ショア・オフショアを問わず、全国各地で人気を博しているキャスティングゲーム。
この釣りを安全で快適に楽しむために欠かせないアイテムの一つに、キャスティンググローブがあります。
今回は、キャスティンググローブを使用するメリットや選び方のコツ、さらにはおすすめのアイテムについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 釣り歴20年
- 元釣具屋店員
- 船舶免許あり
友人の誘いがきっかけでバス釣りの楽しさにハマり釣りを始める。その後、ヒラマサキャスティングゲームの発祥の地とも言われる佐賀県の呼子に移動。自身も船舶免許を取得し、ショア＆オフショアでの青物やヒラスズキ等を中心に様々なジャンルのルアーフィッシングに魅了されつつ今日に至る。
キャスティンググローブにこだわるメリット
手や指の保護
キャスティンググローブを使用することのメリットの一つとして、手や指の保護の役割を果たすことができるという点を挙げることができます。
特に重量のあるルアーをロングキャストする場合、ラインを持つ指に掛かるテンションはかなり強いものとなり、痛みが生じたりトラブルが起きて怪我につながる場合もあります。
さらに、キャスティングとは関係ない部分ではありますが、磯場などで釣りをする時には、移動時に磯に手をついたりすることがよくあり、この時にグローブをしているのとしていないのとでは、怪我をする確率もかなり変わってきます。
こうした点を考えても、キャスティンググローブを使用することには大きなメリットがあることを理解できます。
防寒対策
キャスティンググローブを装着することは、冬の防寒対策としても役立ちます。
寒さの厳しい真冬の釣りでは、思った以上に手や指が冷えてしまいがちです。
そうなると、ルアー交換をしたい時やラインシステムを組みなおしたい時にも、思うように手を動かすことができず、もどかしい思いをすることになります。
グローブをきちんと装着しておくことで、冷気から手を守ることができ、真冬の釣りであっても快適に楽しんでいくことができるのです。
キャスティンググローブの選び方
指先のタイプ
キャスティンググローブにもいくつかの種類があり、特に指先のタイプに大きな違いがあります。
最も寒さに強く、保護の面でも高い能力を発揮するのが「フルグローブタイプ」で、すべての指を覆っているグローブのことを言います。
その他にも5本のうちのいくつかの指をカットしているタイプのものや、5本カット仕様のグローブもあり、グローブをしたまま細かな作業をしたい場合や、気温が高いシーズンの釣りで重宝します。
カットされているタイプでキャスティング仕様と謳っているグローブには、キャスト時にラインをかける人差し指にセットできる、ガードが付属していることが多く、指を傷める心配もありません。
指先の補強
特にフルグローブタイプのアイテムに多いですが、人差し指の先の生地が補強されているタイプのものがあります。
これがあるのと無いのとでは、グローブの耐久性に大きな差が出てきます。
特に、メタルジグをキャスティングしたり、重量のある大型ルアーを頻繁にキャスティングされる方で、フルグローブタイプをお探しであれば、指先に補強がされているグローブの購入をおすすめします。
サイズ
どんな製品でもそうですが、キャスティンググローブに関しては特にサイズ感には注意が必要です。
指先のサイズが合わずフィット感がない場合、キャストフィーリングも極端に落ちてしまい、ルアーのキャストコントロールがなくなってしまいます。
少し極端な例ではありますが、場合によってはラインがグローブに引っかかってしまって、地面や船にルアーを叩きつけてしまうというトラブルも起こりかねません。
こうしたトラブルを防ぐためにも、自分の手にしっかりとフィットするサイズのキャスティンググローブを選びましょう。
キャスティンググローブおすすめ10選
【シマノ】
キャスティング グローブ
5本指を出して使用することのできるシマノのキャスティンググローブですが、キャスティング時には人差し指に装着することのできるキャスティングガードも付属されています。
ロッドのグリップを掴む部分も2重構造で補強されており、非常に耐久性の高いアイテムとなっています。
【ダイワ】
タイタニュームα ™キャスティンググローブ
人差し指・中指・親指の3本の指先がカットされているタイプのキャスティンググローブで、こちらもキャスト時に人差し指に付けることができるキャスティングガードが付属されています。
ガードを外して指先を出せば、細かな作業もしやすく、非常に便利に使用できる実用的なグローブです。
手の形に合った立体パターンで作られているため、掌にぴったりとフィットする違和感のない付け心地を体感することができます。
【リトルプレゼンツ】
UG キャスティング グローブ
両方の人差し指にガードがつけられているキャスティンググローブで、ラインシステムを組んだり、ルアー交換をしたりするような細かい仕事を行う時には、人差し指を簡単に出して作業することが可能です。
素材には、グリップ力抜群のウルトラグリップが使用されており、汗や海水等で濡れた状態でもしっかりとグリップができるよう設計されています。
【シマノ】
オシア タイタニューム・アルファ グローブ
冬の釣りに重宝する、シマノのフルグローブタイプのキャスティンググローブです。
衝撃を緩和させるパッドが手のひらの素材に使われていたり、キャストで消耗しやすい人差し指部分には、耐久性のあるカンガルー革が採用されているなど、耐久性と心地よさの面で妥協のないアイテムに仕上がっています。
【マズメ】
ゲームフィッシング サポーターグローブ（MZGL-S598）
こちらは、手首をしっかりとサポートできるタイプのキャスティンググローブなので、大型ルアーをアクションさせたり重量のあるメタルジグを長時間ジャークする際にも、手首に疲労がたまりにくいという特徴を持っています。
フルグローブタイプでありながら装着感は抜群で、グローブを付けたままラインシステムを組むような繊細な作業を行うことも可能です。
【パームス】
ソルトゲームグローブ
ごわつきが少なく、ぴったりと手にフィットする感覚で利用することができるパームスのフルグローブタイプです。
手の甲には通気性と速乾性に優れたメッシュ素材が採用されているため、快適な状態を長くキープしながら釣りに集中することができます。
酷使することの多い人差し指と親指には、しっかりとした補強も施されているの耐久性の面でもで安心です。
【オーナー】
フィッシンググローブ クイック
ノットを組む際に負荷のかかりやすい場所にシリコン補強を入れることで、耐摩耗性をアップさせ、リーダーを十分に締め込むことができるようになっています。
また、伸縮性の高い素材を用いたベルトレス仕様となっているため、すばやく脱着することが可能となっており、突然訪れるチャンスも逃さずに素早く装着してキャストすることも可能です。
【バリバス】
ファイティンググローブ（VAG-25）
バリバスのフルグローブタイプのアイテムで、大型青物やマグロなどをターゲットとしたキャスティングゲームにおいても人気のグローブとなっています。
耐久力と摩擦係数の高い人口皮革が使用されており、その抜群のグリップ力で大型魚との長時間のファイトでも無駄に握力を使わずに省エネで対応していくことが可能となっています。
【パズデザイン】
オフショアグローブ（PGV-033）
手のひら部分に「ニューパワーグリップ」が採用されており、濡れれば濡れるほどグリップ力が増していく設計となっている頼もしいキャスティンググローブです。
手首部分は、ラインが引っ掛かりにくい内側面ファスナー仕様となっているので、マジックテープタイプのグローブによく見られるようなトラブルが少なく、PEラインを傷めてしまう心配もありません。
【パズデザイン】
アルティメットG-1S （PGV-025）
ノットプロテクターの配置や、人差し指と親指のアマーラ（合成皮革）素材による補強、さらには中指・薬指・小指には、抜群のグリップを誇るニューパワーグリップの採用など、キャスティングゲームを快適に進めていくうえで必要な性能がしっかりと備得られたモデルとなっています。
装着時のフィット感や感度の良さも素晴らしく、多くのベテランアングラー達からも高い評価を得ています。
まとめ
キャスティングの釣りにおいて、意外に見過ごされがちなアイテムであるキャスティンググローブですが、安全で快適にキャスティングゲームを楽しんでいくために、無くてはならない存在であると言えます。
ぜひ、自分にニーズに合ったキャスティンググローブを上手に選んで、エキサイティングなキャスティングの釣りを一層楽しんでいきましょう。
キャスティンググローブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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