SUPフィッシングロッドおすすめ8選!サップ釣りに最適な長さ等の選び方も紹介!

少し沖に出るだけで陸っぱりとは違った、いろいろな釣りが楽しめるSUPフィシング。状況に合わせて、様々な釣りがしたくなります。

しかし、船での釣りとは違い、決して広いとは言えないボードのうえ、持ち込めるタックルに制限があるのも事実です。

SUPフィッシングを始めたけど毎回ロッドに迷ってしまう、そもそもどんなロッド、長さが適しているの?という方に、サップ釣りに最適なロッドの選び方と、おすすめのロッドを紹介します。

高山泰行
執筆者
  • 釣り歴30年

愛知県出身在住。物心ついた時から竿を握り、小学生のころ近所の野池に釣りに行くようになり、完全にハマる。二十歳前後までバス釣りをメインに様々な釣りを経験し、現在はソルトをメインに日夜竿を振り回す。流行り、メディアに捕らわれない釣り方を日々模索中。マイボートを購入し、のんびりおにぎりを食べるのが目標。

SUPフィッシングロッドの選び方

ロッド選びの注意点

極端な話、普段使っている陸っぱりのロッドや、オフショアのロッドでも問題ないです。

しかしそのロッド、高級品ではありませんか?

SUPフィッシングでは、確実に海水がタックルにかかります。そして日差しでしっかり乾燥します。もちろんいいことではありません。ロッドの劣化を早めてしまいます。

それだけでなく、ロッドを海に落とす、最悪転覆してすべてロスト・・・ということも考えなければなりません。浮けばいいのですが、無情にもロッドは海に沈みます。1本5万円近いロッドが海に沈んでいく姿は見たくないですね。

価格の基準は人によって違うとは思いますが、最悪ロストしても諦めきれる価格のロッドを選びましょう。

極力ロッドを沈めてロストしないために、リーシュコードでロッドを繋いでおくことをおすすめします。

長さの選び方

前述したように、普段使っている陸っぱりのロッドでももちろん使えます。周りに迷惑をかけて、船長にどやされることもないからです。

しかし、9フィート、10フィートもあるロッドは取り回しが悪く、ボードからはみ出す部分が多くなるため、ロストの危険性も高まります。

SUPフィッシングのランディングは、ネットランディングが基本となります。長いロッドだと手前のやりとりがやりにくく、操作を誤ってSUPボードにフックが刺さる危険性もあります。

以上のことを踏まえて、長さは6フィート~7フィート台のものが使いやすいでしょう。キャストを繰り返すような釣りをするのであれば、グリップエンドも短いほうが快適です。

持ち込める本数

SUPボードに持ち込めるロッドの本数には、限りがあると言っていいです。ボートのように大量のロッドを持ち込んでしまうと、置く場所にも困るし、風にも弱くなります。何より邪魔です。

うねりが多めでボードが不安定な日などは、ロッドを入れ替えるのも億劫になり、結局ほとんど使わない、なんてことになります。

持ち込むロッドの本数は2本程度、多くても3本くらいが理想です。1本に抑えることができれば、かなり快適に釣りができます。風や流れでSUPボードがくるくる回転してしまう日でも、ほかの竿にラインがかからないので、ストレスになりません。

ロッドの種類の選び方

ジギング一本でいく、シーバスしか狙わない、今日はエギングの日、と絞って釣行できれば問題ないです。ジギングメインに状況でタイラバ、ナブラがたてばキャスティングして、渋ければシャローでスーパーライトジギングかロックフィッシュ・・・なんて考えているとロッドが絞り込めなくて寝込んでしまいます。そうなっては釣りにもいけないので、各専門ロッドのSUPにおける使い道を紹介します。

※決して快適というわけではなく、「やりにくいけど使える」くらいのニュアンスで、あくまで参考です。

ジギングロッド

ジギングができる海域なら間違いなく必要なロッド。ティップの入る竿ならタイラバにも対応できます。キャスティングロッドと組み合わせればナブラも攻略できます。

スーパーライトジギングロッド

意外となんでも使える万能ロッド。10m以浅のシャローがメインの海域で活躍します。これ一本でライトジギング、ライトキャスティング、エギングなどこなせます。青物を想定しているロッドなのでパワーも十分。ロックフィッシュのような一気に寄せる釣りには向いていないので、スーパーライトジギングロッドとロックフィッシュロッドの組み合わせで、シャローの釣りはほとんど網羅できるかも。

グリップエンドが長い製品が多いのが、ジギング以外では難点。

バスロッド

非常に汎用性の高いのがバスロッド、種類が豊富でパワーもあり、ソルトの使用でも十分使えます。

なにより中古の数が多いので、安くお気に入りのロッドが手に入りやすいです。グリップエンドが短いロッドが多いので、ジギングなどは疲れますが、手返しよくスピーディーな釣りにおすすめです。ミディアム~ミディアムライトあたりの硬さが汎用性高いです。

ボートシーバスロッド

こちらも汎用性が高いロッド、1本でそれなりの釣りをカバーできます。

バスロッドと違ってソルト用のロッドなので、塩害にも強くおすすめです。

ボートエギングロッド

エギングメインにライトプラッキングやスーパーライトジギングも楽しめます。

ジギングよりエギングメインの方はこちら。

ロックフィッシュロッド

硬いです。汎用性はほとんどありません。ライトロックフィッシュロッドなら陸っぱりの延長くらいの感覚で使え、汎用性もあるので楽しいです。

SUPフィッシングロッドおすすめ8選

以上のことをのことを踏まえて、SUPフィッシングにおすすめのロッドを、コストパフォーマンスの高い製品を中心にご紹介していきます。

【シマノ】
グラップラー BB タイプLJ(S66-0)

「オフショアゲームの醍醐味を、より多くのアングラーに伝えるために」をコンセプトに開発されているグラップラーBBシリーズ。低価格ながら、ロッドのネジれやブレを抑える、ハイパワーXや、Kガイド搭載で快適な釣りができます。

そのなかでも最もライトなS66-0は適合ジグウェイト20~100gと、スーパーライトジギングにも使えるロッドです。

これ一本で水深50mくらいまでのジギングから、シャローでのスーパーライトジギング、プラッキングと様々な用途に対応できるでしょう。

【メジャークラフト】
3代目 クロステージ ジギング(CRXJ-S602/3)

ハイコストパフォーマンスロッドの定番、メジャークラフトのクロステージシリーズから、S602/3を紹介します。

適合ジグウエイトは60~120gで、バーチカルはもちろん、キャストしてからの斜め引きにも対応するロッド。本格的なジギングのできる海域でおすすめできる一本です。

【メジャークラフト】
フルソリ(FSLJ-B64ML)

もう一つメジャークラフトから、ゲーム性を高めたフルソリッドブランクのフルソリです。フルソリッドブランクの特徴は、とにかく曲がりパワーがあること。

バットまで曲がるファイトはとてもスリリングで、曲げて取る釣りはくせになります。SUPフィッシングでは周りを気にせずファイトできるため、曲げてドラグを出して楽しみましょう。

【アブガルシア】
クロスフィールド(XRFS-764L-TE)

価格を抑えながらも多くの機能を搭載し、幅広いターゲットや釣り方に対応が可能なクロスフィールドシリーズ。

数多いモデルの中からおすすめするのが、XRFS-764L-TEです。

TEとはテレスコピックのこと。つまり振り出し竿です。そのため仕舞い寸法は66cmと、とてもコンパクト。使わないときは縮めておけば、ボードの上でもかさばりません。

適合ルアーは1g-14g、エギ1.8-2.5号と万能です。メインでもいいのですが、サブの一本として忍ばせておくのに特におすすめです。

【ダイワ】
月下美人 MX AJING BOAT(64L-S・N)

ダイワのライトゲームブランド、月下美人よりボートアジング用のロッドです。

せっかくSUPで沖に出るのですから、陸っぱりではできないバチコンをやってみるのはいかかでしょうか。

とりあえず半信半疑でやってみると、以外と簡単に大きなアジなど釣れたりします。

メガトップ搭載のこのロッドは、繊細なあたりを手元に伝えてくれます。エサ釣りですが、カワハギにもつかえます。

【メジャークラフト】
3代目 クロステージ ボートシーバス(CRX-662ML/S)

メジャークラフトのクロステージシリーズから、ボートシーバスモデルです。やはりSUPフィッシングとクロステージシリーズの相性は抜群です。

ボートシーバスゲームのバーサタイルモデルでミノーやトップウォーター、バイブレーションなど多彩な釣りに対応します。

潮目に潜むシーバスを狙い撃ちしましょう。フラットフィッシュのボトムゲームにも使えます。

【ダイワ】
エメラルダス BOAT(66M-S BOAT)

世界で初めてエギング専用ロッドとして世に送り出された「エメラルダス」のボートモデル。

価格を抑えながら、ブレーディングXや改良型オーバルリールシート、Kガイド搭載と、基本性能に抜かりはないです。

適合エギサイズは60gまでとなっているため、通常のエギングだけでなく、ティップランエギングにも対応できます。沖に出たらティップランエギング、おすすめです。

【テイルウォーク】
SSD SPJ 633(16925)

価格を抑えながらワンランク上のフィーリングを実現。スローピッチジャークに求められる高反発、細身、軽量のブランクになっています。

少し沖に行けば中深海、という贅沢な海域でSUPを出されるの方におすすめのロッドです。

MAXウェイト300gなので、相模湾、駿河湾でスロージギングをするのに適していると思います。

中深海で使えるロッドの中でも、コストパフォーマンスが高いロッドです。

SUPでアカムツ、夢ありますね。うらやましいです。

まとめ

まずは自分がSUPフィッシングをするエリアの水深や魚種を把握して、その釣りにあった汎用性の高いロッド一本を選びましょう。

周りを気にせず好きな釣りを楽しめるSUPフィッシング。意外な魚との出会いもあり、今晩のおかずが増えていきます。

※SUPによる水難事故が多発しています、安全装備を着用し、事前に海況を確認して無理のない釣行計画を立ててください。

紹介アイテム一覧

SUPフィッシングのロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
グラップラー BB タイプLJ(S66-0)
メジャークラフト
3代目 クロステージ ジギング(CRXJ-S602/3)
メジャークラフト
フルソリ(FSLJ-B64ML)
アブガルシア
クロスフィールド(XRFS-764L-TE)
ダイワ
月下美人 MX AJING BOAT(64L-S・N)
メジャークラフト
3代目 クロステージ ボートシーバス(CRX-662ML/S)
ダイワ
エメラルダス BOAT(66M-S BOAT)
テイルウォーク
SSD SPJ 633(16925)