タチウオテンヤは船からの太刀魚釣りでは主流な釣りであり、シーズンになれば大船団を形成してたくさんの釣り人が楽しんでいます。
そんな太刀魚テンヤでは一般的には40号前後のテンヤを使用することが多いのですが、50号もよく使用するサイズです。
当記事では少し重ため、50号サイズの太刀魚テンヤに焦点を当てて、そのメリットやデメリットを詳しく解説。
さらにはおすすめ製品をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 釣り歴15年
- 様々なジャンルの経験
兵庫県出身愛媛県在住。5歳頃から釣りを始め、今も毎週釣りに通うほどの釣り好き。得意な釣りはメバリングやエギングですが、ショアジギングやバスフィッシングなど、ほぼすべてのルアーフィッシングを経験しています。釣りの世間イメージを「充実した趣味」にすることが夢です。
目次
50号の太刀魚テンヤの重さは？
50号の太刀魚テンヤの重さは、1号が3.75gであることから187gとなっています。
この187gという重さは、潮の流れが極端に早いポイントにおいて使用する重たさであり、普段穏やかな海で釣りをしている方は重たいと感じるでしょう。
しかし、潮の流れが早いポイントでは、この50号を基本として釣りを組み立てることもしばしば。
太刀魚テンヤの釣りを楽しむのであれば、50号のテンヤは上手く操れるようになっていた方が良いでしょう。
50号の太刀魚テンヤを使うメリット
潮に流されにくい
50号の太刀魚テンヤを使う最大のメリットが、潮に流されにくいことです。
40号以下の太刀魚テンヤでは流されてしまって底が取れない状況下でも、50号であればしっかりと底を取ることが可能。
狙うレンジをしっかりと攻めるためには、確実に底を取ることが大切です。
潮の流れが早い時間帯や、海峡など流れが早いポイントへと出掛ける際には、ぜひ50号の太刀魚テンヤを使ってみてください。
早く沈む
50号の太刀魚テンヤは40号以下の太刀魚テンヤと比較すると素早く沈んでくれます。
そのため、水深のあるポイントでは他の人よりも素早く狙っている深さまで落とすことが可能。
特に時合いとなれば手返しの良さが釣果に直結するため、このメリットは大きな武器となってくれるでしょう。
水深のあるポイントでかつ潮の流れが早い時には、底を取るのにかなり時間がかかってしまいます。
大型のヒット率が高い
50号の太刀魚テンヤは重たい分深場を狙うのに適しており、それに伴って釣れるタチウオのサイズも大きくなる傾向にあります。
また、フォール時のスピードが速いため、リアクションバイトを狙えることも50号の太刀魚テンヤの特徴。
警戒心の高い大型タチウオであっても、素早い動きをするエサにはついつい反応してしまうでしょう。
50号の太刀魚テンヤを使うデメリット
疲れる
50号の太刀魚テンヤは重量がある分、巻き上げやアクションによって疲れてしまいます。
また、タチウオが掛かった時には180gの重さとタチウオ、水圧による負荷が掛かるので、何匹も釣っているとヘトヘトになることもあるでしょう。
そのため、しっかりと底が取れるのであれば40号以下の太刀魚テンヤを使うのがおすすめ。
その時の状況に合わせて、適切なテンヤの重さを選べるようにしておきましょう。
アタリを取りにくい
50号の太刀魚テンヤは40号以下の太刀魚テンヤと比較すると、繊細さという面では劣ってしまいます。
小さなアタリを取りにくいため、どうしても向こうアワセのような形になってしまうことが多いです。
アタリがあるのに乗らない、といった状況になるのであれば、あえて軽めの太刀魚テンヤに交換してみるのもおすすめ。
どんな状況で活躍するのか、40号以下テンヤにも50号のテンヤにもそれぞれ得意不得意があります。
喰い渋ることもある
50号の太刀魚テンヤはフォールのスピードが早く、その素早い動きにタチウオがスレてしまうこともあります。
特に、時合いだったのに急に釣れなくなってしまった、それはスレたことが原因かもしれません。
そんな時には軽いテンヤのナチュラルなアクションが効くので、テンヤの号数を変えてみましょう。
厳しい状況の時こそ、さまざまな重さの太刀魚テンヤを使い分けることが大切です。
50号の太刀魚テンヤを選ぶ際のポイント
エサが付けやすいかどうか
太刀魚テンヤは、一般的にイワシやキビナゴなどのエサをテンヤに取り付けて使用します。
太刀魚が居るとエサは齧られてボロボロになってくるため、頻繫に取り替える必要があります。
そんな時にエサを付けやすいテンヤであれば、時間をロスすることなく新しいエサを投入可能。
さらに、エサを固定するためのワイヤーを交換できるものであれば、長い間同じテンヤを使い続けられるでしょう。
ヘッドのカラー
これまで太刀魚テンヤのヘッドは鉛剝き出しのものが主流でしたが、近年はさまざまなカラーのヘッドが用意されています。
その中でも必ず持っておいてほしいのがグロー系のもの。
昼間の釣りであっても水深のある水中は薄暗いため、グロー系のヘッドによるアピールが効いてきます。
さらに、太刀魚に効果抜群とされる紫色のヘッドを搭載したテンヤもおすすめです。
価格
太刀魚テンヤにも他の釣具と同様に、さまざまな価格帯の製品が用意されています。
しかし、タチウオを釣るという観点だけで言えば、安い太刀魚テンヤでもまったく問題ありません。
まずは安い太刀魚テンヤから初めて、釣りに慣れてきたら高価な太刀魚テンヤを使うのがおすすめ。
安い太刀魚テンヤであれば、万が一根掛かりしてしまっても負担が少ないでしょう。
50号の太刀魚テンヤおすすめ8選
【ダイワ】
快適船タチウオSS 速攻SP
大手釣り具メーカーのダイワから販売されている、針掛かりのしやすさが特徴の太刀魚テンヤ。
タチウオはそこまで捕食の上手な魚ではないことから、アタリがあっても掛からないことがしばしばあります。
しかし、このテンヤは針先の角度と針先の鋭さが追求されており、小さなアタリでもしっかり掛けることが可能。
さらに、4種類もの高アピールなヘッドカラーがラインナップされています。
【メジャークラフト】
太刀魚道場 舟テンヤ
コストパフォーマンスに優れた釣り具を多く販売している、メジャークラフトの太刀魚テンヤ。
オールラウンドかつオーソドックスなデザインとなっており、日本中のどんな釣り場でも活躍してくれること間違いなしです。
エサを巻きつけるワイヤーは交換することができ、釣行後には匂うことなく再利用が可能。
ベテランアングラーはもちろん、これからタチウオテンヤの釣りを始める方にもおすすめです。
【オーナー針】
掛獲船太刀魚テンヤ
釣り針メーカーであるオーナー針が販売している、ヘッド形状とハリの機能性にこだわった太刀魚テンヤ。
ショートバイトでもしっかりと掛けることができ、なおかつバラしにくいデザインとなっています。
さらに、ヘッドカラーの豊富さがこの太刀魚テンヤの一番の魅力。
9種類ものカラーがラインナップされており、可愛いデザインのものも多くなっています。
【ハヤブサ】
船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフック
フッ素コーティングされた掛かりの良いハリが搭載された、ハヤブサの太刀魚テンヤ。
速掛型となっているだけあって、アタリがあったら積極的に合わせていく釣り方に適しています。
また、通常のグロー系カラーからイワシカラーまで幅広いカラーも大きな魅力。
50号の太刀魚テンヤは繊細さに欠けますが、それでも小さなアタリをしっかりと捉えられるテンヤです。
【プロマリン】
太刀魚ケイムラテンヤ
プロマリンから販売されている、紫外線を発行するケイムラカラーのヘッドが特徴的な太刀魚テンヤです。
ケイムラカラーは日差しの強い昼間の釣りに強く、マズメ後の時間帯に使用するのがおすすめ。
また、プロマリンらしいお求めやすさもこのテンヤの特徴です。
根掛かりの多いポイントや、初心者用として使ってみてください。
【OGK】
太刀魚テンヤ
OGKというメーカーから販売されている、オーソドックスながら使い勝手の良い太刀魚テンヤ。
ラインアイが2つ設けられており、尻下がりと水平の2つの姿勢を使い分けることができます。
また、ヘッドカラーも豊富に用意されており、幅広い状況にも対応させやすいでしょう。
初心者からベテランにまでおすすめできる太刀魚テンヤです。
【タカミヤ】
伝衛門丸 フラッシュタチウオテンヤ 50号
タカミヤから販売されている、電池でヘッドが光ってくれる画期的な太刀魚テンヤ。
ヘッドの目となる部分が緑と赤に交互にゆっくりと光ることで、アピールと食わせを高いレベルで両立してくれます。
電池で光る分価格は高くなってしまいますが、釣れない時の最終兵器として1ついかがでしょうか。
ヘッド自体のカラーも複数種類用意されています。
【シマノ】
サーベルマスター船テンヤゲキハヤ
シマノから販売されているサーベルマスター 船テンヤ ゲキハヤは、ワイヤーではなくクリップタイプでエサを固定できる太刀魚テンヤ。
ワイヤーを巻く必要がないため、何倍ものスピードでエサを交換できます。
この素早さを活かした時合いの数釣りに最適で、周りと大きな差をつけることができるでしょう。
色々な状況が想定されたカラーラインナップも魅力的です。
まとめ
以上ここまで、50号の太刀魚テンヤを使うメリット＆デメリットからおすすめ製品まで詳しくご紹介してきました。
50号の太刀魚テンヤは、40号では少し軽すぎる状況下において大活躍してくれるテンヤ。
潮の流れが早い時や、水深のあるポイントを狙う時のために、ぜひ1つは持っておくのがおすすめです。
タチウオテンヤ 50号の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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