春の雨はブラックバスの活性を上げるのか?活性が上がる条件とは

気温が少しずつ上がり、春に近づくにつれて、雪ではなく雨が降る日も多くなっていきます。雨は魚の活性を上げるとも言われていますが、春の雨には2通りあります。バスに対してそれぞれ正反対の効果を与えるようです。

今回はそんな春の雨について解説していきたいと思います。

春の雨の種類と特徴

春の雨は「温かい雨」と「冷たい雨」にわかれます。
どちらの雨が降るのかは天気予報を見ただけでは分からないので、実際にフィールドに出ないと判断が難しいです。
それでは、判断方法やそれぞれのメリットデメリットについて説明していきます。

温かい雨の特徴

温かい雨とは人間の体感的にも温かいなと思えるレベルだとわかりやすいですが、厳密にいえば水温より温かい雨であれば好材料と言えるでしょう。

温かい雨が降ると水温が上がることによって、季節の進行が一気に進みます。
水温が上がるとバスの活性も上がるため、雨が降り出して少したったタイミングで釣れだすことも多く、春の爆釣に繋がることも珍しくありません。

温かい雨の日に有効なルアー

雨のよって活性が上がり、横の動きに反応を示しやすくなるので、スピナーベイトやスイムベイトなどの巻物系が有効になります。雨によって濁りが入るなら、派手目のカラーがオススメです。

冷たい雨の特徴

冷たい雨とは、温かい雨とは反対で、水温よりも冷たい雨のことです。この時期の冷たい雨はバスにとって良い状況とは言えません。

冷たい雨が降ると、水温の急激な低下によってバスの活性が下がります
春から冬に戻るような状態なので、釣り方もスローに誘ったり、リアクションでの釣りに変えるなど、冬の釣り方に切り替える必要があります。

冷たい雨の日に有効なルアー

ダウンショットリグのような繊細な食わせの釣り方や、メタルバイブレーションなどのリアクションの釣りに切り替えると効果的です。

雨が降ると、どう変わる?

これは春の雨に限ったことはではありませんが、水温の上昇以外にもメリットになることがいくつかあります。

音が掻き消されてプレッシャー軽減

雨が降ると足音やリールの音などが掻き消されるため、バスに人間の存在を認識されにくくなります。プレッシャーが高いフィールドではリールのクラッチをきる音でバスが逃げるくらいなので、存在を悟られないことは重要です。

水が濁ってプレッシャー軽減

水が比較的クリアなフィールドでは、バスは視覚的に人の存在に気付きます。
そんなフィールドでは濁りが入ることによって、人的なプレッシャーがなくなり、爆釣に繋がることもあります。ただし、ルアーも視覚的に気づかなくなるので、波動の強いスピナーベイトやクランクベイトが有効になってきます。

バスが動きやすい状態になる

魚は体内に浮袋を持っていて、浮袋を調節することで体を浮かしたり、沈めたりしています。
浮袋はすぐには調節できない仕組みになっているので、急な気圧変化には対応できません。

そのため、気圧が下がると魚の浮袋が膨らみ、体が浮きやすくなるため、ルアーの横に動きに反応しやすくなると言われています。

総評

春の雨は、一概のどうとは判断できないため、水温の変化やフィールドの状況に感じ取って、釣り方をうまく変化させていくことが重要です。

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