漁港のヘチから餌を落とし込みクロダイを探り歩く釣り“落とし込み釣り”
落とし込み釣りは、警戒心の強いクロダイに悟られぬよう細心の注意を払いながら微小の餌を落とし込み、バイトするや否や強烈なファイトへと激変するスリリングなゲームです。
徒歩での移動が絶対条件の釣りですのでスグに出せてスグに使える手返しの良い収納グッズの運用が好釣果のカギ。
本稿では落とし込み釣りの収納グッズの決定版“落とし込みベルト”の解説と選び方、そしておススメを厳選しご紹介します。
- 海外遠征経験あり
- 釣り歴30年
- 年間釣行100日程
千葉県在住の中年アングラー。 幼少期はブラックバスやブルーギル釣りを嗜む。 現在は、国内外を旅をしながら釣り歩くのがライフワーク。 ルアーやヘチ釣りのような隙間時間にふらっと行ける釣りを好む。 海外遠征経験は、中国、モンゴル、タイ、台湾、ミャンマー、ラオス、韓国等。
落とし込みベルトを使うメリット
優れた携帯性
落とし込みベルトは普通のベルトのように腰に巻いて使う釣り具を携帯する収納グッズ。
たも網やストリンガーから、ナイフやプライヤーやオモリやハリ、餌箱など多種多様な道具を携帯できます。
落とし込みベルトを腰を装着すれば、落とし込み釣りに使う道具をすべて携帯することが可能なので釣りの幅を広げてくれるでしょう。
自分ならではのアレンジが可能
落とし込みベルトはDカンや拡張システムがついているモデルがほとんど。
自分のお気に入りのタックルケースやドリンクホルダー、タモ網ホルダーなどが取り付けられます。
小型のミリタリーバッグをタックルケース代わりにアクセントとしてベルトに取り付けたりと個性を楽しめるのも魅力です。
動きやすい
落とし込みベルトは身体に密着していますので、肩掛けのバッグに比べ動きやすく歩行やフッキングの邪魔になりません。
特にクロダイ釣りは緩急が激しい釣りですので、微細なアタリから思いっきりフッキングをして豪快なファイトを行いますので動きやすさは重要な要素です。
落とし込みベルトの選び方
強度
屋外海沿いでの使用が基本ですのでバックルの防錆効果とベルト自体が劣化しにくい素材であることが条件です。
ベルトは幅が広く少し厚い素材を使用しているものが使っていて安心。
ただ、あまり強度にこだわりすぎると重量がかさむモデルになるのでご注意ください。
Dカンの多さ
カラビナやフックをかけられるDカンが多いモデルは、いろいろなギアが取り付けられますのでとても便利。
Dカンがないモデルや少ないモデルよりも、「少し多すぎるかも」と思えるようなモデルが理想的です。
ドリンクホルダーの有無
クロダイの落とし込み釣りの最盛期は夏。
クロダイの落とし込み釣りは集中力が重要ですから、熱中するあまり水分補給を疎かにしがちです。
ドリンクホルダーを腰に携帯するとスグに飲み物を飲めますので、熱中症のリスクを軽減できます。
モールシステムの有無
モールシステムとは登山バッグやミリタリーリュックに標準装備されている拡張システムの事です。
モールシステムに対応した小型バッグや、ドリンクホルダーなどが釣具だけでなくアウトドアグッズ全般で発売されているので色々なデザインのモデルがあります。
使いやすさの追求だけでなく、自分の感性にフィットしたバッグをベルトに取り付けたりとアレンジの幅が広がります。
落とし込みベルトは自作できるか？
結論から説明すると落とし込みベルトの自作は可能です。
しかも見かけにこだわらない限り、かなりコストを抑えられますのでDIYが好きな釣り人におススメです。
材料はホームセンターと100均でほぼそろいます。
材料
布製のベルト
ベルト付きのカラビナ
ベルト通し付き小物入れ
ドリンクホルダー
ロッドホルダー
作り方
①布製のベルトを自分のウエストに合わせて切る。
②ベルト付きのカラビナを数個ベルトに取り付ける。
③ベルト通し付きの小物入れをベルトに通す。
④ベルト通し付きのドリンクホルダーをベルトに装着する。
⑤ロッドホルダーをベルトに装着する。
落とし込みベルトおすすめ10選！
【Enjoy Youth】
フィッシングベルト
価格が1000円未満で販売されているコスパに優れた落とし込みベルト。
廉価ながら高密度ナイロンで作られていますので強度は申し分ありません。
また、ベルト付きカラビナが標準装備なのでプライヤーやメジャー、フィッシュグリップなどをぶら下げればスグにつかえて便利です。
【fesley】
フィッシングベルト
カラビナフック2個とドリンクホルダーが標準装備された落とし込みベルト。
特にドリンクホルダーが秀逸でいろいろなサイズの水筒にフィットするように作られています。
また、カラビナの耐荷重量が1.5㎏と強く安心感があります。
【fesley】
フィッシングベルトホルダー フリー
色々な水筒のサイズにフィットするドリンクホルダーと耐荷重量が1.5㎏のカラビナ、そして便利な小物入れが標準装備の落とし込みベルト。
拡張しなくても十分使えますが、タモ網ホルダーをつけると更に釣りの幅が広がるでしょう。
コスパにも優れているので特に初心者におススメです。
【Dhana Style】
多機能 ウエスト ベルト
カメラから釣り、キャンプなどアウトドア全般で役立つ機能的なベルト。
もちろん落とし込みベルトとしての使用にもマッチしています。
むしろ、専用よりも気が利いている充実したモールシステムが魅力的です。
色々なアレンジができる使っていて楽しいベルトです。
【Kiowon】
多機能 タクティカルベルト
D型のバックルやカラビナ、D型バックルや充実したモールシステムが自分の釣りのスタイルに合ったカスタマイズを可能にしているベルトです。
太さがあり頑強な作りになっているので、落とし込みようとしては最適です。
カスタムに興味のある中級者に特におススメしたくなるモデルです。
【Booms Fishing】
FB2 フィッシングベルト
Dカン2個、カラビナ2個が標準装備されている落とし込みベルト。
ベルトの太さがベルト通し付きの小物入れにジャストサイズですので、拡張しやすく色々遊べます。
バックルは取り外しがカンタンなサイドリリースバックルを採用しているので、思ったらワンタッチでスグに腰に装着できるので便利です。
【SHIMANO】
フィッシングベルト AC-004Sベルト
脱着に便利なサイドリリースバックルと、様々なギアが取り付け可能なモールシステムを採用している釣り人の遊び心をくすぐる落とし込みベルト。
カラーバリエーションも黒が多いフィッシングベルトの中で、黒とスモークベージュなど様々なカラーバリエーションがあるオシャレなモデルです。
【PRO MARINE】
落とし込みベルトDX
脱着可能なポーチが標準装備された落とし込み専用ベルト。
太さも餌箱を付けるのにちょうどよく、拡張性も高いので落とし込み釣りをする際に欲しい機能が凝縮されています。
初心者から上級者まで選ばず使いやすいモデルでしょう。
【DAIWA】
フィッシングベルト 全魚種対応
様々な道具との相性が抜群な絶妙な太さのベルトにDカンとカラビナがついた拡張性に優れた便利なモデル。
もちろんベルトの太さを選ぶ保温機能付きの餌箱もほとんどの種類がシッカリ取り付けられます。
【DAIWA】
UTベルト DA-4322 ブラック
気が付くと荷物が多くなり腰への負担が大きくなる落とし込みベルトの悩みを一気に解消してくれる腰サポート機能が充実しているモデル。
別売りのUTベルトと合体させると腰巻式ライフジャケットがずり落ちにくくなるので便利です。
もちろん他の落とし込みベルト同様に拡張背機能も充実しています。
まとめ
ヘチ際を歩きながらクロダイを探る釣り方である落とし込み釣りでは、歩きやすく小物や道具を携帯できる落とし込みベルトの有無で釣果が変わります。
本稿を参考に自分のスタイルに合った落とし込みベルトを見つけて頂けたら幸いです。
落とし込みベルトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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