本流トラウトロッドおすすめ10選!長さ等を解説!

雪解け水が流れる4月から熱をおびるトラウトフィッシング

なかでも、広大な河川で狙う本流トラウトは、ヒットする事すら難しい憧れの魚です。

サクラマスやアメマス、ニジマスやブラウントラウトなど大きなものでは60センチをこえ、釣り人の心を掴んで離さない魅惑の釣りです。

尺ヤマメや尺イワナなど、本流トラウトと一言に言っても狙う魚によって、選択するトラウトロッドも変わってきます。

今回は、そんな本流トラウトで使いやすいおすすめロッドを、長さなど特徴も含めてご紹介させていただきます。

武者将由
執筆者
  • 釣り歴25年
  • 年間釣行150日超え
  • 大会出場経験あり

新潟県下越地区出身。クリスマスや誕生日のプレゼントも釣り道具が第一希望でした。 最近では、特にソルトでのルアーゲームを主に、シーバス、ヒラメ、マダイなどショアから狙えるビッグゲームを楽しんでいます。 今後も季節ごとに釣れる魚を狙いつつ、まだ釣ったことのないシーバスのメーターオーバーが目標です。

本流トラウトとは

本流トラウトとは、秋田県を流れる雄物川や福井県の九頭竜川、新潟県の三面川など、大河川で狙うトラウトフィッシングです。

特に人気なのがサクラマスですが、県によっては狙える魚が変わってくるのも魅力です。

イトウなど1メートルを超えるターゲットや、外来種のブラウントラウト、大型のニジマスなど大型のトラウトを狙う事ができるのが本流トラウトです。

流れも強く、大自然で育った本流トラウトは、とてもパワフルでファイトも豪快です。

中々釣れないため、一匹との出会いには、手が震えるほどの喜びが待っています。

本流トラウトに適したロッドを使うメリット

エリアトラウトや渓流などトラウトフィッシングを経験された方ならご存知の通り、トラウトはファイト中に口を大きく広げ針を外そうとするのは勿論のこと、回転し針を外そうとする為、非常にバレやすいのも特徴です。

また、目が良い為ラインも細くする必要があります。

その為、ルアーを扱いやすく、しっかりと魚の動きに追従する柔らかさ、急なツッコミで細い糸でも切れないしなやかさなど、全てが揃った物が適しています。

これは性能では有りませんが、トラウトゲームはオールドスタイルなロッドも多く、ロッドの外観も非常に重要です。

記念すべき一匹との出会いを、お洒落なロッドと共に写真に残すのは、絵に描いたような思い出になります。

機能だけでなく、アングラーの心まで満たしてくれるロッド選びがおすすめですよ。

本流トラウトロッドの選び方

種類(スピニング/ベイト)

トラウトロッドにもスピニングとベイトの2種類有ります。

ドラグ性能などバレにくさを考えると、圧倒的にスピニングタックルの方が優れていますが、オールドリールをカスタムし、敢えてベイトタックルでトラウトを楽しむ方も増えてきています。

キャストやドラグなど、魚を釣り上げる事に関してはスピニングリールがおすすめですが、釣り自体をキャスト自体を楽しむにはベイトリールの方が楽しくおすすめです。

自分のスタイルを出すのも、本流トラウトやネイティブトラウトなど、トラウトゲームの楽しさとも言えます。

長さ

本流トラウトは、渓流のトラウトと違い水深も水流も早く川幅も広いため、ロッドが長いことがメリットになります。

遠投もしやすく、流れにラインを触れさせないようにラインメンディングするのも非常にやりやすく、攻め方も増えてきます。

7フィートから8フィート台のロッドが特に使いやすいですが、大河川など遠投が重視される場合には9フィート台のロッドもおすすめです。

硬さ

一般的なトラウトロッドは、ULや時にはXULなど柔らかいロッドがメインとなりますが、本流トラウトは、魚自体の大きさも大きいですが、流れも強くなる為、一番柔らかくてもLまでとなります。

メインなるのは、MLですが、魚の大きさによっては、MやMHとロッドを硬くしていきます。

柔らかいロッドは、魚の動きに柔軟に追従する為バレにくい反面、パワー不足と感じる場面もあります。

硬いロッドは、ルアーをコントロールしやすく、ロングリップのミノーも扱いやすくなりますが、バイトを弾きやすい面も持っています。

重要なのは、よく釣りに行かれるポイントと魚の大きさでロッドを選んでみてください。

継数と仕舞寸法

リュックなどにロッドを入れて持ち運ぶ渓流とは違い、比較的、車からポイントまで時間が掛からない場所が多い為、ウェーダーを履いたままの移動となりますので、メインは2本継のツーピースロッドになります。

県外など遠征をする方には5本継ぎ振り出しなど、仕舞寸法が小さい物もおすすめですが、遠征などの機会がほぼ無い方は、継数の少ないロッドがおススメです。

継数が増えるごとに、緩みや捻れなど細かな所に注意が必要となります。

本流トラウトロッドおすすめ10選

【アブガルシア】
Troutin Marquis Nano TMNS-762ML-KR

サクラマスやアメマスなどにピッタリなアブガルシアのトラウトロッドです。

ミノーやスプーンなど7gから14gまでのルアーを操作しやすい設計になっています。

7.6フィートと振り抜きの良いレングスはポイントを選ばず、本流トラウトや湖まで幅広く使用できます。

粘りあるナノカーボンや、糸抜け感度に優れたトルザイトリングなど贅沢に盛り込まれています。

非常に軽く、高級感のある外観も魅力のロッドです。

【パームス】
レラカムイトラウトロッド RKSS-89H 

大型のトラウトを狙うアングラーにピッタリの2022年の新作ロッドです。

8.9フィートと長いレングスは遠投性もさることながら、ラインメンディングもしやすく、ルアーを的確にコントロールすることができます。

7gから23gまでのルアーを扱える為、本流トラウトに使用するルアーは全て使用可能です。

大型のサクラマスやアメマス、北海道のイトウやレインボートラウトなど、対モンスター用のパワフルなロッドはアングラーの強い味方となります。

【メジャークラフト】
ファインテールFTT-765ML

トラウトロッドで人気のファインテールシリーズから出ている、7.6フィートの本流トラウトロッドです。

比較的ライトな設計のロッドなので、大河川の本流には向きませんが、汎用性の高い一本です。

3gから12gまでのルアーの操作に優れています。

こちらのロッドは、5本継のパックロッドになっている為、遠征にもピッタリですし、機内にも持ち込み可能なところも魅力です。

【スミス】
TLB-83DT D-twitcher83

滅多に掛かることは無いが、掛かったら獲りたいモンスタートラウトにも負けないパワーを持ったロッドです。

瞬・感・動をコンセプトにされたロッドで、トゥイッチなどルアーを動かすトラウトフィッシングにおいて、タイムラグなくアングラーの思うままにアクションを付けることができます。

ガイドが小さくロッドとラインが近くなることで感度良く、ラインも暴れない為、タイムラグをなくしダイレクトな操作感を実現しています。

やや張りのあるロッドなので、ミノーイングを得意とするアングラーにおススメです。

【ダイワ】
シルバークリークネイティブスティンガー85M

人気メーカーのダイワから出ているトラウトロッドです。

全体的に素直に曲がり込むため非常にキャストがしやすい一本です。

5gから24gまでの幅広いルアー扱えるため、一本で何でもこなしてくれます。

8.5フィートとレングスも長めなので大河川でのサクラマス にもおすすめです。

リールシート部分がやや細身にシェイプされているため、しっかりと握り込めます。

【シマノ】
カーディフモンスターリミテッドTW83ML

老舗メーカーのシマノから出ている、最高峰の本流トラウトロッドです。

シマノらしい張りのあるシャープなロッドは、気持ちよくキャスト出来ます。

ルアー操作もやりやすく、非常に感度が良いのも特徴です。

ロッド自体がレインボーのチタンコーティングされ、非常に外観もアングラーの心を掴んで話しません。

本流のサクラマスなどアメマスなどにピッタリな大型トラウトを取るためのロッドです。

【テンリュウ】
レイズ スペクトラ RZS71ML(Jerkin’-HD Custom

国内ロッドメーカーのテンリュウらしい、綺麗な曲がりと粘りのあるトラウトロッドです。

中規模河川などで積極的にルアーにアクションを加え、本流トラウトを狙うアングラーにおすすめの一本です。

7.1フィートの振り抜きの良いロッドは、まるで6フィート台のロッドを振っているかのようなシャープな振り感があります。

大型のサクラマスにも負けないパワーと、魚の動きに柔軟に追従するブランクスが魅力なロッドです。

【メガバス】
GREAT HUNTING GH77-2MLS

ブラックバスなどでとても人気なメガバス、ソルトシーンでも注目を集めていますが、トラウトロッドも目が離せません。

サクラマスやサツキマス、湖のレインボートラウトなど、大型のトラウトを狙うバーサタイルなロッドです。

やや先調子なので、非常にアクションを付けやすいのも特徴です。

7.7フィートと遠投もアキュラシーにも優れたロッドなので、一本でどのフィールドでもこなしてしまいます。

さすがメガバスと思わせる外観の美しさは、アングラーの心を掴むはずです。

【ソウルズ】
エクスプローラー TF-EA82HS-TZ

サクラマスロッドで抜群の人気を誇るソウルズのエクスプローラーは、本流トラウトロッドの最高峰です。

特にこちらのロッドは、どんな河川でも使用しやすい汎用性の高い一本です。

軽さとパワーを兼ね備えており、トルザイトリングなど感度にも優れた惜しみなく最新技術が盛り込まれています。

ディープダイバーのミノーからスプーンまで、攻め方を選ばないロッド。

外観もかっこよく、サクラマスアングラーのど本命ロッドではないでしょうか。

【フィッシュマン】
Beams CRAWLA8.3L+

ベイトロッドメーカーとして、とても人気なメーカーのフィッシュマンから出ているロッドです。

シーバスなどで使用される事が多いロッドですが、本流トラウトにも抜群の使用感です。

近年流行のベイトタックルの中でも、異色のロッドがフィッシュマンのロッドです。

ぐにゃっと曲がるのにキャストはシャキッと決まり、バックラッシュなどトラブルが激減するのも特徴です。

外観もオールドスタイルな渋さがあり、トラウトロッドとしても魅力的なロッドです。

まとめ

人気のエリアトラウトなど管理釣り場では、大型のトラウトを釣ることは結構身近な感覚となりましたが、ネイティブの本流トラウトは一筋縄ではいきません。

ワンシーズンで釣れないこともあるほど、一匹との出会いはなんとも言えない感動があります。

ご自身に合ったロッドで釣りをすることで、スキルアップも集中力も高まります。

ぜひお気に入りのロッドを見つけて、本流トラウトへチャレンジしてみてください。

釣れた時の思い出は、ずっと頭から離れないほど、どんどん釣りが楽しくなりますよ。

紹介アイテム一覧

本流トラウトロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

アブガルシア
Troutin Marquis Nano TMNS-762ML-KR
パームス
レラカムイトラウトロッド RKSS-89H 
メジャークラフト
ファインテールFTT-765ML
スミス
TLB-83DT D-twitcher83
ダイワ
シルバークリークネイティブスティンガー85M
シマノ
カーディフモンスターリミテッドTW83ML
テンリュウ
レイズ スペクトラ RZS71ML(Jerkin’-HD Custom
メガバス
GREAT HUNTING GH77-2MLS
ソウルズ
エクスプローラー TF-EA82HS-TZ
フィッシュマン
Beams CRAWLA8.3L+