タチウオ釣りの水中ライト8選!集魚灯の効果や付け方も解説!

スリリングな駆け引きと力強いファイト、食味とそれぞれの魅力で高い人気を誇るターゲットであるタチウオ。

釣果を伸ばす為に仕掛けに様々な工夫を凝らす釣り人も少なくありません。

水中ライトと言われる集魚灯もその一つです。

陸っぱりの釣りでは夜釣りがメインで、水中ライトの出番も多いことでしょう。

船釣りでも深いポイントなどでは有効なことも多く、アピールのために用意している方も多いのではないでしょうか。

今回はタチウオの水中ライトについて、付け方や効果おすすめの水中ライトなどをご紹介します。

今回の記事を読んで得られること 

・タチウオ釣りにおける水中ライトの効果

・タチウオ釣りの水中ライトの付け方

・おすすめのタチウオ釣り用水中ライト

W.T
執筆者
  • 元釣具屋店長
  • 釣り歴16年

2020年まで大手釣具店で13年間勤務。 ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。 職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。

タチウオ釣りで使う水中ライトの効果とは

魚は人間と同じような目の構造をしていますが、夜行性や深海に生息する魚は人間の30倍近い視感度があるそうです。

魚の目には人間と同様、光量の多いところで働く錐体細胞と、光量の少ない環境で働く桿体細胞と2つの受容体があります。

夜や深海などの暗い環境では、明暗を認識する桿体細胞が働いています。

暗い環境で働く桿体細胞はわずかな光でも感知することができます。

そのため、光を発するエサや仕掛けへの反応がよくなります。

また、単純に視認性の向上という点でもエサや仕掛けをより見つけやすくする効果があります。

他にも副産物的なメリットとして、釣り人からも仕掛けの位置を視認しやすいことが挙げられます。

仕掛けの流れや細かな動きなどがわかりやすく、エサが取られているかどうかやウキにまで現れない魚のアタックなど、魚の気配を感じるのに役立てることができます。

タチウオ釣りに適した水中ライトの選び方

サイズ

水中ライトは様々なサイズが発売されていますが、釣り方や仕掛けによって選んであげる必要があります。

サイズが大きければ多くの光を発することができますが、その分重量が重くなってしまいます。

また、各社から発売されている水中ライトは、使われている電池の形状も様々。

水中ライトは小型のものの場合リチウムピン電池やボタン電池仕様のものが多いですが、光量の大きいものは単三電池などを使うこともあります。

真下に落とす船釣り以上に陸っぱりの釣りの場合、重量は割とシビアに意識をしなければなりません。

とくにウキ釣りの場合、ウキの浮力とのバランスを取らなくてはなりません。

重すぎる水中ライトを使用すると、ウキが沈んでしまいタナをとれません。

水中ライトを含めた仕掛けの重量がウキの浮力よりも軽いと、自立ウキでなければウキが立たないといったこともあります。

またサイズが大きければその分、潮や風の影響を受けやすくなります。

潮に流されすぎるとポイントを絞れず手返しがよくありません。

風の影響を受けてしまうと狙ったポイントに届けることが難しくなるでしょう。

そのため陸っぱりの場合は小さめの集魚ライトを使うことが多いです。

船釣りの場合、やや大きいサイズの水中ライトでも使うことができます。

ただ、やはり潮の影響はあるので、潮が速いときなどはスリムなシルエットのものを使うのがおすすめです。

色(カラー)

魚類には色彩を感じる視物質が4種類備わっているそうです。

色を色としてとらえているかどうかは別として、認識する機能は備わっているわけです。

人間と同様、赤、青、緑の色を認識でき、加えて紫外線も認識できるとされています。

水中ライトは魚の視覚に訴えかけるために効果的なカラーのものが発売されています。

発光体などでもおなじみの黄緑色のカラーは沿岸部に生息する生物が発する自然な光。

タチウオをはじめ様々な魚に有効なカラーだと言えるでしょう。

水中で減衰しやすい赤色の水中ライトは優しいアピールで太刀魚を誘います。

そのため目のいい、スレた魚などにも有効だとされています。

青色は水中で透過性が高く、魚にとって強く感じる色。

タチウオの目には青い色が最も訴えかけるという研究結果もあるようです。

様々なカラーがありますが、常夜灯や月明りなど周りの光量や魚の活性、時間帯などによって効果のある色は様々。

様々なシチュエーションに対応できるよういろいろなカラーを用意するといいですね。

点滅

通常の光でのアピールに加えて、点滅などでアピールをするモデルもあります。

点滅の周期を変えられるモデルや、点滅に合わせて色が変わるモデルなども発売されています。

点滅をすることで好奇心の強い魚に強力アピール。

魚からも見つけやすくなるでしょう。

ただしスレた魚には刺激が強すぎる場合もありますので、状況によって使い分けましょう。

タチウオ釣りの水中ライト8選

【ルミカ】
水中集魚ライト S型

水中ライトの定番中の定番商品です。

グリーン・レッド・ブルー・ホワイト・UV・マルチのカラーが選べます。

常灯、高速・低速点滅の発光パターンの切り替えが可能。

マルチは自動でカラーチェンジをします。

水中重量は0.5号+4G相当で浮力計算もしやすいです。

耐水圧800mで陸っぱりでも船釣りでも安心して使えます。

【ルミカ】
水中集魚ライト 俊光

水中ライトやケミホタルの人気メーカールミカから発売されている1灯式の水中ライトです。

活性の高い状況にはもってこいの高速点滅でタチウオに強力なアピールができます。

グリーンとレッドの2色展開で状況によって使い分けが可能。

耐水圧800m、引張強度20㎏で船釣りなどでも安心の設計です。

【ルミカ】
FIRE FISH クアトロ

その名の通り、4種類の発光モードを搭載した水中ライトです。

常灯・ホタル点滅・ゆらぎ回転・高輝度点滅の4つのモードの切り替えが可能。

グリーン・レッド・ブルー・UV・グリーン(遅延発光)の豊富なカラーバリエーションがあり、様々なシチュエーションに対応できます。

LEDと蛍光反射板のハイブリッド発光でアピールします。

状況に応じて素早く発光モードを切り替えられるのがおすすめポイントです。

【ルミカ】
水中集魚ライト Bit

小粒ながら強力に集魚できる、小型の水中ライトです。

水に入れるだけで簡単に発光する水中通電式なので手軽に使えます。

密封構造のため水の侵入の心配もありません。

耐水圧500mでタチウオだけでなく様々な魚種に有効。

水中重量は1gほどで、潮の影響なども受けにくく仕掛けを安定させることができます。

グリーン・レッド・ホワイト・ブルーの4色展開で、状況によって使い分けが可能です。

【ハピソン】
集魚ライトミニ

灯具や電気ウキなどで人気のメーカーであるハピソンから発売の、仕掛けなどに影響を与えない小型の水中ライトです。

レッドとグリーンの2色展開。

点滅するLEDでタチウオに強力にアピールします。

約1gの重量で浮力計算も安心。

付属のワンタッチホルダーで簡単に取り付けが可能です。

【ヒロミ産業】
2灯式水中ライト 点滅タイプ

電気ウキなどを多数販売しているヒロミ産業から発売されている超小型水中ライトです。

高輝度LED採用、小型リチウム仕様で小型軽量化を実現。

点滅式でタチウオに強力にアピールできます。

カラーはレッド・ブルー・グリーン・レインボーの4色展開。

水中重量は限りなく小さく、繊細な仕掛けにも影響を与えにくいです。

スリムな形状で、潮の影響を受けにくい点もおすすめポイントです。

【ルミカ】
流星Ⅱ

ルミカから発売されている強力なアピールが特徴の水中ライトです。

水の抵抗を受けにくいスリム設計で、仕掛けに影響を与えにくいです。

グリーン・ブルー・レッドの3色展開で状況によって使い分けが可能。

両面11灯のLEDが3つのパターンで発光し、まるで発光している生物のようです。

艶めかしい光でタチウオに強力にアピールします。

【ルミカ】
水中集魚ライト 輝泡

ルミカから発売されている、輝く泡で抜群の集魚力を誇る一風変わった水中ライトです。

1灯点灯式ながら輝く範囲が広く、妖艶な光でタチウオにアピールします。

水中重量0.5号相当で浮力計算も楽々。

耐水圧800mで船釣りでも安心して使用できます。

タチウオ釣りの水中ライトの付け方や位置

陸っぱりの場合、水中ライトは基本的に直結でセットします。

基本は道糸と仕掛けの接続部付近にセットをします。

この時、ウキと干渉しないように絡み止めなどを適切な位置に使用しましょう。

棒ウキの場合特に注意が必要です。

船での天秤仕掛けの場合、天秤の先に水中ライトをつけその先に仕掛けを繋ぎます。

または天秤の上部のPEラインに付ける場合もあります。

天秤の上部に付ける場合、仕掛けの動きに影響を与えないメリットがあります。

しかし、タチウオが水中ライトにアタックしてきたときに天秤ごと切られてしまう可能性があるので注意しましょう。

船の場合、水中ライトの使用を禁止している場合があるので事前に確認しましょう。

まとめ

タチウオに有効な水中ライトについてご紹介しました。

光に対するタチウオの反応については様々な説があり、必ず水中ライトつけるのが正解というわけではありません。

しかし活性が高いときや、逆に反応が薄くもう一工夫必要な時には欠かせないアイテムとなってくれるでしょう。

状況によって、水中ライトを付けたり外したりできるようタックルバッグにお気に入りの水中ライトを用意してみましょう。 

紹介アイテム一覧

タチウオ釣りの水中ライトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

ルミカ
水中集魚ライト S型
ルミカ
水中集魚ライト 俊光
ルミカ
FIRE FISH クアトロ
ルミカ
水中集魚ライト Bit
ハピソン
集魚ライトミニ
ヒロミ産業
2灯式水中ライト 点滅タイプ
ルミカ
流星Ⅱ
ルミカ
水中集魚ライト 輝泡