コルクグリップのエギングロッドおすすめ15選!手入れ補修のメンテナンス方法も紹介!

エギングロッドを選ぶときには性能だけでなく見た目を重視する方も少なくないでしょう。

様々なデザインのロッドが販売されていますがクラシカルな雰囲気を持ったコルクグリップのロッドは昔から人気があります。

そこで今回は握った感触も良いコルクグリップを搭載したエギングロッドについてお話させて頂きます。

コルクグリップのメンテナンス方法やおすすめ商品なども記載しましたのでロッド選びの参考にして頂ければ幸いです。

九野栄才
執筆者
  • 釣り歴20年
  • 年間釣行300日超え
  • 大会出場歴あり

和歌山県をホームに、ほぼ毎日ルアーフィッシングを楽しんでおります。 バスフィッシングを中学生から始め、ルアーで釣れた時の感動が忘れられず、今では釣りは日課となっています。 現在はシーバス・エギングなどのルアーで狙えるターゲットは幅広く釣っています。インスタグラムもやっています。

目次

コルクグリップとは

コルクグリップとはコルク樫(コルクガシ)という木の樹皮を加工してグリップの素材として使用したモノです。

天然素材ならではの手触りで握りやすく、手に馴染む感覚が得られるのが特徴です。

コルクはグレードに分けられており、グレードが上がるにつれて手触り、風合い、見た目の美しさ、耐久性がアップします。

コルクグリップとEVAグリップの違い

コルクグリップのロッドは見た目がクラシカルでナチュラルな雰囲気を持っています。

グリップ力が高く触った質感も素晴らしいのでロッドを持つと手に馴染みます。

汚れが目立つ欠点も持っていますが使い込むとコルク特有の味が出てくるので愛着が湧いてくるでしょう。

一方、EVAグリップのロッドはスタイリッシュでかっこいい雰囲気を持っています。

触ったときの質感が柔らかいのでコルクグリップよりも好きという方も大勢います。

コルクと違って汚れても洗いやすいメリットを持っており実用性を重視した素材といえるでしょう。

このようにコルクグリップとEVAグリップは見た目と実用性に大きな違いを持っています。

コルクグリップのエギングロッドを使うメリット

釣り気分が盛り上がる

最近のロッドはコストを重視しているのでコルクグリップよりもEVAグリップを搭載する傾向が強くなっています。

その為、釣り場に持ち込むと他人とは違う優越感を味わえるので釣り気分が盛り上がります。

自然に溶け込むナチュラルな雰囲気を持っているので大自然の中でエギングを楽しんでいる実感も大きくなるでしょう。

ロッドに愛着が湧いてくる

コルクグリップ使い込むほどに味が出て自分だけのロッドに仕上がっていきます。

EVAグリップのように使い倒した感じがしないので劣化したと感じることがありません。

握っている部分が少しずつ黒ずんで独特の風合いが増してくるので愛着も沸いてくるでしょう。

使用しなくなったロッドをインテリアとして飾って眺めているだけでも良い思い出が蘇ります。

長く使用することができる

コルクは硬いものにぶつけたり、擦れたりすると欠けてしまいますが補修材で簡単に修復することができます。

かすり傷が付いてもヤスリを掛けると綺麗になるのでメンテナンスを怠らなければ長く使用することができるでしょう。

EVAグリップのように補修できないことはないので釣り場で余計や気を使う必要がありません。

濡れた手で触っても滑らない

エギングでイカを陸に揚げた瞬間、不意にスミを吐かれた経験をお持ちの方も多いことでしょう。

手を洗って濡れたままロッドを持ってもコルクグリップでしたら滑る心配がありません。

エギをしゃくっている最中に勢いでロッドを落してしまうミスを防ぐことができます。

雨の日でも安心して派手なしゃくりを入れながらイカにアプローチすることができるでしょう。

寒い日でも温かみを感じる

コルクグリップのロッドに持ち替えれば寒い日でもキンキンに冷えて持ったときに冷たいと感じにくくなります。

釣りを続けていると体温で暖まってきますし、天然素材特有の温かみを感じます。

気温が不安定な春先に親イカを狙うシーンや秋から春にかけてナイトゲームで狙うヒイカ釣りも快適にこなせるでしょう。

コルクグリップのエギングロッドを使うデメリット

雨の日の釣行が多いとパテが剥がれる

コルクが欠けたときに補修するパテはほとんどが水溶性ですから雨の日の釣行が多いと剥がれてしまいます。

せっかく手間暇を掛けて補修してもまたやり直しを余儀なくされるのでストレスを感じてしまいます。

パテ山を削るのが大変ですが思い切ってウッドエポキシを使って補修することも検討すると良いでしょう。

メンテナンスの手間が掛かる

コルクグリップは欠けやすく汚れやすい弱点を持っているのでEVAグリップのように使いっぱなしという訳にはいきません。

何度も修理して長く使えるメリットの裏にメンテナンスをするデメリットが存在します。

ただし、大きな陥没や掛けが発生しなければ汚れ落し程度のメンテナンスで済むので初心者でも苦労することはないでしょう。

スミ汚れが目立つ

コルクは天然素材で表面に凹凸がありますからスミで汚れると簡単に洗い流すことができません。

アオリイカやコウイカは大量のスミを吐くことが多いのでグリップ回りが汚れてしまうと洗浄に手間が掛かります。

水での洗浄と乾燥を繰り返しているとコルク痩せて穴かできたりポロポロと剥がれることがあるので注意が必要です。

コルクエギングロッドのメンテナンス(手入れ・補修)

メラミンスポンジ

引用:Amazon

コルクグリップは、使用していると手垢や埃などで黒ずんできます。

使用には問題はないのですが、やはり綺麗な状態で釣りをしたいですよね。

そんなグリップの汚れを簡単に落とせるのが「メラミンスポンジ」です。

天然素材であるコルクは、洗剤などの化学製品を使わない方が良いとされています。

水だけでキレイに汚れを落とせるメラミンスポンジはコルクグリップのメンテナンスに最適なんです。

紙やすり

引用:Amazon

コルクグリップのメンテナンスとして定番なのが、紙やすりで磨くことです。

コルクグリップは使用と共に汚れたり、表面がボコボコになってきます。

紙やすりで表面を削ることで面を整え、コルク本来のツヤを取り戻すことができます。

しかし、やりすぎるとどんどんすり減ってしまうので、目に細かい紙やすりで少しだけ磨くようにしましょう。

パテ

引用:Amazon

コルクは天然素材なので、使用するにつれて目抜けがおこり、穴ができてしまいます。

製品によってバラつきがあり、目抜けの大きさは様々になります。

そんな目抜けしたコルクを補修するアイテムが「パテ」です。

穴の開いた部分に塗るだけで埋めることができ、色もコルクに馴染むので、自然な仕上がりにすることができます。

水性タイプは釣りには不向きなので、購入する際には水性以外のものを選びましょう。

うすめ液

コルクグリップの黒ずみが目立ってきたらうすめ液を使うことで汚れを落すことができます。

準備するものはタオルとエポキシコート専用の薄め液だけで特に技術も必要ありません。

ラッカー系のうすめ液はロッドの塗装を剥がしてしまうので使用しないで下さい。

作業自体は簡単でタオルにうすめ液を染みこませて汚れを拭き取るだけです。

コルクを強く擦りすぎたり、直接薄め液を掛けてると傷めてしまうので注意して下さい。

コルクグリップのエギングロッドの選び方

グリップ形状

セパレートグリップ

セパレートグリップはロッドの自重を軽くすることができるので感度が上がりイカパンチやエギの動きを的確に掴むことができます。

操作性も向上するので派手なしゃくりも軽快に行えるメリットをもたらしてくれるでしょう。

また、コルクの使用量も減るのでロッドの価格が低くなる傾向がみられます。

ただし、ストレートグリップよりもロッド全体のバランスが悪くなるというデメリットをもっています。

特にロングロッドは持ち重りを感じやすくなるので場合によっては使いにくさを感じるでしょう。

ストレートグリップ

重量だけを比較すればセパレートグリップに比べて重くなるのですが、リールを付けたときのバランスが良くなります。

重心が手元に近づきティップが浮くのでエギの操作性が上がるメリットをもたらしてくれるでしょう。

また、握る場所を選ばないので様々なスイングでキャストすることもできます。

リールシートより下の部分全体がコルクで覆われているのでロッドスタンドに立ててもブランクスに傷が入りません。

このように多くのメリットを持っていますがコルクの使用量が多くなるので価格が高くなる傾向がみられます。

長さ

長さはエギングに最適な8.6fを基準とし、フィールドに合わせて選択して下さい。

漁港のように足場が低く、遠投の必要が無い場合は7~8fのロッドが適しています。

逆に足場が高い堤防やテトラ帯、岩が点在する磯などは遠投性にも優れた9fクラスのロッドが適しています。

別の記事にエギングロッドの長さについて詳しくまとめてありますからこちらを参考にして下さい。

硬さ

エギングロッドは使用するエギの重さや状況によってUL~MHを使い別けることになります。

キャストするエギの重量や狙うイカの種類などに応じてロッドの硬さを選んで下さい。

使用頻度の高いエギは3.0~3.5号ですから初めてエギングロッド購入する方はMLを選択すると良いでしょう。

エギングロッドの硬さを紹介した詳しい記事があるのでこちらを参考にして下さい。

コルクグリップのエギングロッドおすすめ15選

【プロトラスト】
ジャークマスターエギ802L

お手頃な価格で購入でき、気軽にエギングを楽しむことができるモデルです。

よく曲がるライトクラスパワーと、エギングロッドとしては短めの8フィートレングスにより、非常にキャストしやすく、バラシの少ない1本となっています。

コルクグリップを使用したことがない、コルクに不安があるといったアングラーのお試しロッドとしてもオススメです。

【ゼニス】
シュレム SCH-S-802ML NANO

中弾性ナノカーボンを使用した、しなやかで粘りのあるブランクスが特徴のモデルです。

エギングロッドをベースに、ターゲットを絞らずあらゆる魚を狙うために開発されており、汎用性の高さが特徴です。

2.5〜3.5号クラスのエギを駆使し、オールシーズンバーサタイルにイカが狙える1本です。

AAAクラスのハイグレードコルクグリップが、使い込むほどに「味」を出してくれるでしょう。

【ブリーデン】
モンスターコーリング KMC83H

一切の贅肉を削ぎ落とし、エギングロッドとは思えないほど強靭なパワーを持たせたモンスターモデルです。

鍛え上げられた筋肉のようなブランクスが、エギをはるか遠くに飛ばし、ディープエリアからでもしっかりとモンスターを引き上げます。

エギのみならず、40g近いメタルジグまでも使用でき、ロックフィッシュや青物さえも狙えます。

【アブガルシア】
ズームサファリZMSS-805M

フィールドを問わず、その場の釣れる魚全てに対応できるマルチピースロッドです。

しゃくりやすくアクションのつけやすい8フィートレングスに、あらゆるエギをキャストできるミディアムパワーを備えたバーサタイルモデルです。

性能だけでなく、デザインにもこだわった、釣りを楽しむための1本となっています。

【パームス】
ショアガンエボルブ SFTGS-86ML・EG

繊細でシャープなブランクスで、2.5号、3号クラスのエギが快適に使用できるモデルです。

繊細なフィーリングながら3.5号クラスのエギも十分に使用でき、新子サイズから3キロオーバーのランカーサイズまで対応できます。

手の届きやすい価格ながら、ワンランク上の使用感を得られるコストパフォーマンスの高いロッドに仕上がっています。

【ダイワ】
セブンハーフ76MS

全てのラインナップがセブンハーフ(7フィート半)に統一されたマルチゲームパックロッドです。

魚種、フィールド、フィッシングスタイルにとらわれず自由に釣りを楽しむことができます。

エギングにおいてはやや短めで、軽快な振り抜きでキビキビとしたアクションがつけやすいロッドです。

使用頻度が高い3.5号クラスまでのエギが難なくキャストでき、幅広いシチュエーションに対応できます。

【シマノ】
セフィア エクスチューンS82ML

シマノハイクラスエギングロッド「セフィアエクスチューン」の中で、汎用性と操作性を高次元でまとめたモデルです。

「ハイパワーX」と「スパイラルXコア」により締め上げられたブランクスは、細身ながらも力強い反発力を発生させます。

自重の軽さとバランスの良さが驚くほどエギを軽快にアクションさせ、わずかなアタリも手元に伝えてくれます。

【シマノ】
セフィア エクスチューンMB S86ML

セフィアエクスチューンの中で最もスタンダードなスペックと言える「S86ML」をベースに、仕舞寸法50cm台のモバイルロッドとして仕上げたモデルです。

パックロッドであることを忘れてしまうような軽さと綺麗なベンドカーブが特徴となっており、メインロッドとしても使用できる1本です。

3.5号を中心に、さまざまなエギを使いこなし、大小問わずイカを釣ることができます。

【シマノ】セフィア CI4 S806M-S

引用:Amazon

フードとシートの間に生じる段差を無くすことで長時間、エギをシャクリ続けても疲れないよう仕上げたロッドです。

操作性の良いセパレートタイプのグリップを搭載しているので繊細なアクションでアプローチすることができます。

黒と赤を基調としたデザインの中にコルクのクラシカルな雰囲気が上手くマッチしており保有する喜びも味わえます。

【シマノ】ワールドシャウラ2831R-2A

引用:Amazon

繊細なアタリや着底の感触を見逃さない高感度に仕上げられているロッドです。

水温低下によってアタリが鈍くなったアオリイカや新子シーズンでも積極的に掛けにいけるでしょう。

レギュラーテーパーのロッドですが、ベリーにパワーをもたせてあるので潮の流れが早い場所でもトルクを生かしてしゃくれます。

【林釣漁具製作所】モンキースティック・クラシック エギングロッド

引用:Amazon

バンブー風のナチュラルな塗装とウッド、コルクグリップが趣のある雰囲気を醸し出すエギングロッドです。

操作性に優れた硬さとハリをもっていますが、イカを掛けると負荷で綺麗に曲がりますから身切れの心配がありません。

リールフットに傷が入らないよう、アルミフードの内部には樹脂パーツを装着しているので高級リールも安心して使えます。

【スクイッドマニア】ゼロエヴォ 麗 802Venus LM

引用:Amazon

非常に柔らかいスローテーパーのエギングロッドですが特有のパワーとトルクを持っているので大型のアオリイカも寄せられます。

穂先からベリー、バットとゆっくり曲がっていくので強引に寄せても身切れしにくいのが特徴です。

取り回しも良いので漁港から地磯までどんな場所でも快適に使用できるでしょう。

【カンジインターナショナル】月弓 705 OMORIG SPEC

引用:Amazon

オレンジとライムグリーンに塗り分けられたティップでアタリをとり、積極的に掛ける釣りが楽しめるロッドです。

負荷が掛かるとスムーズな曲がりをみせるので派手なしゃくりを繰り返しても手首への負担が軽減されます。

4軸カーボンクロスでブランクスを補強しているので復元力が高く操作性にも優れています。

【パームス】アーマークラッドTR 70ULソリッドSP ASGS-70ULSS

引用:Amazon

バット部分をカーボンテープで補強し、ティップランやジャーク、アワセなどでパワーロスを感じにくく仕上げたロッドです。

フレア形状のコルクグリップは非常に持ちやすく、思い通りにエギを操作することができます。

バットには足の高いガイドを搭載しているのでラインの放出がスムーズでトラブルも軽減してくれます。

【テイルウォーク】クリムゾン S82ML-F

引用:Amazon

3.0号のエギをシャープにダートさせてフォールで抱かせる釣りを初心者でも再現できる操作性に優れたロッドです。

手触りが良く高級感のあるコルクグリップを搭載しているのでワンランク上の使い心地が味わえるでしょう。

長いセパレートグリップを搭載しているので脇挟みスタイルでエギをしゃくることもできます。

まとめ

コルクグリップのエギングロッドは使うほどに味が出て愛着が沸いてきます。

EVAグリップと違って補修することができるので長く使用することもできます。

また、クラシカルな雰囲気を持っているので保有する喜びも味わえるでしょう。

紹介アイテム一覧

コルクグリップのエギングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

プロトラスト
ジャークマスターエギ802L
ゼニス
シュレム SCH-S-802ML NANO
ブリーデン
モンスターコーリング KMC83H
アブガルシア
ズームサファリZMSS-805M
パームス
ショアガンエボルブ SFTGS-86ML・EG
ダイワ
セブンハーフ76MS
シマノ
セフィア エクスチューンS82ML
シマノ
セフィア エクスチューンMB S86ML
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