さまざまな釣りでラインの糸よれを防いでくれる「サルカン（スイベル）」。オモリグにおいても、エギやオモリの回転を抑制してラインのヨレを防ぐ効果があります。
しかし、オモリグに使用するサルカンは特殊な形状をしているため、どれを選んだらよいのか分からないという声も。
そこで、今回の記事では、オモリグに適したサルカンの選び方についてご紹介。
おすすめ製品もピックアップしていますので、ぜひ参考にして最適な製品を選んでみましょう。
- 釣り歴20年
- 大会上位入賞経験あり
東北の豊かな海で主に根魚やイカメタル、マダイに没頭しています。 内陸住みなので海までは車で1時間半。それでも毎週ドラマを求めて通い続けています。 坊主上等で納得できる釣りを追い求めるストイックアングラーです。 夢は自分の船を持って誰も知らないポイントを開拓することです。
目次
オモリグ用サルカン（スナップ・スイベル）の選び方
形状
オモリグに使用するサルカンは「親子サルカン」とも呼ばれ、2つのサルカンが連結したような形をしているのが特徴。
2つのサルカンが回転することによって、オモリとエギのヨレをそれぞれ相殺し、エダスと幹糸の絡みを抑えられます。
片方のサルカンにスナップがついているものであれば、そのままオモリをつけられるためとても便利。
オモリを交換するときもスナップを開くだけで交換できるので効率的です。
また、親子サルカン以外では「三叉サルカン」などがオモリグに使用できます。
サイズ
サルカンのサイズはS〜Lサイズを使用します。
大きくても問題ありませんが目立ってしまうため、仕掛けのキレイさを気にする方は小さめサイズのものがおすすめ。
仕掛け巻きに巻いたときにもスッキリと収まります。
大きさはメーカーによって異なるので購入の際は注意しましょう。
強度
スイベルの強度は破断強度と呼ばれます。
基本的には道糸やエダスよりも強いものを使用しますが、オモリグで使用するのは10〜20LB程度のラインですので、小型のサルカンを使用しても破損の心配は少ないです。
スナップ付きのサルカンの場合、サルカンよりもスナップ部分の破断強度が弱くなります。
スナップは激しく動かすと開いてしまう場合がありますが、そこまで頻繁に開くものではありませんし、強い負荷がかかることもありませんので過度な心配は不要です。
心配な場合は、強い負荷がかかっても開きにくい「クロスロック」タイプのスナップを使用しましょう。
回転性能
メーカーによっては特殊加工がされて滑りやすくコーティングされたものや、ボールベアリングで回転力がアップしたものがあります。
性能の分値段は上がりますが、ヨレを抑える効果が大きくなるので、予算と相談しながら選びましょう。
オモリグ用サルカン（スナップ・スイベル）おすすめ8選
【ダイワ】
DスイベルSSオモリグスイベル
快適にイカ釣りを楽しむために専用設計されたオモリグ用サルカン。
回転力の優れる「SaqSas」を搭載することで、キャスト時やシャクリ時、回収時の糸よれを防止し、ライントラブルを抑えられることが魅力です。
オモリグシンカーの思わぬ外れを防ぐ「クロスロックスナップ」を採用し、シンカーの取替えがかんたんにできるのもおすすめポイント。
Mサイズのみのラインナップで、すべてのオモリグシーンに対応します。
【カンジインターナショナル】
オモリグ専用スナップ付き親子サルカン
オモリグ専用のスナップ付き親子サルカン。
オモリグシンカーをスナップにつけることで、かんたんにオモリ交換が可能な点が魅力。
直線部分にはエギを取り付け、ダイレクトにアタリを感じられます。
サイズはMサイズとLサイズの2種類をラインナップ。
Mサイズは15〜25号、Lサイズは25〜40号の使用におすすめです。
【ハリミツ】
墨族 オモリグスイベル
絡み防止パイプ付きでより強力に糸絡みを防止するオモリグ用サルカン。
激しく誘っても外れることの少ない、「ジギング用ツインロックスナップ」
を採用しているのが特徴です。
キャスティングからシャクリまで安心して使用できます。
サイズはSサイズとMサイズの2種類。使う重さに応じて使い分けしましょう。
【オーナー】
P-34 SW船リグスナップ
高回転のダブルクレン仕様が特徴のオモリグ用サルカン。
オモリグの他、バチコンアジングや船アオリイカなどに使用でき、強度が高いのが魅力です。
胴付きのような形で、オモリグ用のサルカンとはスナップがついている位置が異なりますが、スナップにオモリを付けることで問題なく使用できます。
4個入りで値段が安いのが特徴。
S〜LLサイズまでラインナップがありますが、M〜Lサイズがオモリグ用にはおすすめです。
【バレーヒル】
BBオモリグスナップ
回転力に優れたボールベアリングを搭載したオモリグ用サルカン。
ステンレス製のボールベアリングサルカンを使用しているため、回転力・耐久性ともに非常に高いことが特徴です。
破断強度は150lbと非常に強くサビにくいため、洗って何度も使用できます。
スナップはシャクっても外れにくい「クロスロックスナップ」を採用。
道具について妥協したくない方におすすめの製品です。
【N.T.スイベル】
パワーオヤコ
ステンレス仕様で強度の高いオモリグ用サルカン。
スナップが付属していないため、その分安く経済的です。別途スナップを取り付けるか、捨て糸を結ぶ必要があります。
すでに持っている道具で対応できる方や、道具を安価に自作したい方におすすめの製品です。
【アクティブ】
中おもりスイベルB
ロングスイベルを採用したことで糸絡みを抑えたオモリグ用サルカン。
潮が早いときやイカが激しく暴れたときでもスイベルが糸のヨレを吸収し、ライントラブルを防げる製品です。
オモリを手軽に交換できるスナップが付属するのも嬉しいポイント。
釣りを快適にしてくれる製品です。
【クレイジーオーシャン】
お助けスイベル イカメタル
イカメタルとオモリグ両方に使えるサルカン。
基本的にはイカメタル用として使いますが、イカメタルの反応が悪いときには枝部分にオモリを取り付けることでオモリグとしても使用可能です。
激しく動かすには向いていませんが、即席のオモリグとしては十分。
イカメタルを中心に、オモリグも試してみたいという方におすすめの製品です。
まとめ
仕掛けの中ではあまり目立たないアイテムのサルカンですが、釣りを快適にするうえでは非常に重要な役割を担っています。
糸絡みが頻発してしまう場合には、サルカンの種類を変えることで軽減される場合もありますので試してみましょう。
オモリグ用サルカンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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