コルクグリップのバスロッドおすすめ8選!手入れ補修のメンテナンス方法も紹介!

ロッドを購入する時にグリップデザインを決め手とするアングラーは多いのではないでしょうか。

グリップの多くはEVAとコルクグリップのどちらかとなっており、更に、セパレートタイプとストレートタイプのデザインに分かれます。

コルクグリップはクラシカルな雰囲気を漂わせることが出来るので、昔からオリジナルでコルクグリップへ交換するファンもいるほど、人気なグリップです。

今回はそんなコルクグリップのおすすめバスロッドと、コルクグリップに欠かすことが出来ない手入れ補修とメンテナンス方法をご紹介します。

ポイント
  • コルクグリップのメリットとデメリットが分かる

  • コルクグリップのメンテナンス方法が分かる

  • コルクグリップのおすすめバスロッドが分かる

落合宗一
執筆者
  • バス釣り歴20年
  • 年間釣行100日超え

中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。

コルクグリップとは?EVAとの違い

コルクグリップとは?
  • コルクガシの樹皮から作られる天然素材

  • 軽くて、肌ざわりが良く、高級感がある

  • 天然素材のため、全くの同一は無し

コルクグリップはEVAと異なり、天然素材でできています。

コルクグリップは、コルクガシの樹皮で出来ており、天然素材故に全く同一なものは存在しません。

コルクは、その質の高さでグレード分けがされており、高級ロッドには特に質の高いグレードのコルクが使われているので、軽くて肌ざわりが良く、高級感を出すこともできるのが特徴です。

逆にEVAはエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂の略で、人口的に作り出されたスポンジ製のグリップです。

コルクグリップよりもクッション性に優れている他、耐久性が高いのが特徴です。

また、人口素材なので、品質のバラツキが少ない点もEVAグリップの特徴と言ってよいでしょう。

バスロッドはコルクとEVAのどちらが人気?

コルクとEVAのどちらが人気なのか?をタックルノートが独自にバスアングラーにアンケート行った結果です。

グラフの通り、6割を超える釣り人がコルクを好んで使っており、非常に人気であることがうかがえます。

バスロッドコルクグリップのメリット・デメリット

人気のあるコルクグリップですが、すべての面で優れている訳ではなく、デメリットもあるため、特徴について解説します。

自分にはどっちが合っているか?をよく考えて後悔しないロッドを選んでくださいね。

メリット

ポイント
  • 肌ざわりが良く、軽い
  • ロッドに高級感が出せる
  • 滑りにくく、水切れがよい

コルクグリップを使用するメリットは、コルクグリップの独特の肌ざわりの良さとグリップ周りの軽量化、そして、ロッドとしての高級感Upと言えるでしょう。

コルクグリップはEVAでは感じることが出来ない、硬いけれどもキメ細かい肌ざわりを実現することが可能であり、独特の使い心地を得ることが出来ます。

また、EVAグリップよりも材料としての重量が軽い為、ロッドとしてグリップ周りの軽量化にも繋げることが可能です。

そして天然素材故にロッド全体に高級感を与えることが出来るので、ロッドのルックスをグッと引き締めることが可能となります。

コルク自体が水に濡れても滑りにくく、水切れが良いので、釣り具にマッチしている素材と言えます

デメリット

ポイント
  • 水に弱くて汚れやすい
  • 品質にバラツキがある
  • メンテナンスを怠ると汚れて見える

コルクグリップのデメリットは、長時間の浸水に弱くて汚れやすい点と品質にバラツキが大きい点と言えるでしょう。

コルク自体は水に強い素材ではないため、濡れた状態が続くとコルク自体が痩せてしまい、グリップが細くなってしまう可能性があります。

このため、コルクグリップのロッドはメンテナンスを行い、グリップ痩せを防ぐ必要があります。

また、基本ブラックで作られているEVA異なり、コルク自体が薄いベージュ色となるので、ロッドに付着した手垢などの汚れが目立ちやすく、きれいな新品のコルク状態を維持するのは非常に困難です。

コルクが天然素材であるため、グレード分けされている中でも品質のバラツキが出てしまうもの覚えておくと良いでしょう。

コルクグリップのメンテナンス方法(手入れ・補修)

メラミンスポンジで汚れ除去

ポイント
  • 最も簡単な手入れ方法の一つ

  • メラミンスポンジに水を含ませて擦るのみ

  • 使いすぎは目抜けやコルク痩せの原因になる

どうしても汚れが目立ってしまうコルクグリップの汚れを取る簡単な方法が、市販されているメラミンスポンジを使用することです。

メラミンスポンジ自体は釣り具用品ではありませんが、汚れを取る能力が高く、汚れが目立ちやすいコルクの手入れには非常に便利なアイテムです。

使い方は簡単で、メラミンスポンジに水を少量含ませた状態でコルクコルクグリップを擦るのみです。

非常に簡単にコルクに付着した汚れを取ることが可能なので、日々の汚れを取る手入れとして非常におすすめな方法です。

唯一の懸念としては、メラミンスポンジ自体でコルクを擦るとコルク自体も非常に少しづつですが、汚れと一緒に削りとられてしまいますので、あまりにもコルクの目抜けや痩せがひどくなる場合は、パテを使用した補修を行う必要があります。

コルクの目抜けはパテで補修

ポイント
  • 目抜けにコルクパテを埋めて乾燥させる

  • 乾燥後に水や塗料うすめ液でふき取る

  • パテを多く使用する場合は、乾いたパテを紙やすりで削る

どの様なコルクでも目抜けは存在しており、新品のロッドを購入した時にはコルクパテでこの目抜けが補修され目立たなくなっている状態です。

ロッドに使用と共にこのパテが取れてしまい、目抜けが目立つようになってくる他、コルク痩せを加速させる要因となってしまいます。

補修方法として簡単で、目抜けの気になる部分にコルクパテを入れ込み、乾燥するまで待ちます。

乾燥した後は、水や塗料の薄め液しみこませたタオル等で余分なパテを拭き取りましょう。

また、コルクグリップ全体の目抜けを補修する場合は、グリップ全体にコルクパテを塗り、乾燥させます。

その後、グリップ全体を1000番以上の紙やすりを使用して整えると、新品に近い状態のコルクグリップに蘇らせることが可能です。

しつこい汚れは紙やすりで削る

ポイント
  • 1000番以上の紙やすりを使う

  • マスキングテープでグリップパーツを保護

メラミンスポンジでも取れない汚れに対する最終手段として、紙やすりに交換して汚れを使用して削り取る方法があります。

メラミンスポンジよりも多くコルクを削り取ってしまうため、塗料の薄め液やメラミンスポンジに中性洗剤を使用する等の方法も、事前に試しておくと良いでしょう。

可能な限り削りすぎを避けるため、1000番以上の紙やすりを準備し、細かい番手から順番に試し、汚れが落ちるものを使用しましょう。

また、紙やすりはメラミンスポンジよりグリップ自体に与えるダメージが多い為、グリップ周りのパーツを紙やすりで傷つけてしまう可能性もあります。

紙やすりの使用を行う場合には、コルク以外の部分にマスキングテープを使い、意図しない部分への傷の防止を行うことが大切です。

コルクグリップのバスロッドおすすめ8選

【シマノ】
スコーピオン

ブラックバスに限定しないフリースタイル用のロッドとして人気のモデルです。

セパレートグリップが一般化している中でもコルクストレートグリップが採用されているので、性能はもちろん、デザイン面においても高い評価がされているロッドです。

コルクグリップのエンド部分に、各モデルの番手の焼き印が入っているのもオシャレなポイントです。

【シマノ】
バンタム

シマノが本場アメリカまで見据えて作成したロッドです。

グリップ部分はベイトロッドとスピニングロッドの両方でコルクのセパレートタイプが採用されており、ブランクと共に非常に軽量化が図られているモデルです。

このロッドには粘り強いブランクが使われているので、トーナメントではもちろん、デカバスハンターからも人気が高いロッドです。

【シマノ】
エクスプライド

シマノの中核モデルとなるロッドです。

コルクグリップとEVAグリップのコンビネーションが採用されています。

釣りの仕方によって各モデルが細かく細分化されているので、常に最適なロッドアクションを出せるようになっています。

シマノの代表技術であるハイパワーXやタフテックαを搭載している、ハイパフィーマンスロッドです。

【ダイワ】
ブレイゾン

2021年にフルモデルチェンジがされた、ハイコストパフォーマンスロッドです。

セパレートタイプのコルクグリップがメインとして使われておりますが、他のロッドと異なり、カーボンモノコックリアグリップが採用されているのが特徴です。

カーボンモノコックリアグリップで手元の重量が軽量化されている他、ブランクには余分なレジンを極限まで減らしたHVFが採用されているので、軽量でありながら、強いロッドとなっています。

【ダイワ】
ブラックレーベル

ダイワのロッドの中でもとりわけ高いパフォーマンスを有しており、ベテランアングラーから高い支持を得ているロッドです。

ブラックレーベルは感度重視のSGと粘り強いLGの異なるモデル展開が行われており、アングラーの得意とする釣りに合わせたブランクを選ぶことが可能です。

近年のバスロッドには珍しく、派手でなく、無骨なデザインも人気の理由となっています。

【メガバス】
デストロイヤー

メガバスのデストロイヤーはコルクグリップにエルゴノミクスが考慮された超極薄のトリガーのリールシートが採用されています。

必要のないグリップ部分は削ぎ落され、軽量化が行われていることはもちろん、ブランク自体も5Dグラファイトが採用されたことで、ロッドの性能を最小限のマテリアルで発揮できているので、非常に軽量で強いブランクとなっています。

日本のみならず、アメリカのトーナメントでも活躍しているロッドです。

【メガバス】
エヴォルジオン(C40-HDTS)

メガバスのハイエンドシリーズとしてラインナップされているロッドで、チタンがブランクにインプラントされているロッドです。

カーボンやグラスでは味わうことの出来ない、高感度とバイト時のノリの良さの両立をしています。

特に曲げた分だけ張りが出るトルクフルなロッドで、巻物を中心としたバーサタイルに使用できるのが特徴です。

【ノリーズ】
ロードランナー ヴォイス LTT

釣れるロッドという普遍的なコンセプトに基づいて作り続けられ、長きにわたりロングセラーとなっているロッドシリーズです。

本場アメリカで活躍するプロはもちろん、ベテランアングラーからも高い支持を受けているロッドです。

軽いだけのロッドではなく、ロッドとして必要なトルク、感度、操作性を高い次元で纏め挙げているのが特徴です。

まとめ

コルクグリップの弱点である”汚れやすさ”などは、メンテナンスをしっかりすることで常に新品に近い状態を保つことが可能です。

今回ご紹介した内容を参考にしていただき、自分の右腕となるコルクロッド選びや、手持ちのロッドのメンテナンスを行い、常に最高の状態で釣り場に向かってみてくださいね。

紹介アイテム一覧

コルクグリップのバスロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
スコーピオン
シマノ
バンタム
シマノ
エクスプライド
ダイワ
ブレイゾン
ダイワ
ブラックレーベル
メガバス
デストロイヤー
メガバス
エヴォルジオン(C40-HDTS)
ノリーズ
ロードランナー ヴォイス LTT