ジャイアントベイト用ショートロッドおすすめ3選!メリットデメリットも!

非常に大型のルアーであるジャイアントベイトでターゲットとするバスは、フィールドに存在する最大級のバスであり、一般的なアプローチではなかなか口を使わないような非常に賢く、したたかなバスです。

そんな記録級のバスを手にするには、ジャイアントベイトのタックルも使用するルアーの重量やフィールド、そしてアプローチ方法によって使い分けることが非常に重要となっています。

今回はそんなジャイアントベイト用のロッドの中でもおすすめのショートロッドを、ショートロッドを使用するメリットとデメリットを踏まえてご紹介します。

落合宗一
執筆者
  • バス釣り歴20年
  • 年間釣行100日超え

中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。

ジャイアントベイトのショートロッドの定義は?

ジャイアントベイトを使用するためのロッドは、一般的なルアーサイズを使用するロッドと比較して基準となるパワーやレングスが異なります。

一般的なバスロッドが7フィート後半のレングスでロングロッドと呼ばれるのに対して、ジャイアントベイトでは8フィートクラスのロッドも比較的標準なサイズとして使用されることがあります。

ショートレングスに関しては、一般的なバスフィッシングロッドが6フィート前半~6フィート中盤のレングスで呼ばれるのに対して、ジャイアントイトロッドでは、6フィート前半~7フィート前半のレングスとなります。

ジャイアントベイトロッドの中には、6フィート台のものも存在しますが、7フィートクラスであれば、ショートレングスロッドに部類されることを覚えておくと良いでしょう。

ジャイアントベイトをショートロッドで使うメリットやデメリット

メリット

キャスト精度が高くなる

ショートレングスのジャイアントベイトロッドを使用することで得ることが出来るメリットの一つに、キャスト精度の向上があります。

ジャイアントベイトの様に水中で強烈なパワーを発揮することが出来るルアーは、水中での存在感とインパクトが非常に大きいために、同じポイントやアプローチコースで2度や3度のアプローチの価値が小さくなってしまいます。

このため、バスが高確率で潜んで居るポイントには、ミスキャストすることなく、1キャストでベストなアプローチコースをとることがジャイアントベイトを使用した釣りで釣果を上げる重要なポイントになります。

ショートロッドであれば、しっかりとロッドを振り切ることが出来るようになるので、必然的に狙いのポイントにキャストしやすくなり、ここぞという場面で最高のアプローチを行うことが出来るようになります。

ルアー操作がし易くなる

ジャイアントベイトの釣りで、ロッドをジャークする場合や、トゥイッチする場合は、ロッドレングスがショートレングスとなる程、有利となります。

ロッドレングスが短いことで、ロッドティップやベリー部分がボートや周りの障害物、そして水面に接触することなく、連続したロッドアクションを行うことが出来るようになります。

連続したキレの良いアクションを演出することが出来るので、バスからのリアクションバイトを得やすくなります。

ロッドが軽くなる

同一の素材で作り上げられているロッドであらば、必然的にレングスが短くなるほどロッド重量を軽量に作りあげることが出来るようになります。

ジャイアントベイトのジャークやトゥイッチを行う時には、ロッド重量が軽い程、アングラー側は連続したアクションを演出しやすくなります。

一般的なルアーサイズを使用するタックルよりも非常に重量が重たくなってしまうジャイアントベイトのタックルは、アングラー側への疲労も大きくなってしまいます。

ロッドが軽くなることで、操作感やアングラー側の疲労も軽減することが可能となります。

持ち運びしやすい

ジャイアントベイトロッドでは非常に一般的なレングスとなる8フィートクラスのレングスは、持ち運びが行いにくいデメリットを持っています。

常にフルサイズのバスボートを使用するアングラーであれば、8フィートを超えるようなロングロッドでも持ち運び面や収納面の問題はありませんが、ロッドを車に積載する場合はもちろん、レンタルボート等での釣りを行う時にはロッドをどこに収納するのかは直面しやすい問題となっています。

ショートロッドであれば、一般的なバスロッドのサイズと同様となるため、車への積載はもちろん、レンタルボートのデッキにもすっきりとロッドを収めることが出来るようになります。

デメリット

飛距離を出すことが出来ない

ロッドのレングスは、キャスティング時の飛距離にも直結する要素の一つでもあります。

ロッドレングスは長い程ロングキャストを行うことが出来、短いロッドとなるほどキャスティング時の飛距離が短くなります。

ジャイアントベイトは重量が重たいルアーですが、キャスト時の空気抵抗が非常に大きいルアーとなるため、飛距離が出しにくいルアーの一つでもあります。

ビッグレイクなどのオープンウォーターの釣りで幅広くフィールドを探る時にはキャスティング時の飛距離の高さは非常にアドバンテージとなります。

ロッドの操作性と相反する要素となるので、ルアーの使用方法やフィールドタイプによって使い分けることがおすすめです。

フッキング力が低下する

ショートロッドを使用する時には、ロングロッドと比較してフッキング力が弱くなる傾向があることも事前に覚えておくと良いでしょう。

同じフッキングモーションでも、ショートロッドはロングロッドと比較してロッドストロークの範囲が短くなってしまいますので、フッキング力が小さくなってしまう傾向があります。

バスは大型となるほど分厚いアゴを持っており、強烈なフッキングを行うことが重要となりますので、特にショートロッドを使用してロングディスタンスでのフッキングを行う時には注意が必要となります。

一定層のレンジがキープが行いにくい

フッキングと同様に、同じロッド操作でもルアーを動かせることが出来るストローク幅がショートロッドでは小さくなってしまうので、一定層のレンジコントロールが行いにくくなってしまう傾向があります。

特にシンキングタイプのジャイアントベイトを使用して常に一定層のレンジを攻略する場合は、ショートロッドよりもロングロッドの方が有利になります。

おかっぱりでは岸側のファーストブレイクや、セカンドブレイクゾーンを根掛かり回避するためのに非常に重要な要素となっています。

足場の高いエリアで使用しにくい

ボートアングラーであれば問題が無いデメリットですが、おかっぱりでジャイアントベイトの釣りを行うアングラーにとっては、非常に大切なポイントの一つとなります。

ボートフィッシングでは水面からアングラーまでの高さが一定となっていますが、おかっぱりアングラーは常にポイントによって足場の高さが異なってしまいます。

ボートフィッシングの様に常に水面に近い状態でルアーを操作することが理想ですが、足場の高い釣り場でショートレングスのロッドを使用すると、ルアーとアングラーに高低差が発生し、ルアーコントロールが難しくなります。

足場が高いところでは足下ギリギリまでルアーを操作することが出来なくなるので、ストライクチャンスが低減してしまう可能性があります。

ジャイアントベイト用ショートロッドおすすめ3選

【シマノ】
バンタム(170UH-SB)

ビッグバスハンターとして琵琶湖を中心として活躍している奥田学プロによって作り上げられたジャイアントベイト用ロッドです。

あえて7フィート丁度となるショートレングスの設定とすることで、誰でもジャイアントベイトのキャスト時に、しっかりとロッドを振り抜き、狙いのポイントに最高のアプローチを行うことが出来るように作り上げられているロッドです。

ブランクにはシマノの技術であるスパイラルXコアやハイパワーXが使用されるいるので、キャスト時のブレが少なく、非常にトルクフルな一本として作り上げられています。

【デプス】
サイドワインダー(HGC-71XXX)

引用:Amazon

多くのジャイアントベイトを作り出しており、多くのビッグバスハンターが愛用するブランドであるデプスからリリースされているショートジャイアントベイトロッドです。

このロッドは別名ストロングジャークと呼ばれているモデルであり、ジャイアントベイトに瞬間的なジャークアクションを加えてバスにバイトさせることを意識して作り出されているモデルです。

ジャークアクションに最適なベリーやバットテンションと僅かにソフトなティップを併せ持つロッドとしてテクニカルなジャイアントベイトゲームを行うことが出来るようになっています。

あらゆるフィールドに持ち込めるジャイアントベイトロッドとしてもおすすめです。

【ダイワ】
ブラックレーベル トラベル(C61XXH-5・SB)

引用:Amazon

ダイワのブラックレーベルからリリースされているブラックレーベル トラベルは、パックロッドでありながら、ジャイアントベイトを使用することが出来る超ハイパワーなロッドがラインアップされています。

5分割して持ち運ぶことが出来るブランクスは、ショートキャストやルアー操作性に長けているファーストテーパーが採用されており、10ozクラスのジャイアントベイトに鋭く、キレのあるアクションを与えることが出来るようになっています。

ジャイアントベイトが使用できるパワーを持つ珍しいパックロッドなので、世界中のフィールドでワールドクラスのバスを狙いたいアングラーにおすすめしたいモデルです。

まとめ

ジャイアントベイトのように大型のルアーは、ハイパワー&ロングロッドで使用するイメージが先行してしまいますが、ルアーの使い方や場所によってはショートロッドはロングロッドを超えるパフォーマンスを発揮することが出来るようになります。

特にタフなフィールドであるほど、ジャイアントベイト用のショートロッドは活躍しますので、是非、今回ご紹介した内容を参考にして、記録級のバスに挑んでみてくださいね。

紹介アイテム一覧

ジャイアントベイト用ショートロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
バンタム(170UH-SB)
デプス
サイドワインダー(HGC-71XXX)
ダイワ
ブラックレーベル トラベル(C61XXH-5・SB)
ジャイアントベイト用ショートロッド
さらに探したい方