レイクトラウトの釣り方やタックルを徹底解説!最適なリールやラインを紹介!ベイトタックルも!

日本では日光にある中禅寺湖にしか生息していないレイクトラウト。

トラウト系の魚では大型サイズに成長する為、シーズンになると全国から熱狂的なアングラーが集まり、普段静かな湖畔も賑わいを見せます。

岸からも1mクラスの魚もキャッチされている実績もある為、夢のあるフィールドでもあります。

ここではそんなレイクトラウトゲームにおける釣り方を始め、リールやラインなどのタックルや近年人気上昇しているベイトタックルもご紹介していきます。

遠山直樹
執筆者
  • 元釣具屋店員
  • 釣り歴21年
  • 大会出場経験あり

物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。

レイクトラウトとは?特徴・生態・習性は?

レイクトラウトは元々北米原産の魚で最大で1m以上に成長する個体も珍しくありません。

中禅寺湖で釣れるレイクトラウトは、アベレージサイズが50㎝程となる為、他のトラウトと比較しても平均サイズが大きく、より重量感のある面白い引きが楽しめます。

基本的に湖を回遊しながら小魚や虫を捕食し、ブレイクラインのボトム付近に定置していることもあります。

肉食の魚でワカサギの接岸シーズンには、岸近くを回遊し、ライズすることもあり非常にアグレッシブなターゲットとして人気です。

レイクトラウトの生息地!中禅寺湖以外に生息してる?

元々北米原産のトラウトですが、日本では中禅寺湖にのみ生息しており、他のエリアでは生息していません。

中禅寺湖でのみ釣ることのできる魚の為、シーズンになると全国からアングラーが集まります。

レイクトラウトを釣り上げたい方は、中禅寺湖へ足を運んでみて下さい。

レイクトラウトの最大サイズ!世界記録・日本記録は?

世界各地で釣ることが出来るレイクトラウトですが、トラウト系の魚の中では大型サイズまで成長する種類として有名です。

気になる世界記録ですが、なんと全長157.5㎝重さ46.3㎏のサイズが記録されており、キングサーモンやイトウなどの大型の魚と比較しても同じ位大きくなります。

日本での記録はJGFAに登録されている記録で2009年に中禅寺湖でキャッチされた全長100.5㎝重さ11.5㎏のサイズが最大サイズです。

これだけ見ればイワナやニジマス、ブラウントラウトよりもどれだけ大きくなるかお分かりになりましたでしょうか。

釣行する際は、通常のトラウトタックルよりも強靭なもので挑むことをおすすめします。

レイクトラウトの味は?

トラウトの味は基本的にどの魚も美味しい魚が多いですが、例に漏れずレイクトラウトもオレンジ色の身質でムニエルや焼きにしても非常に美味しい魚の様です。

しかしながら中禅寺湖では、現在東日本大震災による福島第一原発の影響による放射能の影響により一部の魚を除き、ブラウントラウトやレイクトラウトは剥製にするという目的以外では持ち帰りが禁止されています。

実食で食べる際は、海外からの輸入品や海外で食べるしか選択肢はありません。

レイクトラウトの釣れる時期(シーズン)や時間帯

初めての方が最初の一匹を釣り上げたい場合、シーズンの最盛期になる春~晩春の釣行がおすすめです。

このシーズンはワカサギが産卵の為、岸近くに寄ってくる為、これを求めてブラウントラウトやレインボートラウト、レイクトラウトが岸近くまで回遊し、岸から狙い易くなります。

また特に釣りが可能な4時~8時までの時間が非常にチャンスで、状況が良ければ岸近くで連続してライズするシーンも見れる為、モチベーションを落とさずに釣りをすることが出来ます。

レイクトラウトの釣り方のコツ

中禅寺湖でレイクトラウトを釣る場合、釣果アップを狙う上で基本的に意識することはボトムをしっかりと取ることです。

基本的にレイクトラウトはボトム付近に定置していることが多く、14g以上のスプーンを使用してフォールで食わせることが多いです。

勿論ワカサギの接岸シーズンはミノーや中層~表層でヒットすることもあり、ルアー回収時にひったくるバイトでヒットすることも珍しくありませんが、最初の一匹を釣り上げる為にはしっかりとボトムを意識して釣りをする様にしましょう。

また一部のポイントでは手前のブレイクラインがきつく、手前までボトムをしっかりと取ると根掛りが頻発し、ルアーロストが多くなります。

ある程度のエリアを探ったらルアーを回収して、再度ルアーを入れ直すことをおすすめします。

レイクトラウトタックルの選び方や装備、道具を紹介 

ロッド選び

中禅寺湖でレイクトラウトを狙う際に必要なロッドの性能は大きく言って以下の2つです。

ポイント
  • 遠投性能

  • 大型サイズにも負けないロッドパワー

上記の2つの性能があれば、基本的には問題なく使用出来ます。

リール選び

岸からレイクトラウトを狙う場合の最初のワンタックルはスピニングタックルを選択する方がいいでしょう。

理由はPEライン使用で扱い易さ(ベイトタックルではバックラッシュする可能性がある)です。

また大型サイズがヒットしてもスピニングリールの方がドラグ性能が良い為、魚の急な走りに対してもしっかりとドラグが追従し、ラインブレイクを防いでくれます。

近年、ビッグベイトでの釣りも確立されてきている為、ビッグベイトを使用する際はベイトタックルでの使用も検討しましょう。

おすすめリール

【シマノ】ストラディック(C3000XG)

エントリーミドルクラスの価格帯でありながら、高いドラグ性能と巻き取りパワーがあり、レイクトラウトの力強い引きにも充分に対応出来ます。

この一台でレイクトラウトはもちろん、他の釣りにも転用できる為、非常におすすめの一台です。

ライン選び

トラウト系の魚を釣る場合は、クッション性のあるナイロンラインを使用することが多いですが、中禅寺湖でレイクトラウトを狙う場合は、飛距離と強度の観点からPEラインを使用する事をおすすめします。

冒頭でもお伝えしましたが、他のトラウトよりも大きくなり、また使用するルアーも重めのものになるので、PE1号クラスのラインを基準に調整してみて下さい。

ラインの撚り数については、4本でも8本でもどちらでもいいですが、根掛りによるラインの巻き替え頻度が高くなる釣りでもあるので、よりお財布に優しい4本撚りのものがおすすめです。

YGK(よつあみ) Xブレード アップグレード X4(1号)

4本撚りのPEラインで安価な価格帯でありながら、しっかりとした強度で今までに使用していて変にラインブレイク等をせずに快適に使用出来ています。

1m15㎝毎にマーキングがされていますので、水深も測り易くおすすめのラインです。

リーダー選び

PEラインを使用する場合はリーダーの接続が必要不可欠です。

ナイロンかフロロカーボンのどちらを使用するかは好みにも寄りますが、私は伸びがありしなやかなナイロンリーダーを好んで使用しています。

柔らかい為、縛り易く、FGノットの様な摩擦系ノットも非常に組み易いです。

ブレイクラインの厳しい中禅寺湖ですが、岩には藻などが生えている為、触れた瞬間にスパッと切れる様なことはあまりありません。

16lb~20lbの強さのリーダを選択してみて下さい。

バリバス VEPショックリーダー[ナイロン](20lb)

程良く硬さがある為、縛り易く根擦れにも強く、クセが少ないので使う人を選ばない扱い易さがあります。

コンパクトなパッケージの為、フローティングベスト等にも収納し易くおすすめです。

ルアー選び

中禅寺湖で使用するルアーはある程度限られており、スプーン、ミノーが主流で状況によりメタルジグを使用することもあります。

中でも最も使用頻度が高いルアーはスプーンで14g~25g程の重さを用意しておけば、大部分のエリアで使用出来ます。

ランディングネット(タモ)選び

レイクトラウトは他のトラウトと比較すると大型サイズになる為、通常の渓流用のタモを持っていくとランディングの際に、アベレージサイズの魚でも入り切りません。

レイクトラウト専用のランディングネットはありませんが、サクラマス用のランディングネットを使用すると70㎝クラスの魚がヒットしてもしっかりとランディング出来ます。

ツリモン TMストリームネットⅡ(SAKURA)

他の高級ランディングネットと比較すると少々安価な見た目ですが、木製のランディングネットで低価格を実現している為、コスパの高い製品です。

フローティングベストの背中にあるD管に装着する場合は、各メーカーより販売してあるマグネット式金具を用意すると便利です。

その他に必要な道具一覧

ポイント
  • ウェーダー

  • 偏向グラス

  • 熊鈴

  • プライヤー

  • フローティングベスト

まとめ

中禅寺湖では岸からでも80㎝オーバーの魚を狙う事ができ、非常に魅力的なフィールドです。

また観光地でもある為、周辺施設も充実しておりレストランや帰りに日帰り温泉を利用することも出来ます。

是非一度、最低限のタックルを用意してチャレンジしてみて下さい。

紹介アイテム一覧

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