サーフ用パックロッドおすすめ8選!メリットデメリットも解説!

近年ではシーバスゲームを始めとして電車釣行、またはセカンドロッドとしてのパックロッドの人気が徐々に高まっています。

また各社のロッド製造の技術進歩により通常使用する2ピースタイプのロッドとほぼ相違なく使用できるレベルになってきており扱い易くなってきています。

ここではそんなパックロッドの中でもサーフゲームで使用できるおすすめ製品を中心にご紹介していきます。

遠山直樹
執筆者
  • 元釣具屋店員
  • 釣り歴21年
  • 大会出場経験あり

物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。

サーフフィッシングでパックロッドを使うメリット・デメリット

メリット

サーフゲームに限らずパックロッドの最大のメリット何と言っても携行性の高さです。

電車釣行の際にも楽々と持ち運べ、またセカンドロッドとして車に常備しておくには非常に便利で、私自身もパックロッドを車に常備し、旅行のちょっとした空き時間等に使用しています。

そしてパックロッドはおおよその場合、各メーカー共ロッドケースが付属されていますので、多少乱暴に保管しても簡単にはロッドが破損しない点もメリットの一つと言えるのではないでしょうか。

デメリット

メリットも多いパックロッドですが、携行性の高さとトレードオフでデメリットもあります。

まず第一にパックロッドは継ぎ目が多くなり重量が増える為、持ち重り感が出てしまう事です。

この為、ロッドのダルさを感じ易く通常の2ピースロッド等と比較するとどうしてもキャストフィーリングや感度が落ちてしまいがちです。

次にロッドの曲がり調子(アクション)についてですが、継ぎ目が多くなることによりロッドの曲がり方が若干カクカクする様に感じる事があります。

近年ではロッド製造技術の向上により少なくなってきてはいますが、やはり通常の2ピースロッド等と比較するとこの点はどうしても劣ってしまいます。

サーフ用パックロッドの選び方

種類(スピニング/ベイト)

パックロッドに関わらず現在のサーフゲームにおいては、スピニングロッドが主流です。

通常の2ピースロッド等であれば、近年徐々にサーフゲームで活躍する9フィート以上のロングタイプのベイトロッドがラインナップされてきていますが、パックロッドの場合はまだまだラインナップが無く、そもそも選択肢がありません。

長さ

サーフゲームにおいては釣果アップの上では遠投性能が非常に重要です。

その為、どんなに短くても9フィート以上の長さが必要となってきます。

長さがあれば波が高かったり、ブレイクラインが遠くてもルアーが届き易く、その分チャンスが増えます。

勿論この点はあくまでも目安になる為、波が穏やかなエリアでブレイクラインや魚の回遊が近いポイントでは8フィート台のロッドでも充分釣りになりますので、ご自身の釣行エリアや釣り方によって選んでみて下さい。

継ぎ方

ロッドの継ぎ方については細かく分けると数種類ありますが、大まかにご紹介すると分割可能なマルチピースタイプと振り出して使用する振り出し式の2つのタイプがあります。

どちらも一長一短ありますが、大まかにご紹介するとマルチピースタイプは仕舞寸法は若干長くなりますが、ロッドのパワーがあり、振り出し式は一本のロッドの為よりコンパクトですがロッドのパワーが少々落ちる傾向にあります。

どちらを選んでも問題ありませんが、サーフゲームの場合、ロッドのパワーがより強いマルチピースタイプのロッドがおすすめです。

仕舞寸法

仕舞寸法については、各製品共様々ですが、サーフゲームに使用する9フィート台のロッドレングスを考慮すると80㎝前後のものが多いです。

マルチピースタイプのロッドは継ぎ数によっては更に短いタイプもありますが、継ぎ数が増えるにつれて持ち重り感等も増加する傾向にあります。

この点はご自身のスタイルに合わせて最適なものを選択してみて下さい。

価格

一昔前まではパックロッドはちょっとした隙間時間に扱うロッドのイメージで安価な物が主流でしたが、近年では飛行機を利用した遠征釣行も増えてきた為、1万円台のエントリモデルから5万円を超える様なハイエンドクラスまで様々なロッドが各社から販売されています。

ハイエンドクラスとなれば通常ピースのロッドと比較しても遜色ないフィーリングで使用することができます。

サーフ用パックロッドおすすめ8選

【シマノ】
フリーゲーム(S96M-4)

シマノが販売する振り出し式のパックロッドです。

実売価格1万円台とお手頃な価格帯ながら基本的な作りでサーフゲームに使用する多くのルアーを扱う事が出来ます。

また堤防からのライトショアジギングやサビキ釣りまで幅広く扱えるので、ファミリーフィッシングでも活躍する優れものです。

【シマノ】
フリーゲームXT(S106M)

シマノのパックロッドの中でもミドルクラスの価格帯に位置するマルチピースタイプのロッドで、パックロッドながら一日の釣りをしっかりとやり切れるポテンシャルがあります。

また6本継ぎの為、仕舞寸法60㎝以下となる点もこのロッドの大きな特徴の一つで、車に常備していてもあまり場所を取りません。

また10.6フィートというレングスは遠浅サーフでの遠投等にも最適で、価格と性能のバランスが取れたロッドとして個人的に最もおすすめ出来るパックロッドです。

【ダイワ】
ラテオモバイル(90ML-4)

ダイワが販売するシーバスゲームモデルのラテオシリーズのパックロッドです。

4本継ぎで仕舞寸法73㎝とコンパクトながら、パックロッドにありがちな不自然なフィーリング等をあまり感じない設計になっています。

9フィートと言うレングスはサーフゲームにおいては決して長くはないですが、操作感が良く、小柄の方や初心者の方にも扱い易くおすすめです。

サーフ以外でもシーバスゲームにおける河口やオープンなポイントにも活躍します。

【ダイワ】
ラテオモバイル(106M-4)

ラテオモバイルシリーズのロングロッドです。

仕舞寸法85㎝と若干長めですが、4本継ぎの為、不自然な操作感がなく、またサーフで使用するルアーの殆どを問題無く扱うことが出来ます。

また堤防でのライトショアジギング等にも最適で、不意の青物等の魚にもしっかりと対応できるパワーも兼ね備えています。

【メジャークラフト】
ソルパラ(SPXT-94SSJ)

国内ロッドメーカーのメジャークラフトが販売するエントリモデルの振り出し式パックロッドです。

実売価格1万円程と手に入れ易い価格帯で、サーフゲームはもちろんライトショアジギングに特に最適なモデルとなっています。

初めてパックロッドを購入する方で気軽に釣りを楽しみたい方におすすめの製品です。

【メジャークラフト】
クロステージ(CRX-964M)

メジャークラフトのソルトロッドシリーズの中でも価格と性能のバランスが良く大人気のクロステージシリーズのパックロッドです。

4本継ぎで仕舞寸法77㎝と標準的なサイズで、サーフゲームに使用するルアーの多くを使用出来ます。

またバット部にはX状にカーボンテープを巻く事で、ロッドのパワーもしっかりと備わっており、座布団サイズのヒラメや青物にも充分対応可能です。

専用のロッドケースも扱い易い為、個人的になかなかおすすめのロッドです。

【シマノ】
ワールドシャウラ ドリームツアーエディション(2832RS-5)

シマノのルアーロッドの中でもハイエンドクラスとして幅広いアングラーに認知されているワールドシャウラシリーズのマルチピースタイプのパックロッドです。

パックロッドとは思えない扱い易さと感度、パワーは他のロッドを凌駕します。

8.3フィートとショートレングスですが、大口径ガイドとバランスの良さで圧倒的な飛距離を稼げ、また仕舞寸法54.7㎝と言うコンパクトさは遠征釣行にも最適でスーツケース等にも入ります。

【ダイワ】
モアザン ワイズメン(AGS97ML/M-4)

ダイワのロッドの中でも最高峰のモアザンシリーズのマルチピースタイプのロッドです。

パックロッドながらダイワ独自の最高峰技術であるAGS(エアガイドシステム)や3DXカーボン等を使用しており、もはやパックロッドとは呼べない性能です。

その分価格も高価ですが、パックロッドでも性能を妥協したくないエキスパートアングラーに最適な製品と言えます。

まとめ

パックロッドをエントリーモデルからハイエンドクラスまでご紹介しましたが、セカンドロッドとして使用するか、メインロッドで使用するかでロッドに求める性能が変わってくるかと思います。

ベテランアングラーの方でも2万円程のパックロッドを選べばしっかりと釣りが楽しめますので是非参考にしてみて下さい。

紹介アイテム一覧

サーフ用パックロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
フリーゲーム(S96M-4)
シマノ
フリーゲームXT(S106M)
ダイワ
ラテオモバイル(90ML-4)
ダイワ
ラテオモバイル(106M-4)
メジャークラフト
ソルパラ(SPXT-94SSJ)
メジャークラフト
クロステージ(CRX-964M)
シマノ
ワールドシャウラ ドリームツアーエディション(2832RS-5)
ダイワ
モアザン ワイズメン(AGS97ML/M-4)