チニング用スピニングロッドおすすめ10選!長さや硬さ等の選び方も!

河川や河口、サーフといった数多いポイントで一年を通して狙うことが可能なチニングは、ショアフィッシングでも徐々に人気を集めています。

力強いファイトもさることながら、幅広い攻略法があり奥深さもある点がファンも多い釣りといって間違いありません。

初心者の方も手軽に始められる点も魅力のひとつですが、スピニングロッドから初めるとベイトロッドに比べ行いやすいでしょう。

今回はおすすめのチニング用スピニングロッドについてご紹介するとともに、メリットやデメリット、選び方などについても述べていきます。

竹中丈一郎
執筆者

    三重県在住。基本ルアーフィッシングが好きでシーバスやエギング、アジングにのめり込んでいます。ガッツリ釣りをやるのも好きですが、のんびりアウトドアをしながら自然を満喫するのも大好きです。釣り道具も大好きでいろいろ調べるのも趣味のひとつとなっています。今後はオフショアやエサ釣りなど、釣りのジャンルを広げたいと思っています。

    チニングでスピニングロッドを使うメリット

    キャスト飛距離が出せる

    チニングでスピニングロッドを扱うメリットのひとつとして、キャスト飛距離が出しやすい点が挙げられます。

    ベイトロッドに比べルアーやリグをしっかりと飛ばせるため、広範囲を探れるところはスピニングロッドのアドバンテージです。

    特に広大なサーフや大規模河川などをフィールドに選ぶ場合は、飛距離を重視する場合も多いため、スピニングロッドが適しているといえるでしょう。

    ライントラブルが少ない

    ベイトタックルに比べ、スピニングタックルはライントラブルが少ない点もメリットといって間違いありません。

    ベイトタックルはキャスト時などバックラッシュと呼ばれるライントラブルが慣れていないと起こりやすく、特に初心者の方にはこれだけでもストレスになり得ます。

    スピニングタックルでも全くないわけではありませんが、ベイトタックルに比べるとライントラブルが起こりにくくなっている点は嬉しいポイントです。

    初心者の方にも扱いやすいスピニングタックルはチニング入門用としてもおすすめとなります。

    チヌトップに最適

    チニングの攻略でも特に人気でゲーム性も高い釣り方がチヌトップと呼ばれるトップウォータールアーを使った方法です。

    バイトシーンが水しぶきとともに目でもしっかりと見えることが多いため、非常にエキサイティングで人気の狙い方といえるでしょう。

    スピニングロッドはこれらのチヌトップに適したロッドとなっているため、初心者の方でも比較的楽にルアーを操作できる点もメリットといえます。

    チニングでスピニングロッドを使うデメリット

    キャスト精度が低い

    スピニングロッドは飛距離が出せる分、細かなキャストやピンポイントで投げ込むことが難しい面がデメリットといえるでしょう。

    チニングではストラクチャーを狙い撃つ、キャスト精度が求められる状況も少なくありません。

    ピン撃ちなどのキャストアキュラシーにおいてはベイトロッドに劣る面があることは理解しておく必要があります。

    手返しが悪い

    ベイトロッドはキャストの手返しが非常に効率的な点に対して、スピニングロッドはやや効率が劣ります。

    大きな差ではないにせよ、釣行時間が長くなるほど探っていける手数の差は大きくなり、釣果を大きく分けるポイントになるといっても過言ではありません。

    特にランガンで小場所をどんどん撃っていきたい場合にはスピニングロッドよりもベイトロッドの方がテンポよく狙っていけるでしょう。

    トルクフルなファイトはベイトが有利

    ベイトタックルは巻き上げのトルクが強くファイトもやや強引に可能ですが、スピニングロッドの場合はややパワー負けすることは否めません。

    特に年なしと呼ばれる50cmオーバークラスのチヌの引きは凄まじく、場合によってはスピニングロッドの場合パワー負けする場合もあります。

    熟練者の場合はランディング技術もあるため問題なくとも、初心者の場合は慣れないためラインブレイクなどに注意する必要があるでしょう。

    ベイトタックルの方が多少強引にやり取りできるため、この点はスピニングタックルが苦手なポイントといえます。

    チニング用スピニングロッドの選び方

    長さ

    チニング用のスピニングロッドの長さは7フィート前後が最適となっており、この基準で選ぶことをおすすめします。

    ほとんどのフィールドで使う場合はこの長さで問題ありませんが、自分がチニング行うポイントが大規模な場合はキャスト飛距離を重視して8フィートクラスでよいです。

    ただ、その場合は取り回しが効きにくくなり細かなロッドアクションなどが行いにくいといった点も考慮しておく必要があります。

    キャスト飛距離やキャスト精度、扱いやすさを考えればこのレングスがもっともチニングには適しているといって間違いありません。

    硬さ

    チニング用のスピニングロッドの硬さはL〜MLクラスがおすすめで、扱うルアーやリグによってやフィールドに合わせて選ぶ必要があります。

    ボトムチニングと呼ばれるリグでの攻略にはLクラスの場合がより繊細にバイトを感じ取れる部分などがメリットです。

    対して、MLクラスなどのややパワーがあるモデルはロッドワークの必要なチヌトップなどに適した硬さといえるでしょう。

    硬さ以外にも注目すべきポイントが適合ルアーウェイトで、5〜20gまでの範囲のものがおすすめとなります。

    この程度キャパシティがあればボトム系リグやルアー、トップウォーターまで幅広く対応できるといって間違いありません。

    ティップ

    チニング用スピニングロッドにはソリッドティップとチューブラーティップの2種類があり、基本的にはソリッドティップが使いやすいとされています。

    ソリッドティップは中身が詰まっており、しなりやすく食い込みがよい点が特徴となっているため、バイトを逃しにくいこともメリットです。

    チューブラーティップは中身が空洞になっており、反発力があるため感度の面で優れている点が特徴といえるでしょう。

    さらに、ロッドのアクションにおけるレスポンスも高いため、チヌトップなどのアクションを多様する釣りにマッチしています。

    チニング用スピニングロッドおすすめ10選

    【メジャークラフト】
    三代目クロステージ クロダイ(CRX-S782ML)

    引用:Amazon

    より繊細な攻略が必要なボトムチニングにおいて、プレッシャーの高い状況でのわずかなバイトもフッキングに持ち込めるモデルです。

    レングスとパワーも幅広いフィールドにマッチしたバーサタイルな性能といえるでしょう。

    初心者の方では難しいチヌのついばむ様なアタリもオートマティックにフッキングできる点は魅力といえます。

    【アブガルシア】
    ソルティーステージ KR-X 黒鯛(SKS-712L-KR)

    チニングで扱うロッドの中でもショートロッドになる取り回しのよいレングスと、ほどよいパワーはポッパーなどのチヌトップルアーを操作する上で最適です。

    キャスト精度に関しても抜群で、スピニングロッドとは思えないキャストアキュラシーを体感できる点も見逃せません。

    トップウォータープラグのみならず、ボトムクランクやバイブレーションといったルアーも扱いやすくなっています。

    【シマノ】
    ブレニアス(S78ML)

    チヌトップからボトムチニングはもちろん、河川やサーフなどあらゆるフィールドでもオールラウンダーに活躍できる最適な1本です。

    シマノ独自のブランクス技術が搭載されており、シャープな使い心地ながらフッキング後は適度なベンドカーブによって、十分にチヌのパワーをいなしてくれる優れものといえます。

    価格と性能のバランスも非常にとれており、初心者から熟練者まで幅広くおすすめできる逸品といって間違いありません。

    【ダイワ】
    シルバーウルフ(73LML-S・W)

    引用:楽天市場

    しなやかながら感度もよいカーボンソリッドとベリーがLパワー、バットがMLと細かく設計されたダイワ独自のブランクス設計で使いやすさも抜群のロッドです。

    ソリッドティップのデメリットともいえる感度の面をカバーしながらも、オートマティックなフッキングは初心者の方にこそ使ってほしい性能といえるでしょう。

    キレのあるアクションも可能ながら、キャストやファイト時はしなやかさを持つため飛距離も出しやすく、チヌのパワーにも負けません。

    【テイルウォーク】
    SSD マイクロゲーマー(S70UL)

    ライトゲームロッドながら、ルアーキャパシティがMAX16gとチニングにも最適な性能を持っています。

    やや柔らかめのロッドでパワーもULクラスながら、しなやかさがあり初心者の方にも扱いやすいロッドといえるでしょう。

    ショートロッドとして扱いやすく、小型のチヌでもロッドの曲がりを味わいながら十分に楽しめるモデルといって間違いありません。

    【ヤマガブランクス】
    BlueCurrentⅢ (76 Stream)

    引用:Amazon

    チニングのみならず、メバルやシーバスなどあらゆるプラッキングゲームに特化したルアーゲームの楽しさを味わえるモデルとなっています。

    トップウォーターをはじめ、ミノーやシンペンなどプラグ操作に重点をおいたブランクス設計に加え、ヤマガ独自の粘りのあるベンドカーブを体感できる点も魅力です。

    チニングにも最適なレングスとパワーでさまざまなフィールドでも重宝するロッドといえるでしょう。

    【ジャッカル】
    BRS(S76L)

    引用:楽天市場

    絶妙なレングスに加え、扱いやすいLクラスパワーで初心者の方にも使い勝手抜群といえるモデルです。

    広大な河口やサーフでキャスト飛距離を稼げる上に、小場所のピン撃ちでも小技が効きやすいキャスト精度も高めたロッドとなっています。

    Lクラスでもダルさのない使い心地でボトム攻略にもトップにも使える汎用性の高い点は、初心者の方にこそ使いやすいといえるでしょう。

    【ダイワ】
    シルバーウルフ MX(76ML-S)

    引用:Amazon

    ハイエンドクラスに匹敵する性能を搭載しながら、値段も抑えられているバランスのとれた高性能チニングロッドです。

    上位クラスにも搭載されている技術が盛り込まれており、ヘビィバーサタイルなモデルのため、これ1本あればオールシーズン対応可能といえるでしょう。

    ソリッドティップモデルのため、ボトムを徹底的に攻略するチニングにおいてもアドバンテージがあり、わずかなバイトも逃さない点は心強いといって間違いありません。

    【オリムピック】
    シルベラード(23GSILS-742LML-HS)

    絶妙なブランクス設計によって生み出される驚異の操作性と高い感度は熟練者にも満足のいく性能を誇ります。

    シルベラードの中でも唯一のソリッドティップモデルとなっており、取り回しのよいレングス

    と相まってボトム攻略にも最適なロッドに仕上がっています。

    チヌトップにおいてもレスポンスのよいブランクスでロッドアクションもつけやすく、バイトもノセやすい点は見逃せません。

    【シマノ】
    ブレニアス エクスチューン(S76M)

    シマノが誇るブリームゲーム最高峰のロッドで、チヌ攻略に必要なあらゆる技術を集結させたフラッグシップモデルです。

    Mクラスのため、年なしの大型チヌのパワーも余裕でいなせるトルクフルなファイトも可能ながら、しなやかさもありバイトを弾くといったミスも起こりにくい点も魅力といえます。

    軽快さと高感度、レスポンスのバランスが高次元でとられた、熟練者も納得のロッドといって間違いありません。

    まとめ

    近場で手軽に狙えるチニングは陸っぱり釣りの入門としても最適で、ゲーム性も奥深く楽しめる釣りといって間違いありません。

    最初はスピニングタックルで始めればストレスも少なく楽しむことができるためこれから始める際には、まずチニング用のスピニングロッドを探してみてはいかがでしょうか。

    紹介アイテム一覧

    チニング用スピニングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

    メジャークラフト
    三代目クロステージ クロダイ(CRX-S782ML)
    アブガルシア
    ソルティーステージ KR-X 黒鯛(SKS-712L-KR)
    シマノ
    ブレニアス(S78ML)
    ダイワ
    シルバーウルフ(73LML-S・W)
    テイルウォーク
    SSD マイクロゲーマー(S70UL)
    ヤマガブランクス
    BlueCurrentⅢ (76 Stream)
    ジャッカル
    BRS(S76L)
    ダイワ
    シルバーウルフ MX(76ML-S)
    オリムピック
    シルベラード(23GSILS-742LML-HS)
    シマノ
    ブレニアス エクスチューン(S76M)