ヘラブナ釣りでは普通の針とは少し違い、カエシのないスレバリと呼ばれる針を使います。
このスレバリはゲーム性に富んでいるヘラブナに配慮した針で、魚へのダメージがとても少なくなります。
しかし、スレバリはカエシがないため魚がかかってもすぐに抜けてしまうことがよくあるため、針の鋭さや細さなどによって釣果が大きく変わることが多いです。
季節や、エサによって針の種類はかなり変わるので今回は、おすすめのへら針とその選び方について紹介していきます。
- フカセ釣り名手
保育園の時からから祖父に釣りをならいどっぷりハマってしまい、現在大学生に至るまで釣りに囚われた生活で、主に九州地方で海はチヌ釣り、川はヘラブナ釣りをメインに活動しています！ 大学生からおかっぱりからのダンゴ釣りをするチヌ釣りの師匠（30歳差の釣り友）と出会いどっぷりハマっている最中です（笑） これまで培ってきた経験を元にタメになる情報を発信していきます！
目次
へら針とは
実は、へら針とはほかの釣りでよく使われているものと違い、魚を逃げないようにするカエシがない針のことだと知っていましたか？
ヘラ釣りは、他の釣りとは異なり、魚を食べるために釣るのではなくヘラブナを釣ってリリースをし、つりそのものを楽しむため、魚へのダメージが極力少なくなるようにこのような針が使われています。
また、ヘラブナは群れで行動していて、リリース後群れに戻ってまた針にかかることもあるので口へのダメージが大きくならないように工夫されているんです。
へら針（ヘラブナ釣りの針）にこだわるメリット
ヘラブナ釣りではカエシがない針を使うデメリットとして魚がかかりにくかったり、バレやすかったりすることがあげられます。
そのため、カエシがなくてもかかりやすいように鋭さが違う商品や、針自体の太さや大きさ、形状など様々な工夫を凝らしている商品があります。
このように、ヘラバリにこだわればこだわるほどいい釣果になったり、バラシの回数が少なくなったりするんです。
また、その日の状況や釣り場、魚の癖などによって針一つでかなりの変化が出てしまうこともよくあることです。
へら針の選び方
釣り場
ヘラブナ釣りが良く行われる場所として、おもに川やダムなど比較的広い釣り場と、管理釣り場や野池など狭い釣り場に分けられます。
川やダムなどは、大きいヘラブナが潜んでいることが多く個体数も池などに比べると少ないことが特徴です。
そのため長時間魚を寄せて釣るのが一般的なため、大きな餌をつけなければなりません。
また、水深が深い所を探るときも大きな餌を付けなければ目的の水深までエサを届けることができません。
そのため大きめの針を使うことをオススメします。
また、管理釣り場や野池など閉鎖的な場所で釣りをするときは、魚がエサに慣れていることが多く、つられることも学習しているため、小さめの針でいかに吸い込ませるかが重要になります。
しかし、小さい針だとエサ持ちが悪くなってしまうので時と場合によって針を使い分けなければなりません。
季節
基本的に秋から春にかけての寒い時期は活性が低くなるためヘラブナが口を使わなくなります。
そのため針を小さくしてなるべく飲み込みやすいようにするのが釣果アップにつながるコツです。
逆に夏は口を使ってヘラブナはガンガンエサに当たってくるため少しでもエサ持ちをよくするために大きめの針を使います。
エサ持ちをよくするために針の太さを太いものに変更するのも一つの手段なので、太さも違いものを準備しておくとよいでしょう。
糸付きかどうか
へら針は主に糸付きでハリスがあらかじめついているものと針単体で販売されているものの二種類があります。
初心者の方は最初、糸付きのものを購入する方が無難でしょう。
針単体で販売されているものと比べると値段が高いのがデメリットで、ハリスの長さや太さが思うようなものではないときもあります。
また、圧倒的に針の種類が少ないということもデメリットになります。
メリットとしては、結ぶ手間もありませんし、うまく結べておらずに魚がかかって切れてしまうことも少なくなります。
特に冬は手がかじかんで細かい作業ができなくなるので私も糸付きのものを使用しています。
ただしコスパを考えると断然針単体で買って結ぶほうがお財布に優しいためある程度経験を積んでチャレンジしてみましょう。
形状
へらぶな釣りで使われる針には様々な形状のものが販売されています。
おおざっぱに言うと全体的に丸いカーブを描いている形状と、角張った形状のものがあります。
私のオススメは丸いカーブの形状のものです。
ほんの少しの違いですが丸い形状のほうがエサ持ちがいいので初心者の方にはとてもおすすめです。
初心者の方はどのタイミングが口を使ったあたりかわかりづらいと思うので、どれだけ長い時間エサを針に持たせるかが大切になってきます。
そのためなるべく丸い形状のものを選ぶ方が釣果アップにつながるでしょう。
へら針おすすめ10選
【がまかつ】
ヘラ鮒スレ
この商品はベーシックなへら針でサイズのラインナップもとても多いです。
がまかつというヘラブナ用品メーカーでは絶対的存在である会社の商品です。
冬は1～3号ほどの小さめの針を使って、気温が高い時には釣れてくるヘラブナの大きさによって5～7号ほどのサイズを選ぶとよいでしょう。
値段も高くなくとてもコスパ良い商品です。
【がまかつ】
バラ T1 ダンゴマスター
こちらの商品もがまかつ製で先ほどの商品とは違い、様々な工夫がされているのが特徴です。
丸い形状でエサ持ちが良いのはもちろんのこと、針を結ぶチモトの部分がギザギザ形状になっているため、ハリス切れの心配が少なくなります。
なおかつ針にヒネリかあるため、バラシの心配がとても少ないのが特徴です。
【がまかつ】
改良ヤラズ 90本入り
もっとお徳用のものをお探しの方にはこちらの商品がおすすめです。
4号で90本入り700円弱なのでかなりコストが抑えられます。
家での空き時間でコツコツハリスを結べる方や、面倒に思わない方は断然この針を買って自分で結ぶ方が金銭面では安心です。
【ダイワ】
へら用釣り針 ハリス付
こちらの商品はダイワ製で糸付きの商品です。
エサ持ちがいい扁平軸仕様で、初心者にはとてもおすすめの商品です。
9本入りで300円以下なので価格もかなり低く、お財布に優しい商品となります。
ハリスが細めのものでも同じダイワ製のしっかりしたハリスを使われているので安心して使うことができます。
【がまかつ】
糸付きヘラ鮒スレ
個人的に初心者の方にオススメしたいのがこちらの針です。
この針は入門版のような針で、とにかく軸が太め、ハリスも太めに設計されているのでとても扱いやすいです。
上記の商品よりも食い込みは劣りますが、ヘラブナ釣りの感覚をなるべくトラブルがないように学ぶにはとても良い商品です。
【がまかつ】
糸付きへら鮒スレ茶 90cm
こちらの商品はハリスが長く90cmで形状も丸いものになっている商品です。
エサ持ちはもちろんのこと、ベーシックなつくりになっています。
段差の釣りと呼ばれるものに挑戦する場合にもとても良いでしょう。
【オーナー】
へら改良スレ 9本入り
個人的によく使っている針の一つがこの商品です。
こちらも、釣り針では有名なオーナーから販売されている製品となります。
とにかくこの商品は針のサイズとハリスの太さのラインナップが良く、釣り場や釣り方に合わせた針選びができるのが特徴です。
しかし、針が少し細目に設計されているため、エサ持ちがいいとはいい難いです。
【オーナー】
ヘラ鮒スレ
こちらはバラ売りの針となっていて25本入りでかなり安い針になっています。
形状は丸型と角張型の中間のような形です。
針の鋭さはとてもよく、アタリが出やすく、コスパもかなりいい商品なのでぜひ購入してみてはいかがですか。
【オーナー】
へらリグル
こちらの商品もオーナーから販売されているもので、形状が少し角張った形になっています。
形状から食い込みはとてもよいのですが、6本入りなので価格を考えると少し高めの値段です。
よく使われるであろうサイズ感の4~7号のラインナップとなっています。
【VARIVAS】
フック グラン鈎 30本
こちらの商品の特徴は細くて小さい針まで品ぞろえがあることです。
30本まとめ売りの商品で、500円以下なのでとても安いです。
特に冬の釣りではなるべく小さい針を使うのでとても重宝します。
しかし細いので、ダンゴの釣りにはあまり適していないと思われます。
セットの釣りの付けエサ針につかうとちょうどよいでしょう。
まとめ
今回はおすすめのへら針とその選び方について紹介しました。
へら針一つにしてもかなり種類があり、釣り方、季節、場所によって用途が変わってきます。
まずはオーソドックスな方法で初めて、いろいろな経験をしていくと適した針が見つかっていくと思うので今回紹介した方法をぜひ参考にしてみてください。
ヘラブナ 針の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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