SUPフィッシング用アンカーおすすめ6選!最適な重さやロープの長さも紹介!

SUPフィッシングをしていて、「もうちょっとゆっくり流したいなぁ」という日や、「のんびりボードを止めて釣りをしたいなぁ」という日もあるかと思います。

流れるのが早すぎて、釣りがまともに出来ず、ほぼ漕いでいることになる日もあります。

筋トレしに来たかと錯覚してしまいますが、目的は釣りです。

目的を見失ってしまう、そんな時に役立つのがアンカーです。

アンカーとは日本語で錨(いかり)のことで、水上で船などを一定範囲に留めておくために使います。

アンカーといっても、種類や重さも様々あり、SUPフィッシングではどれを使っていいか分からないかと思います。

そこで今回は、アンカーの種類や使い方、最適な重さとロープの長さをレクチャーし、おすすめのアンカーも紹介します。

高山泰行
執筆者
  • 釣り歴30年

愛知県出身在住。物心ついた時から竿を握り、小学生のころ近所の野池に釣りに行くようになり、完全にハマる。二十歳前後までバス釣りをメインに様々な釣りを経験し、現在はソルトをメインに日夜竿を振り回す。流行り、メディアに捕らわれない釣り方を日々模索中。マイボートを購入し、のんびりおにぎりを食べるのが目標。

SUPフィッシングでのアンカー(シーアンカー)の必要性

SUPフィッシングにおいて、アンカーは必需品ではありません。

適度に流されながら釣りをする事は、ポイントも広く探れて、効率も良いです。

しかし、風や潮流で流れるスピードが速すぎる場合や、オンショアの風(岸向きの風)が吹き、岸に流されて釣りにならない場合もあります。

そんな時にアンカーを使えば、流されるスピードを落としたり、ボードを完全に止めてしまうことができます。

のんびり釣りがしたい時や、ピンスポットを攻めるときなどに有ると便利でしょう。

シーアンカーはボードを止める事はできませんが、風で流れる速度を落とせる為、流す速度を調整するのに使えます。

ティップランエギングをやる方は必需品かもしれません。

あってはいけませんが、風で流されて帰れない・・・という緊急時にも使えます。

SUPフィッシングに適したアンカーの選び方

SUPフィッシングで使用するアンカーは、種類も限られているうえ、船舶で使用するようなアンカリング方法も必要ありません。

しかし、正しいアンカーを選ばないと全く機能しなく、無駄なものになっていしまいます。

そこで、SUPフィッシングにおすすめなアンカーの種類と、選び方を見ていきましょう。

※大前提として、風の強い日(個人差はありますが風速3m/s以上)や潮流が極端に早い場所では、危険なのでSUPを出さないでください。

種類

フォールディングアンカー

ミニボートやヨットなどの小型艇のアンカリングに適しているのがフォールディングアンカーです。

4本爪が傘のように開閉でき、コンパクトになるのが特徴です。

4本爪を底に突き刺す事とアンカーの重さで、底質を選ばず高い把駐力(抵抗力)が得られます。

欠点は突き刺す構造の為、勢い余ってボードに突き刺さる可能性があることです。

マッシュルームアンカー

ゴムボートや小型ボートでの使用が多いのが、マッシュルームアンカーです。

キノコをひっくり返したような形状で、表面がPVCコーティングされている事と、丸みを帯びた形状で、ボードを傷付けにくい構造をしています。

底質は砂地で使用できます。

海底への食い込みが浅く、重みに頼るため把駐力は弱いです。キノコ形状から、引き上げも重くなります。

意外なところで潜水艦にも巨大なマッシュルームアンカーが使われています。

アンカーバッグ

簡単に言うと、砂袋のオシャレ版です。中に砂や石を入れて使う物で、使わない時は畳んでコンパクトになるので、場所を取りません。

アンカリングする事はほとんどないけど一個持っておきたい時におすすめです。

シーアンカー

シーアンカーは通常のアンカーとは違い、ボードを留めるのではなく、風で流されるのを抑え、ボードを安定させるために使います。

パラシュートのような構造をしており、海中でパラシュートを開く事で抵抗を作り、風で流されるのを抑えます。水深を選ばず使えるメリットがあります。

風と潮流が対向するような日は、特に効きが強くなります。風よりも潮流が強い場合は、使用できません。

ロープの長さ、太さ

アンカーロープの長さは、一般的に水深の2〜3倍程度の長さが良いとされています。

風が強い日は水深の5倍の長さ、とも言われますが、そもそもそんな日はSUPを出せないので考えなくても良いです。

ロープが短いと、アンカーの角度が浅くなり、爪が底にかからない事と、アンカーを上に引っ張る力が働いてしまうため、うまくアンカリングできません。

なるべくアンカーを水平に近くするのがポイントです。

最低でも水深の2倍の長さが必要な為、深い場所では、SUPボードの上がロープまみれになってしまいます。アンカーはシャローで使う事を前提にするのが良いでしょう。

なるべくロープの長さを短くしたい場合に、アンカー側のロープの先端を、金属製のチェーンにする方法もあります。

チェーンの自重でアンカーに角度がつく為、ロープを短くできます。

ロープの太さは、6~8mm程度が良いでしょう。あまり太いものはお勧めできません。

ロープそのものが潮流を受けてしまうため、把駐力がおちてしまいます。

シーアンカーでは長いロープは必要ありません、SUPボードの長さ〜2倍程度で問題ないです。

パラシュートの反対側にその1.5倍程の長さのロープをつけておき、手元に縛っておくと回収が楽で安全です。

むしろないと重すぎて落ちそうになります。

重さ

フォールディングアンカーの場合、1.5kgあれば確実に止まります。

少し流したい場合は、0.7kgを選ぶと良いでしょう。

マッシュルームアンカーは重さに頼るところが大きい為、3kg〜5kgあると良いでしょう。

使い方

基本的にボードの船首に取り付けます。

風下、もしくは下流から漕いでいき、狙ったポイントから水深の約2倍進んだところでアンカーを下ろします。

フォールディングアンカーで爪を固定しないで使う場合は、着底したら少しサッと持ち上げ、爪を開かせます。

あとは流されれば勝手に止めてくれます。

シーアンカーの場合は好きなところで風上に投入すれば大丈夫です。

根がかり対策

アンカーは根がかりすることがあります。

その場合、ロープは到底切ることはできない為、すべて海に捨てていくことになります。

その対策として、フォールディングアンカーの場合、先端(傘でいう先端)にロープを結び、後端(傘でいう持つとこ)まで持っていき、結ばずに細めの結束バンドで止めておく方法があります。

これなら根がかりしても強く引っ張れば、結束バンドが切れ、先端を引っ張るようになるため、根がかりを脱出できる可能性が高まります。

SUPフィッシング用アンカーおすすめ6選

【古寺製作所】
マリンコデラ フォールディングアンカー 1.5Kg(FA-1.5) 

古寺製作所は、漁具や建築金具を製造している日本のメーカーです。

このサイズのフォールディングアンカーは、基本この形状をしています。 

日本製で作りがよく、溶融亜鉛メッキを施し、海水での耐食性に優れてるのが特徴です。

付属品はなく、アンカー本体のみなので注意してください。

古寺製作所
マリンコデラ フォールディングアンカー 1.5Kg FA-1.5

【AITREASURE】
ボートアンカー セット 

付属品が充実した、コストパフォーマンスに優れた製品です。

アンカーのほかに、ロープ10m、ブイ、カラビナ、収納用の袋がついています。

ロープが少し短いですが、そこに問題がなければこれを買うだけですぐに使用できます。

重さは0.7kgと1.5kgの二種類あるので、用途に合わせて選びましょう。

バリ(加工時に生ずる不要な突起)が多い場合は、ボードを傷つけてしまう為、やすりなどで削っておくことをおすすめします。

【ノーブランド】
マッシュルームアンカー3kg フロート付ロープ・バッグセット(10430-RB)

標準的な形状のマッシュルームアンカーです。

PVCコートされているため、ボードを傷つけにくいです。

こちらも付属品が充実していますが、付属のロープは5mしかないので、さすがに海での使用は、ロープを買い変えたほうが無難です。

バッグはなんか良さげです。

ノーブランド
マッシュルームアンカー3kg フロート付ロープ・バッグセット 10430-RB

【Kwiktec】
PWCアンカー&ブイセット (KT-A1)

中に砂や石を入れて使用するアンカーバッグで、袋いっぱいに詰めると最大16kgになります。

さすがにSUPフィッシングでは満タンで使用するのは重すぎると思います。

良き重さに調整して使いましょう。

名前が示す通り、PWC(水上バイク)用に作られているため、付属のロープは1.8mと短いです。

付け替えるか、継ぎ足して使用しましょう。

【BMO Japan】
シーアンカー S(10071)

ボート用品や、釣り用品でおなじみの日本のメーカーです。

特殊な生地を使用することと、開口部をがっちり補強することで、断裂、耐久性に優れています。

SUPフィッシングであれば、このSサイズで十分です。

ロープなどは付属していない為、別途購入が必要です。

10m程度の長いロープを購入し、メインのロープと回収用のロープを作ることをおすすめします。

【ノーブランド】
30フィートカヤック牽引ロープラインブイボールフロートリーシュシーブレーキシステム+ pvcシーアンカードローグセーリング漂流ブレーキドリフトソックススーツ用12-14フィート/ 14-16フィートマリンボートヨットカヤック

名前が某落語のように長く、名前ですべて説明し終えている製品です。

コストパフォーマンスが高く、これ一つで使用することができるため、出費を抑えたい方におすすめします。

ただし、こちらも回収用のロープは別途作っておくようにしましょう。

ノーブランド
30フィートカヤック牽引ロープラインブイボールフロートリーシュシーブレーキシステム+ pvcシーアンカードローグセーリング漂流ブレーキドリフトソックススーツ用12-14フィート 14-16フィートマリンボートヨットカヤック

まとめ

シーアンカーはコンパクトで場所も取らない為、1つ持っておくと良いかもしれません。

ネットで検索すると、これ以外にもアンカーは沢山出てきます。

どの種類も形状は似たり寄ったりなので、付属品の違いで自分に合ったものを決めると良いかと思います。

アンカーでボードを止めて、たまにはエサ釣りもおすすめです。

紹介アイテム一覧

SUPフィッシングのアンカーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

古寺製作所
マリンコデラ フォールディングアンカー 1.5Kg(FA-1.5) 
AITREASURE
ボートアンカー セット 
ノーブランド
マッシュルームアンカー3kg フロート付ロープ・バッグセット(10430-RB)
Kwiktec
PWCアンカー&ブイセット (KT-A1)
BMO Japan
シーアンカー S(10071)
ノーブランド
30フィートカヤック牽引ロープラインブイボールフロートリーシュシーブレーキシステム+ pvcシーアンカードローグセーリング漂流ブレーキドリフトソックススーツ用12-14フィート/ 14-16フィートマリンボートヨットカヤック