【鮭釣り】アキアジ用ロッドおすすめ12選!コスパが良い安いサーモンロッドも紹介!

北国の釣り人にとって、アキアジを狙う鮭釣りは一大イベントの一つでしょう。

国内で狙える最大級のサーモンだけあって、ライバルも多い釣りなので、少しでも差をつけるためには、ロッドにもこだわりたいところです。

そこで今回は、アキアジ用ロッドの硬さ等の選び方や、安いだけじゃないコスパ良好なおすすめモデルをご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

アキアジ(鮭釣り)用ロッドの選び方

まずは最適なものを選ぶために、アキアジ用ロッドの選び方について解説します。

今回は、とりわけおかっぱりでアキアジを狙う3種類の釣りに焦点を当てて、ロッドの選び方を考えてみましょう。

ロッドの硬さ(パワーはM~H)

大きな鮭を釣るイメージだと、ガチガチなロッドを使うべきだと考える方も多いですが、実は硬いロッドは使いにくいことが多いです。

理由の一つとして、鮭のアタリは魚体に見合わず弱く、ついばむようなアタリが多いので、ガチガチなロッドだとアタリが取れないことが多いからです。

とくにウキフカセはアタリがかすかなので、ロッドパワーはM~Hで、なるべく穂先が柔らかいものがいいでしょう。

鉛負荷(適合ルアーウエイト)は仕掛けに合わせる

サケ釣りは、主に

  • 「ウキルアー」
  • 「ウキフカセ」
  • 「ぶっこみ」

という3つの仕掛けで狙います。

それぞれ仕掛けの重さに大きく差があるので、仕掛けに合わせた鉛負荷、もしくは適合ルアーウエイトがないと、ロッドの破損にもつながります。

ウキルアーであればルアーウエイト30~50g程度、ウキフカセでは20~50g程度、ぶっこみであれば鉛負荷25号~45号で、必要に応じて選択しましょう。

長さは釣り方に応じて3~4.5mほど

鮭釣りは遠投することもありますが、ウキフカセなどは近場に放る程度で釣ることもあり、求められる長さは様々です。

またフィールドによっても適した長さが変わり、サーフであれば波にラインがさらわれないように、4m以上のロッドが基本になっています。

ウキルアーやブッコミでは、3~4.5mほど、ウキフカセも同じぐらいで釣れますが、釣り場が混雑することも多いので、筆者は8ft程度の短めを使います。

アキアジ(鮭釣り)用ロッドおすすめ12選

今回は安いだけでなく、性能も信頼できるコスパが良いアキアジ用ロッドを厳選してご紹介します。

上記したように、釣り方によって適したスペックが変わるので、どんな釣りに適しているかも合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

【メジャークラフト】
クロステージ北海道サーモンモデル(CRX-1203Salmon)

幅広いラインナップに定評のあるクロステージの、アキアジ専用モデルです。

メインフィールドになるサーフからの遠投を前提に設計されているので、特にウキルアー仕掛けとベストマッチするスペックを有しています。

適合ルアーウエイトも70gまでと余裕があるので、重さがある仕掛けをフルキャストしたいときも安心でしょう。

アキアジ釣りが盛んな北海道向け商品ですが、通販で全国展開されているので入手もしやすいです。

全長 12.0ft
継数 3ピース
ルアーウェイト 14~70g
適正ライン(PE) 1.2~3.0号
アクション レギュラーファースト
メジャークラフト
クロステージ北海道サーモンモデル CRX-1203Salmon

【シマノ】
エンカウンター(S106MH)

サケ釣りでは、フィールドが混雑していたり、釣れずにフィールドを変えることも多いので、ロッドの汎用性も必要です。

エンカウンターS106MHは様々なシチュエーションに対応する汎用性があるので、一本用意しておいていいロッドと言えるでしょう。

SICガイドなので鮭釣りで主流になるPEラインも使いやすく、適度に柔軟性がありながら芯のある使い心地も鮭釣りに適しています。

キャスティングもしやすいので、特にウキルアーに適したロッドと言えるでしょう。

全長 3.2m
継数 2ピース
仕舞寸法 164cm
自重 196g
ルアーウェイト MAX 60g
適正ライン(PE) 1~2.5号

【シマノ】
19 ソルティーアドバンス シーバス用(S106M)

アキアジ用ロッドは比較的値段が高めになるので、コスパを重視するなら、代用ロッドも検討してみましょう

この商品は名前の通りシーバス用のロッドですが、鮭釣りのウキルアーやウキフカセにもおすすめのロッドです。

軽く振りぬきやすく作られているので、ウキルアーではキャストしやすく、ウキフカセではこまめに誘いをかけるのにも適しています。

適合ルアーウエイトは45gまでですが、フルキャストするなら40g以下にとどめておくと安心でしょう。

全長 3.2m
継数 2ピース
仕舞寸法 164cm
自重 180g
ルアーウェイト 8~45g
適正ライン(PE) 0.8~2号

【シマノ】
ネッサ BB(S1102MMH)

遠投と感度のバランスを考えると、ネッサBBのS1102MMHはアキアジ用ロッドとして適したスペックを有しています。

バットパワーは強めで遠投しやすい反発があり、軽量でウエイトバランスもいいので振りぬきやすい、まさに遠投設計になっています。

それでいてティップは柔らかで、ついばむようなアキアジのアタリへの感度も良好です。

SICガイド搭載でPEラインも使用しやすいですし、それでいて価格も抑えめなのでぜひ試してほしい一本です。

全長 3.4ft
継数 3ピース
仕舞寸法 120cm
自重 200g
ルアーウェイト MAX 45g
適正ライン(PE) 0.8~2号

【アブガルシア】
NORTHFIELD AKIAJI(NFAS-1002MH)

アキアジ専用モデルが欲しいけど、価格も抑えたいという方必見のモデルです。

ノースフィールドシリーズは北海道での釣りにフィッティングしたシリーズで、その中で満を持して登場したのがAKIAJIモデルです。

Abu Garciaらしいガッシリした作りながら、販売価格を抑えており、初心者から上級者まで納得のモデルでしょう。

やや短めなので、ウキフカセにも使いやすいモデルです。

全長 3.05m
継数 2ピース
仕舞寸法 156.0cm
自重 266g
先径/元径 2.00/13.6mm
ルアーウェイト 10~50g
適正ライン(PE) 2~7号

【パームス】
レラカムイ(RKSS-136H+)

鮭釣りは大味な釣りに見えますが、かすかなアタリを感じ取る繊細なやり取りが重要で、ロッドのスペックが釣果に大きく反映されることもあります。

Parmsのレラカムイは特に感度が良く、アタリが取りやすいロッドとして定評があります。

バットは強めでティップは柔軟という理想的なセッティングなので、アキアジとのやり取りもしやすいでしょう。

それでいて価格も抑えめなので、まさにアキアジ釣りにもってこいの高コスパな逸品です。

【ダイワ】
ラテオ・R(100MH・R)

こちらもシーバス用に開発されたロッドですが、アキアジ狙いのウキルアーでもよく使われているロッドです。

ルアーウエイトに余裕があるので、ウキルアー仕掛けを付けて振りぬいた時の安心感もありますし、適度な柔軟性でよく飛んでくれます。

十分なトッドパワーのわりにブランクが細めなので、これがキャスティングの気持ちよさに寄与しているでしょう。

長さも短めなので取り回しが良く、釣り場が混みがちなウキフカセ釣りにもおすすめです。

全長 3.05m
継数 2ピース
仕舞寸法 157cm
自重 153g
先径/元径 2.2/15.2mm
ルアーウェイト 12~60g
適正ライン(PE) 1.0~2.5号

【テイルウォーク】
KEISON GINSEI PLUS(116H)

トラウト用として人気の高いKEISONシリーズの、アキアジ用モデルです。

特に遠投性能を重視した設計で、ウキルアーなど遠浅で遠投が必要なシチュエーションで強い味方になるでしょう。

ブランクスの表面処理にもこだわっており、傷や衝撃などに強く、ランディング時のトラブルのリスクも軽減されています。

釣るだけでなく、鮭釣りのシチュエーションまで考えた、まさにアキアジ釣り専用ロッドの名に恥じない逸品でしょう。

全長 11.6ft
継数 2ピース
仕舞寸法 179cm
自重 297g
ルアーウェイト MAX 70g
適正ライン(PE) MAX 3号

【ダイワ】
リバティクラブサーフT 30-420・K

ブッコミ釣りでは、やはり投げ竿の右に出るものはありません。

リバティクラブサーフTは低価格なラインナップながら、DAIWAのこだわりが感じられるモデルです。

芯のある投げ心地でキャストも安定していますし、安竿にありがちな振りぬいた後のビビリも感じられません

ブッコミ釣りでは複数本竿を用意するのが基本になるので、この安さでこのスペックが手に入るならいうことなしでしょう。

全長 4.20m
継数 4ピース
仕舞寸法 117cm
自重 480g
先径/元径 2.8/24.1mm
ルアーウェイト(錘) 25~35号

【ダイワ】
プライムサーフT 30号-450L・W

なるべく価格は抑えたいが、ワンランク上の竿が欲しい場合、プライムサーフは注目のモデルと言えるでしょう。

高密度HVFカーボンにより、強く、そして軽さを確保し、振り出し竿で心配な強度もアップさせています。

また、振り出し竿を使うときに気になるガイドのずれも、ファインピッチガイドロックで防止しています。

価格は抑え気味で細部にまで気にかけて設計されている、まさにコスパ重視の一本と言えるでしょう。

全長 4.50m
継数 5ピース
仕舞寸法 104cm
自重 475g
先径/元径 2.3/24.7mm
ルアーウェイト(錘) 25~35号

【シマノ】
サーフチェイサー(425BX-T)

軽快なホリデースピンに対し、扱いやすさを残しつつ、パワーを強化したのがサーフチェイサーです。

カーボンテープでブランクスを強化し、投げ竿で重要になる曲がりの正確さをアップしています。

もちろんポイントを抑えた強化で、アキアジの繊細なアタリをはじくようなこともないでしょう。

本格的にぶっこみでの鮭釣りに挑戦するなら、用意してほしいスペックを有しているロッドです。

全長 4.26m
継数 4ピース
仕舞寸法 123cm
自重 505g
ルアーウェイト(錘) 27~35号

【シマノ】
17 ホリデースピン(425DXT)

しっかりとした使い心地のDAIWAリバティクラブに対し、SHIMANOホリデースピンは軽快な使い心地が光るロッドです。

筆者も投げ釣りに使っていましたが、ティップがピュッと風を切る鋭いキャストが楽しめました。

リバティクラブに比べてカーボン含有率が高く、軽量で粘りがあります。

デザインがシンプルなので好みは分かれそうですが、使用感は信頼できるおすすめ商品です。

全長 4.25m
継数 4ピース
仕舞寸法 119cm
自重 445g
ルアーウェイト(錘) 23~30号

まとめ

鮭釣りは、毎年シーズンインと同時に大賑わいで、人気ポイントは連日激戦区になります。

そんな中、ほかの釣り人と差をつけるためには、やはりロッドの性能にも注目したいところです。

今回紹介したように、専用品だけでなく代用品にも適したものがあるので、ぜひ最適なアキアジ用ロッドを用意して、秋の味覚を楽しんでください。

紹介アイテム一覧

アキアジロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

メジャークラフト
クロステージ北海道サーモンモデル(CRX-1203Salmon)
シマノ
エンカウンター(S106MH)
シマノ
19 ソルティーアドバンス シーバス用(S106M)
シマノ
ネッサ BB(S1102MMH)
アブガルシア
NORTHFIELD AKIAJI(NFAS-1002MH)
パームス
レラカムイ(RKSS-136H+)
ダイワ
ラテオ・R(100MH・R)
テイルウォーク
KEISON GINSEI PLUS(116H)
ダイワ
リバティクラブサーフT 30-420・K
ダイワ
プライムサーフT 30号-450L・W
シマノ
サーフチェイサー(425BX-T)
シマノ
17 ホリデースピン(425DXT)