女子プロと男子アマは、平均ヘッドスピードがほぼ同じと言われています。
では女子プロと男子アマの一番の違いは何かというと、パット数です。
アマのシングルプレーヤーの1ラウンドあたりのパット数が30～35なのに対し、女子プロは25～30とかなりの差があります。
では女子プロ界ではどのようなパターが人気なのでしょうか。
今回は女子プロ使用のパターを使うメリットやデメリット、またおすすめの女子プロ使用のパターもご紹介していきます。
女子プロ使用のパターを使うメリット
アマでも使いやすい
男子プロのパターはパットの細かい感触を掴める反面、少しのミスも響いてしまうシビアなパターが多いです。
そのためアマが使用すると、かえって方向が定まらない場合もあります。
それに比べ、女子プロ使用のパターはミスに寛容なパターが多いので、アマが使用しても使いやすいというメリットがあります。
参考にできる
パターはヘッドやシャフトやネックなど、さまざまな形状や種類があり、それによって適した打ち方やスイングは違います。
たとえばピン型はフェースが開閉しやすく、マレット型は振り子のように動くので、ストレートに打つのに適しています。
数あるパターの中からどれを選ぶかはとても難しい選択です。
その中で、女子プロ使用のパターは実際のパットを見る機会があり、スイングや転がりを参考に選ぶことができます。
気分が上がる
サッカーや野球、バスケットボールが好きな人は、好きな選手のユニフォームを買う場合もあると思います。
好きな選手や有名な選手と同じアイテムを自分も持っていると思うと、テンションが上がるものです。
それと同様に女子プロ使用のパターも、機能性だけでなく気分が上がるアイテムとして役割を果たしてくれます。
女子プロ使用のパターを使うデメリット
入手困難な場合も
「パットを制する者が世界を制す」という言葉がある通り、パット数と勝率は密接な関係があります。
そのため、賞金ランキングで上位に入る女子プロ使用のパターは大人気となり、品薄になってしまう場合もあります。
最近では稲見萌寧プロが使用した初代トラスパターが売り切れ続出、プレミア価格が付くほどの大人気となりました。
このように、人気が出すぎると入手困難になってしまう場合もあります。
個人差がある
女子プロが使っているパターを、何から何まで同じモデルを買ってしまうのには問題があります。
それは体格やスイングの違いです。
背の高さや体格には個人差がありますし、スイングが違う場合も多くあります。
勝率の良い女子プロゴルファーが使っているパターが、誰でも入るパターというわけではありません。
そのため、自分の体格やスイングに合ったパターを選ぶのが大切です。
女子プロ使用のパターおすすめ6選
【テーラーメイド】
TRUSS TB1（M2742627）
「三角形パター」で有名な、テーラーメイドのトラスTB1トラスヒールパターです。
稲見萌寧プロや渡邉彩香プロをはじめ、多くの女子プロゴルファーが愛用している大人気パターとなります。
こちらのパターの一番の特徴は「トラス」と呼ばれる三角形の特殊構造です。
これにより、ミスパットに強く安定した打ち出しを実現します。
数多くの女子プロゴルファーが使用したことにより、アマの間でも爆発的人気となりました。
【オデッセイ】
WHITE HOT OG #7（73006U3400）
女子プロゴルファーの4割が使用していると言われるオデッセイの中でも、特に人気のホワイトホットOGパターです。
#7はホワイトホットOGのネオマレット型になります。
西村優菜プロをはじめとした、多くの女子プロ使用パターです。
ホワイトホットOGの一番の特徴は、ボールと同素材を使用したホワイトインサートにあります。
ソフトな打ち心地としっかりと打てる反発性で、瞬く間にプロの中で人気となりました。
【オデッセイ】
WHITE HOT OG ROSSIE（73010R3300）
ホワイトホットOGシリーズから、西郷真央プロが使用しているロッシーパターです。
こちらはベントネックになっていて、フェースの返しが良く、しっかりとつかまるパターとなっています。
マレット型で、フェース面はホワイトインサートが付いており、安定した転がりを実現します。
マレット型の特徴のミスに強い寛容性も備えているので、アマにも人気のパターです。
【テーラーメイド】
スパイダーX
古江彩佳プロ使用のテーラーメイドのスパイダーXパターです。
こちらはスパイダーシリーズの2019年モデルになります。
厚みのあるフェースインサートで、打ち心地と打感も良い作りとなっています。
ヘッド上部に付いたラインが正確な打ち出しの手助けになります。
重心を大きくすることでミスショットに強く、さらにベントシャフトでつかまりが良いパターとなっています。
【ピン】
ANSER 2
ピンの代表的パターとも言えるアンサーシリーズです。
こちらはアンサー2パターの2021年モデルで、渋野日向子プロや鈴木愛プロなどが使用しています。
旧モデルとの違いは、細身で長いフェースとヘッド両脇に置かれたウエイトにあります。
それによりフェースのどこに当たってもぶれないヘッドを作り出しました。
スリムで直線的な見た目で、スクエアに構えやすい形状になっています。
【オデッセイ】
STROKE LAB（73088652533010）
小祝さくらプロが以前使用していた、オデッセイのストロークラボセブンCSパターです。
こちらの特徴はヘッドとグリップに配分された余剰重量にあります。
それにより、重みのあるヘッドで安定性を持たせながら、重みのある手元でコントロール性を高めることも可能になりました。
フェース面は特殊なインサート素材を使っており、柔らかく弾きの良い打感です。
まとめ
パターは一見似たように見えても細かい違いがあり、ほかのクラブと比べて種類も豊富です。
パター選びに迷ったときは、女子プロ使用のパターから選ぶのもおすすめです。
ご自分の好みやスイングなどを判断材料にして、選んでみてください。
女子プロ使用のパターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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