スロージギングはシャクリではなくロッドの反発力でジグを操作するジギングのスタイルです。
フォールさせる前に惰性による自走時間を多く取るのが特徴でジグの操作速度自体が遅い訳ではありません。
この特有のスタイルを快適に楽しむにはリーダー選びも手を抜かない事が大切です。
そこで今回は快適なスロージギングを楽しむためにスロージギングでリーダーにこだわるメリットをまとめました。
スロージギング用リーダーの選び方、おすすめ商品もご紹介させて頂きますから参考にして頂ければ幸いです。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
目次
- 1 スロージギングでリーダーにこだわるメリット
- 2 スロージギング用リーダーの選び方
- 3 スロージギング用リーダーおすすめ10選
- 3.1 【ダイワ】ソルティガリーダー タイプF 70lb 50m
- 3.2 【シマノ】オシア ジガー マスター フロロカーボン 12号 50m
- 3.3 【バリバス】ショックリーダー VEP ナイロン 8号 50m
- 3.4 【サンライン】ソルティメイト システムショックリーダーFC 12号 50m
- 3.5 【よつあみ】エックスブレイド FC アブソーバー スリム＆ストロング 12号 30m
- 3.6 【デュエル】TB カーボン ショックリーダー 14号 25m
- 3.7 【クレハ】シーガーグランドマックス ハリス 6号 60m
- 3.8 【ヤマトヨテグス】フロロショックリーダー 7号 20m
- 3.9 【ラパラ】ラピノヴァ ショックリーダー フロロカーボン 8号 20m
- 3.10 【東レ】パワーゲーム ルアーリーダー フロロ 8号 30m
- 4 まとめ
スロージギングでリーダーにこだわるメリット
フォール中の繊細なアタリを掛けにいける
フロロラインを使用すればPEラインの感度の良さを生かし切る事が出来るのでフォール中のバイトも見逃しません。
上げの後、自走している最中にアタリが来ても伸び率が低いので素早く掛けに行く事が出来ます。
特にラインを多く放出する中深海での釣りにおいてはこの感度の高さによるメリットを強く感じられます。
岩礁地帯の根ズレも対策出来る
スロージギングで岩礁地帯の根魚や真鯛を狙う際、フロロラインを長く使用すればPEラインを根ズレから守る事が出来ます。
一気に根に持ち込まれてもいきなり切られる心配がないので時間を掛けて引き釣り出せる可能性がアップします。
感度が高く、ボトムタッチの感触も掴みやすいのでPEラインが根ズレする前に上げのアクションに入る事が出来るのです。
魚に違和感を与えない
リーダーはジグに直接、結束させるラインですから光による屈性率が少ないものを選べばステルス効果で魚に違和感を与えません。
フロロラインはナイロンラインよりも光の屈折率が低いのでスレた魚を相手にする時は釣果に差が表れます。
海中に馴染ませてジグしか見えない状況を作り出す事により、ラインへのバイトを減らす効果も得られます。
結束強度が保たれる
リーダーは各メーカーともに結束強度が出やすい表面加工や材質の選定を行っています。
リーダーの材質ではなく、メーカーによる扱いやすさもチェックし選択する事で結束強度が安定する様になるのです。
特に青物や大鯛を狙う時はバイト時に結束部分へ大きな負荷が掛かりますから結束強度が保たれるメリットが強く感じられます。
コストパフォーマンスに優れた釣りが楽しめる
リーダーは材質やメーカーによって価格に開きがあるので拘って探せばコストパフォーマンスに優れた釣りが楽しめます。
吸水性の低いフロロラインでも必ず劣化は発生するので高価なリーダーだからと言って長く使用する事は出来ません。
逆に安価なリーダーを購入して、釣りの度に新品を使用する方がチャンスロスに繋がらない事もあるのです。
スロージギング用リーダーの選び方
フロロラインが最も適している
感度の高さ、根ズレへの強さを考えるとナイロンラインよりもフロロラインの方がスロージギングには適しています。
ボトムタッチの感触が掴みやすいので岩礁地帯で使用しても素早く根を切る事が出来ます。
更にナイロンラインに比べて比重が重いのでジグのフォール速度が速くなるメリットも得られるのです。
フォール姿勢も安定しますし、何より他の釣り人より早くジグを送り込めるメリットが得られます。
難点はコシが強く扱いにくい事ですから出来るだけノットが組みやすい柔軟性を持った商品を選択する様にして下さい。
揺れる船上やマヅメ時の暗い中では慣れた方でもノットを組むのが大変ですから結びやすさは非常に大事なポイントです。
初心者におすすめのナイロンライン
初心者の方はノットを組む作業に慣れていないので、敢えて扱いやすいナイロンラインを選ぶのも一つです。
感度の高さ、根ズレへの強さに関してはフロロラインに劣りますが柔軟性が高いのでしっかり締め込んで結束強度を出せます。
また、伸び率が高いので不意に大物を掛けてもしっかり伸びてショックを吸収してくれるメリットも得られます。
表面加工に注目する
リーダーは劣化や傷を抑えるために表面を特殊加工している事が多いので購入時にはチェックして下さい。
特にフロロラインはPEラインがしっかり食い込む様な加工を施している2重構造の商品をおすすめします。
初心者でも結束強度が出しやすくノット切れを防げるのでチャンスロスを起こしません。
また、歯の鋭いタチウオやサワラを狙う時は光の屈折率を押さえた商品を選択する事でラインへのバイトが防げます。
太さ（号数）と長さ
リーダーの太さはPEラインの4倍を目安に選択すれば殆どの釣りをカバーする事が出来ます。
岩礁地帯を攻める時はワンランク上の太さを選ぶ事で、より根ズレの心配が無くなります。
ただし、太すぎるラインは結束部分のコブが大きくなるのでガイドを通過する際に引っかかってしまうのです。
特にスローライトジギングのロッドはガイドが小さく作られているので注意が必要です。
その為、太さと強度を見比べて出来るだけ細くて強いリーダーを選ぶようにして下さい。
長さに関しては3ヒロあれば十分で、岩礁地帯でも安心して使用する事が出来ます。
フロロラインはナイロンラインよりも高価ですから無駄に長くするとコストが掛かるので注意して下さい。
スロージギング用リーダーおすすめ10選
【ダイワ】
ソルティガリーダー タイプF 70lb 50m
スレに強いフロロラインで根に突っ込まれる可能性のある魚を狙う釣りにおすすめです。
操作性、しなやかさを重視して作られているのでフロロライン特有の硬さがありません。
非常に扱いやすく初心者でもナイロンラインの感覚でノットを組む事が出来ます。
また、ストッパーが付いているので使用する際に、ばらける事が無く必要な分だけ引き出せます。
【シマノ】
オシア ジガー マスター フロロカーボン 12号 50m
柔らかい外層でフロロの芯を巻き込む二重構造を採用しており結束強度が出しやすいのが特徴です。
芯の部分は非常に硬く引張強度が高いのでファイト時には粘りを見せて不意な突っ込みにも耐えてくれます。
また、糸グセが付きにくいので回転系のジグを使用してもラインがヨレ難く真っすぐな状態を保てます。
【バリバス】
ショックリーダー VEP ナイロン 8号 50m
ナイロンリーダーですが従来製品よりも20倍の耐摩耗性を有しており根ズレに強い特徴を持っています。
表面は樹脂の保護コーティングが施されており耐久性が高く吸水による劣化も抑えられています。
シャローエリアで中層から表層に漂う魚を狙う釣りに適しており光の反射も低いのでタチウオ釣りにも最適です。
【サンライン】
ソルティメイト システムショックリーダーFC 12号 50m
耐摩耗性に優れたフロロラインで魚の歯や岩礁地帯の根ズレからラインブレイクを防いでくれます。
フロロラインとしては柔らかい部類に入り、ナイロンラインの様に強いショックも吸収するのが特徴です。
初期の伸びが低いのでフッキングパワーをしっかり伝える事が出来、ファイト中のバラシも軽減出来ます。
【よつあみ】
エックスブレイド FC アブソーバー スリム＆ストロング 12号 30m
素材の糸自体に強さを持たせてあるので細くしてジグの動きをナチュラルする事が出来るフロロラインです。
ラインは真円に近く作られており上面に凹凸が無いので初心者でもしっかりノットを組む事が出来ます。
また、伸度が低く感度が高い特徴を持っていますが柔軟性も兼ね備えており扱いやすいのが特徴です。
【デュエル】
TB カーボン ショックリーダー 14号 25m
使いやすいスプールケースを採用しているので風の強い船上でもストレス無くラインを引き出せます。
フロロラインらしい耐摩耗性を持っており魚が根に突っ込んでも擦れ傷を気にせずファイトが続けられます。
また、引っ張り強度も高いので強引なファイトで浮かせに掛かっても簡単に切れる事がありません。
【クレハ】
シーガーグランドマックス ハリス 6号 60m
他社製品に比べて太さに対しての強度が高く根ズレにも強いフロロラインです。
根に擦れても表面にささくれは発生しますが魚を引っ張り出して切れにくいのが特徴です。
その為、ラインをワンランク細くしてナーバスな魚を攻める釣りで釣果に差をつける事が出来ます。
また、価格は少し高いのですがジグが根掛かりしてもハリが伸びて回収出来る事も多いです。
【ヤマトヨテグス】
フロロショックリーダー 7号 20m
リーダーを釣りの度に巻き替える方におすすめのコストパフォーマンスに優れたフロロラインです。
高い感度を持っているのでラインのテンションが抜けてもアタリが伝わりますし、フォール中のバイトも見逃しません。
非常に柔らかくどんなノットでも組みやすいので初めてフロロラインを扱う方にもおすすめします。
【ラパラ】
ラピノヴァ ショックリーダー フロロカーボン 8号 20m
非常に水馴染みが良く、ステルス性が高いので根ズレ防止のために太いラインを選択しても魚に違和感を与えません。
耐摩耗性にも優れており、タチウオやサワラといった歯の鋭い魚を狙う釣りでも安心して使用出来ます。
外せない根掛かりが発生した時は結束部分からきっちり切れますからPEラインの消耗が抑えられます。
【東レ】
パワーゲーム ルアーリーダー フロロ 8号 30m
耐摩耗性に関する特許を取得しており裏付けに基づいた安心感が得られる特別なフロロラインです。
ラインテスターが実際に使用して独自のハリと伸度設計を施したラインですから使いやすさが抜群に良いです。
専用のスプールバンドは欲しい分だけを素早く引き出して止められるので船上でのライン交換も素早く行えます。
まとめ
スロージギングを楽しむ際は、釣りの特性から考えるとフロロラインが最も適しています。
初心者の方もナイロンラインでノットの編み込みを練習して最終的にはフロロラインを使用して下さい。
今回、ご紹介させて頂いた商品は細くて強く、ノットも組みやすいので初心者にもおすすめです。
スロージギングリーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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