チヌのヘチ釣りは、針とガン玉とエサのみのシンプルで極軽量な仕掛けを海に落とし込み魚を誘う釣り方です。
使用するラインの太さは、警戒心の強いチヌが対象ですので細めの号数が有利ですが、強烈な引きの大型のチヌとのファイトの際は心細いでしょう。
使用するラインの種類はフロロ、ナイロン、PEの3種類ありそれぞれに特性が違います。
ラインの種類の解説と適切なラインの長さと号数の説明、おすすめのラインをご紹介します。
- 海外遠征経験あり
- 釣り歴30年
- 年間釣行100日程
千葉県在住の中年アングラー。 幼少期はブラックバスやブルーギル釣りを嗜む。 現在は、国内外を旅をしながら釣り歩くのがライフワーク。 ルアーやヘチ釣りのような隙間時間にふらっと行ける釣りを好む。 海外遠征経験は、中国、モンゴル、タイ、台湾、ミャンマー、ラオス、韓国等。
目次
- 1 チヌのヘチ釣り用ラインの解説
- 2 使いやすいチヌのヘチ釣り用ラインの長さ
- 3 使いやすいチヌのヘチ釣り用ラインの太さ
- 4 チヌ釣り（落とし込み）ラインおすすめ10選！
- 4.1 【放浪カモメ】オリジナル PEライン 8編 マルチカラー
- 4.2 【RULAYMAN】フロロカーボンライン
- 4.3 【サンライン】ナイロンライン 黒鯛イズム マークウィン
- 4.4 【モーリス】VARIVASナイロンライン 黒鯛スペシャル 落とし込みVEP 100m
- 4.5 【サンライン】ナイロンライン 黒鯛イズム 落とし込み 100m 2.5号 オレンジ
- 4.6 【ヤマトヨテグス】ナイロンライン 耐摩耗落とし込み 100m
- 4.7 【サンヨーナイロン】ライン アプロード 落とし込みチヌ
- 4.8 【黒鯛工房】ヘチ・落し込みライン THE黒鯛 レッド 2号
- 4.9 【シマノ】PEライン タナトル
- 4.10 【クレハ】フロロカーボンライン シーガー 筏ちぬスペシャル
- 5 まとめ
チヌのヘチ釣り用ラインの解説
チヌのヘチ釣り用に使用するラインは、フロロとナイロン、PEの3種類があります。
それぞれ特性が違いますので、海の濁りや魚の活性、潮汐における流れの変化と天候などのシュチュエーションごとに使い分けることをおススメします。
ヘチ釣り用ラインの種類別の特性を解説しますので、参考にしていただけたら幸いです。
チヌのヘチ釣り用ラインの解説:フロロ
フロロの正式名称は〝フロロカーボン〟であり、その素材はポリフッ化ビニリデンというプラスチックです。
フロロカーボンは、水中での透過性が高く魚に違和感を与えにくい事と、伸縮性が低くアタリが取りやすく、摩耗に強いことからショックリーダーに向いている素材です。
ラインとしての性能が良いので、価格が高いですが劣化しにくい特性があるのでラインの巻替え頻度が抑えられます。
チヌのヘチ釣り用ラインの解説:ナイロン
ナイロンラインはフィッシングラインの歴史の中で最も古い素材ですが、今なお使用しているアングラーが多いです。
その理由は、適度な伸縮性がライントラブルの軽減と、魚の食い込みに一役買っていることと、何といっても安価なことが挙げられます。
ただし、劣化も速いので頻繁に交換するのをおすすめします。
チヌのヘチ釣り用ラインの解説:PE
PEラインとは細いポリエチレン繊維を数本撚って作られたラインの事です。
縄の様に強化されていますので破断強度が最も強いものの、細い繊維の集合なので摩れや魚の歯などの鋭利なものには弱いです。
また、フロロ同様、伸縮性が低いので魚のアタリがとりやすい利点があります。
安価なモデルもあるので、PEラインをメインにしてハリスをフロロにするのがおススメです。
使いやすいチヌのヘチ釣り用ラインの長さ
ヘチ釣りに使用するラインの長さは、あまり短すぎるとサミングしにくくなり、大型のチヌの走りで持っていかれてしまうでしょう。
また、長すぎると風の影響でリールが不用意に回転する恐れがありトラブルにつながります。
ラインの太さにもよりますが、使いやすい長さは70m～100mくらいが丁度いいです。
使いやすいチヌのヘチ釣り用ラインの太さ
チヌのヘチ釣りで使用するラインは、素材を問わず2号をベースに対象とするエリアの深さや根の有無などのロケーションで変更すると良いでしょう。
例えば、入り組んだ障害物が沈んでいるポイントでは3号以上の強度のあるラインを、透明度が高く浅いエリアではチヌがスレている事が多いので1号～1.5号の細いラインにします。
チヌ釣り（落とし込み）ラインおすすめ10選！
【放浪カモメ】
オリジナル PEライン 8編 マルチカラー
超強力ポリエチレン素材〝ダイニーマ〟を原糸に8本編み込んだ強度抜群のPEラインです。
10メートルごとにカラーが変わる〝マルチカラー〟を採用しているので、どこまで落とし込んだか分かりやすくタナの把握がしやすいでしょう。
高い性能ながら、価格が150mで1500円以下とコスパが良いモデルです。
【RULAYMAN】
フロロカーボンライン
300mで1200円以下と抜群のコスパを誇るフロロカーボンラインです。
フロロカーボンラインの特性である〝透過性〟は、スレたチヌに仕掛けを見抜かれにくい特性があり、また、伸縮性が低いのでアタリが取りやすい利点から、プレッシャーの高い有名ポイントでの使用におススメします。
透明なラインですので、ハリスなしで針を直結できるのでセットがカンタンです。
【サンライン】
ナイロンライン 黒鯛イズム マークウィン
このラインの最大の特徴は〝高視認性マーキング〟です。
白61㎝、オレンジ20㎝、グリーン20㎝の合計101㎝の配色バランスは、漁港の水深に適応しておりタナが取りやすいです。
ヘチ釣りはシンプルな仕掛けゆえに、ラインの動きもアタリを取るための重要な要素です。
微細なラインの動きを重視した釣り方を好む釣り師たちから支持されています。
【モーリス】
VARIVASナイロンライン 黒鯛スペシャル 落とし込みVEP 100m
視認性が高くナイロンライン特有の〝粘り〟が魚がエサを口にしても自然な口当たりを演出しますのでフッキングしやすいモデルです。
ナイロンラインなので、劣化が早いのですが一巻き1000円以下で購入できますので頻繁な巻替えにも嬉しいですね。
ライントラブルも少ないので、初心者用としておススメします。
【サンライン】
ナイロンライン 黒鯛イズム 落とし込み 100m 2.5号 オレンジ
視認性の高いオレンジを採用しているので、微細なラインの変化が読み取りやすくノーシンカーでカニを中層まで落とし込む繊細な釣りに向いているモデルです。
ラインにコシがあり黒鯛の甘噛みにもフッキングが決まりやすいのも魅力です。
高性能ながら1200円以下で購入できるコスパの良さも見逃せません。
【ヤマトヨテグス】
ナイロンライン 耐摩耗落とし込み 100m
チヌのヘチ釣りのフィールドである漁港のコンクリート護岸には、フジツボやカキがびっしり張り付いていてるためラインが切れやすいです。
当モデルは、〝ハイブリッドナイロンの耐摩耗糸〟を採用しているので擦れに強く安心して使用できます。
また、オレンジのカラーは視認性が良く、高所から落とし込む際もラインを見失いません。
価格も1000円以下と懐に優しいのも魅力です。
【サンヨーナイロン】
ライン アプロード 落とし込みチヌ
伸縮性が抑えめなのでアタリが取りやすく、耐摩耗性に優れているモデルです。
しましまブラック×オレンジのカラーリングは、昼夜問わず視認性に優れ、ラインの微細な動きを捉えられるでしょう。
チヌのフッキング後はナイロン特有の〝粘り〟で、フックアウトを軽減してくれます。
誘いからランディングまで、安定した性能を発揮する使いやすいラインです。
【黒鯛工房】
ヘチ・落し込みライン THE黒鯛 レッド 2号
高耐摩耗性に優れたシリコンとナイロン原材料の特殊配合により極めて強い強度のラインに仕上がっています。
また、シリコンの撥水性が吸水劣化に一役買っており、強風下でも水分によるべたつきを抑制しアタリが取りやすく、糸よれ対策にもつながっています。
値段以上に高性能なコスパの良いモデルです。
【シマノ】
PEライン タナトル
原糸は東レの高強度ポリエチレン繊維「イザナス」を使用し編み込んでいる極めて強度が高いPEラインです。
また、1m、5mピッチマーキングが施されており、チヌの反応の良いタナをキープしやすく、PEラインの特性である低伸縮性が手元に繊細な魚信を伝えてくれます。
フロロカーボン素材のハリスと併用すると強度が更に高まりますので、チヌだけではなくイシダイやイシガキダイも狙えるでしょう。
【クレハ】
フロロカーボンライン シーガー 筏ちぬスペシャル
チヌの筏（いかだ）釣り用のラインですが、水深が浅い、もしくは、水が澄んでいるポイントでは透明で視認性の低いこのモデルが真価を発揮します。
ハリスなしで針を直結し出来るだけ魚から見切られないようにすると更に見切られにくくなりますのでおススメです。
クレハ社の技術「FNT製法」によって、強度を維持しながら、効果的に糸よれ、縮れを軽減させ、しなやかさがあります。
まとめ
チヌのヘチ釣りは近場の漁港で荷物も少なくエサも現地調達ができる〝手軽な釣り〟です。
身近なフィールドが主体ですが、季節や天候に応じて海のコンディションは違います。
コンディションに合わせたラインセッティングを行って効率よくチヌを釣ってみてはいかがでしょうか。
ヘチ釣り（落とし込み）のラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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