーでは必須と言えます。

体が大きいことは事故のリスクを上げなければいけない理由にならないので、しっかり安全確保して、水辺でのレジャーを楽しんでくださいね。