カワハギを捌きやすい包丁おすすめ6選!人気なステンレス製も!

カワハギは釣って楽しく食べておいしい魚ですが、独特な魚体に分厚い皮もあるので、捌き方がほかの魚と少し違います。

特に肝をおいしく食べたいなら繊細な作業も必要になるので、カワハギ用に包丁を用意するのがおすすめです。

魚を捌くための包丁は様々ありますが、カワハギを捌くにはどういった包丁が適しているのでしょうか。

そこで今回はカワハギをおいしく食べるための包丁について、選び方やおすすめ商品をご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

カワハギを捌きやすい包丁を使うメリット

手持ちの包丁で捌くこともできますが、カワハギの場合は専用の包丁を用意するメリットが大きいです。

カワハギに合わせた包丁を選ぶメリットは、具体的にどういった点があるのでしょうか。

綺麗に捌ける

カワハギは筋肉にあたる部分が薄く、正確にさばかないと身が潰れてしまったり、身を外しきれないことも多いです。

三徳包丁などでも捌くことはできますが、無駄なく捌くのは難しいでしょう。

特に薄造りで刺身にする場合は身をきれいに切り出す必要があるので、カワハギを捌くのに適した包丁を使うメリットが大きいです。

肝を取り出しやすい

カワハギは、新鮮なものなら肝も肝和えや肝醤油にしておいしく食べられますが、とても繊細で切り出すのが難しいです。

これも三徳包丁などでは失敗することが多いので、カワハギ用に適した包丁を用意することで捌きやすくなります。

可食部が少ないため処理する枚数も多くなりますし、作業しやすい包丁を用意しておくのがおすすめです。

包丁の切れ味を維持できる

カワハギを捌く場合、皮にざらつきがあり、骨に触れることでも包丁の切れ味を少しずつ悪くします。

1匹処理する程度ではそこまで切れ味に影響ありませんが、複数おろすと切れ味が落ちてしまい、他の作業に使いにくくなってしまいますよね。

作業ごとに使い分けることで調理中に研ぐ必要がなくなり、スムーズに調理できるようになります。

カワハギを捌きやすい包丁の選び方

包丁は調理方法によって適した形状があり、最近は使用している素材にもこだわって作られるようになりました。

では具体的に、カワハギ用にはどのようなものが適しているか解説します。

小出刃・出刃包丁が最適

出刃包丁は魚を捌くときによく使われ、三枚おろしなど、身を骨からはがすような作業などに向いています。

カワハギをさばく作業で最も難しいのは薄い身を骨からはがす作業なので、出刃包丁であれば無駄なくおろしやすいでしょう。

刃先が尖っているので細かい作業にも向いていて、骨を断つのにも適しているのもメリットです。

通常の出刃包丁でも十分捌くことはできますが、カワハギは大きい魚ではないため、カワハギ専用に買うなら小出刃包丁もおすすめです。

刃渡り10~12cmもあれば十分カワハギを捌くことができ、細かな作業にも対応できます。

小出刃包丁はアジやサバを捌くときにも適しているので、釣り人なら1本持っておいて損はないでしょう。

包丁の素材

近年包丁の素材も様々あり、快適に使用するには素材ごとの特性に合わせて選ぶ必要があります。

出刃包丁として一般的なのは鋼製で、骨を断ったりウロコを落とすなどしても切れ味が落ちにくく、魚を捌くのに向いています。

反面サビに弱いため、使用後はしっかり水気を取り、風通しのいい場所で保管するなど配慮が必要です。

最近は軽量でサビに強いステンレスも多く、カワハギであればそこまで硬い骨もないので、ステンレスでも十分作業できるでしょう。

ただし切れ味が落ちやすいので定期的に研ぐ必要があるため、包丁を研ぐのが苦手な方にはおすすめしません。

持ち手の素材

調理をするうえで包丁の持ち手は非常に重要で、場合によっては上手く作業できない場合もあるので、少しこだわるって選ぶのがおすすめです。

出刃包丁は木製の柄を使用したものが多く、軽くて濡れても滑りにくいため、魚を捌く作業に適しています。

ただし、洗った後にしっかり乾燥させないと劣化してしまうので、使用頻度が多い場合はメンテナンスに少々気を使うでしょう。

持ち手までステンレスで出来たものもあり、メンテナンス性と耐久性に優れるものの、滑りやすいので通常魚を捌く場合にはおすすめしません。

ただしカワハギは身に脂が少ない魚なので、ほかの魚を捌くときに比べると滑りにくく、カワハギ専用に包丁を用意する場合は問題ないでしょう。

カワハギを捌きやすい包丁おすすめ6選

上記したポイントを踏まえて、カワハギ用におすすめの包丁をピックアップしてご紹介します。

初心者向けから本格的なものまで様々なグレードからピックアップしたので、ぜひチェックしてくださいね。

【刀舟技研】
出刃包丁 房近 一級 135mm(13123)

引用:Amazon

職人によって仕上げられた、魚の処理も手を抜きたくないこだわり派の方におすすめの出刃包丁です。

伝統の江戸研ぎにより滑らかな切れ味なので、繊細に身をはがしたいカワハギの処理にも適しており、切れ味の持続性にも長けています。

刃渡り13.5cmと大きすぎず小さすぎないので、カワハギ以外にも使いやすく、釣り人が用意する包丁として適したサイズです。

【藤次郎】
プロ DPコバルト合金鋼2層複合 小出刃 105mm(F-633)

引用:Amazon

価格を抑えても本格的な使い心地を損ないたい方におすすめの、ステンレス製小出刃包丁です。

刃渡り10.5cmと取り回しのいい長さで、細かな作業にも対応しやすく、左右非対称なので握りやすさも意識されています。

グリップまでステンレスなのでメンテナンス性もよく、使用頻度が低い場合にもおすすめです。

【藤寅作】
小出刃 120mm(FU-634)

引用:Amazon

切れ味と耐久性、使い勝手をバランスよく両立した、普段使いにもおすすめのステンレス製小出刃包丁です。

刃渡りは12cmで、小さな魚をおろして調理するまで可能なサイズになっており、これ一本で幅広い作業に対応できます。

手ごろな価格でしっかり使いこなすなら、このクラスの包丁がいいでしょう。

【貝印】
KAI 出刃包丁 関孫六 銀寿 本鋼 105mm(AK5200)

引用:Amazon

価格も手ごろで、木製の握りを採用したベーシックな見た目の小出刃包丁です。

こだわりの鍛造製法で仕上げられた鋼材を使用し、切れ味と強度が高く、価格以上の使い心地に仕上がっています。

低価格ながら基本的な作りはしっかりしているので、こまめに適切な手入れをしながら使用すれば、高級な包丁にも劣らない使い心地を得られるでしょう。

【大澤刀剣】
関鍔蔵作 小出刃包丁(ST301)

引用:Amazon

ステンレス刃と木製の握りを組み合わせ、手ごろな価格ながら十分使える小出刃包丁です。

ステンレス製の刃はサビに強く、切れ味は落ちやすいものの刃付けもしやすいので、手入れがしやすいメリットもあります。

たまの釣りでの獲物を調理するために、キッチンに一本置いていきたいという場合は、こういった包丁もおすすめです。

【エコー金属】
ミニクック 小型 小出刃包丁(0349-490)

とにかく安いものを探しているという方におすすめの、超安価なステンレス製小出刃包丁です。

しっかりした包丁には敵いませんが、魚を処理するには十分な切れ味があり、なにより使い捨てに出来るほど価格が安いです。

この価格であれば、釣り場で魚を処理する場合にも、劣化の心配なく使用できますね。

カワハギの捌き方

カワハギは、調理方法によっていくつかの捌き方があります。

基本は3枚卸で、頭と内蔵を外し血合いも処理したら、背びれの付け根の骨を避けて包丁を入れて、3枚におろします。

血合い骨を避けるようにして切り出せば、左右上下で4枚の身が取れる5枚おろしの形になります。

刺身にする場合は、さらに身に残っている薄皮も引いて処理しましょう。

煮付けにする場合の処理は身を外す必要がなく、トゲを落とし皮を剝いだ形にするのが一般的です。

頭の付け根の上下にあるトゲを落とし、下の切り口から口にかけて皮を剥がし、側面も剥いたら内臓を出して完成です。

いずれの方法でも、皮が剥ぎにくい場合には、皮を剥ぐ前にヒレも外すことで、手早く皮を剥ぐことができます。

まとめ

カワハギは非常においしい魚ですが、捌くのに少し技術が必要で、適した包丁も用意するべきだと言えます。

紹介したような包丁であれば、カワハギ以外の魚を捌くのにも使えるので、釣りを楽しむ方はぜひ用意して、獲物をおいしく味わってくださいね。

紹介アイテム一覧

カワハギを捌きやすい包丁の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

刀舟技研
出刃包丁 房近 一級 135mm(13123)
藤次郎
プロ DPコバルト合金鋼2層複合 小出刃 105mm(F-633)
藤寅作
小出刃 120mm(FU-634)
貝印
KAI 出刃包丁 関孫六 銀寿 本鋼 105mm(AK5200)
大澤刀剣
関鍔蔵作 小出刃包丁(ST301)
エコー金属
ミニクック 小型 小出刃包丁(0349-490)