釣り用エアーポンプおすすめ10選!充電式USBタイプも!

釣った魚を最大限美味しく食べるには、やはり鮮度が重要で、なるべく魚を生かしておくためにおすすめなのがエアーポンプ(ブクブク)の活用です。

ライブウェルと組み合わせることで、なるべく魚を生かしておくことができ、適切に絞めればより美味しく味わうことができます。

最近は安いものやUSB充電式などの選択肢もあり、釣りに使える持ち運び型エアーポンプの種類も増えてきました。

そこで今回は、釣り用のエアーポンプについて、選び方からおすすめ商品までご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

釣りでエアーポンプを使うメリット

エアーポンプと言えば、熱帯魚などの水槽に使うイメージが強く、釣りに持ち歩く必要性を感じない方も多いでしょう。

しかし、実は釣りにも非常に便利なアイテムで、さまざまなメリットがあります。

釣った魚の鮮度をキープできる

とくに海釣りなどでのメリットですが、食べる前提の釣りの場合、魚を生かしておくことで鮮度を落としにくいメリットがあります。

ライブウェルなどに空気を送り込んであげることで、キープ中に酸欠で死んでしまい、味が落ちるのを防ぐことができます。

酸欠で死んでしまうと味がかなり落ちてしまうので、生かしておいて適切に絞めることで、味が落ちにくくなるのです。

ヒイカなど小型のイカは新鮮な刺身も味わいたいですが、密閉できる容器と組み合わせることで、自宅まで生かして持ち帰る方もいます。

時合いや群れを逃さず釣り続けられる

味に関しては、釣ったとき適切に絞めて、保冷しておけば大きく味が落ちることはないので、エアーポンプは必須ではありません。

しかし、釣れるたびにいちいち絞めて処理していると、時間は大きくロスしてしまいます。

時合いの短い魚や、群れで泳ぐ魚の場合、処理している間にどんどん釣れる魚を逃してしまうことになります。

エアーポンプを使い、釣れた魚を生かしてキープしておけば、釣れる間は釣りに集中できます。

釣れなくなったタイミングでキープしておいた魚を処理すれば、釣果を落とさずに、美味しく魚を持ち帰れるというわけです。

生き餌をキープしやすくなる

アユの友釣りや、アオリイカのヤエン釣り、泳がせ釣りなど、仕掛けによっては生きた餌を使うシーンもあるでしょう。

水に浸けない虫餌は問題ありませんが、小魚やエビなどを使う場合は、生き餌をキープするためにエアーポンプが活躍します。

移動中は、餌を高密度な状態でバケツなどに蓋をして持ち歩きますが、このときにエアレーションしないと、酸欠のリスクがかなり高くなります。

死なずとも活きはかなり落ちてしまうので、状態の悪い餌では釣果にも影響します。

エアレーションしても気温などには要注意ですが、生き餌を使う場合は、エアーポンプは必須アイテムと言っていいでしょう。

釣り用エアーポンプの選び方

最近はエアーポンプを使う方も増え、さまざまなメーカーからエアーポンプが発売されています。

エアレーションするという目的は同じですが、用途によってはしっかり選ばないと使い物にならない場合もあります。

エアーポンプの性能差などから、自分の釣りにはどういったものがいいか選び方を確認してから購入しましょう。

給電方式

手動の蓄圧式もありますが、釣りに集中するにはやはり電動がおすすめです。

電動の場合は給電方法が2種類あるので、それぞれのメリットから使いやすいほうを選びましょう。

乾電池式

単三乾電池などを本体に収納し、電源として使用するタイプです。

乾電池を用意するコストはありますが、電池が切れたときもコンビニなどで購入しやすいので、長時間の釣りなどでは便利でしょう。

また、このタイプは古くから使われているので、種類も豊富で価格も安いものが多いです。

充電池を使えばランニングコストを下げられますが、充電池の電圧では動かないものもあるので要注意です。

USB充電式

スマートフォンなどと同じく、内蔵バッテリーをUSBケーブルで充電し、電源として使用するタイプです。

釣りに行く前に充電する手間はありますが、電池を用意する必要がないので、ランニングコストが安く済むメリットがあります。

モバイルバッテリーから給電できるタイプであれば、釣り場での充電切れにも対応できます。

ただし、内蔵バッテリーには寿命があり、使用頻度によっては比較的短命で、機種によっては寒い時に使えないので注意が必要です。

送風量

エアーポンプのパワーは製品ごとに違い、あまりに弱いものだとしっかり酸素を送り込めないことがあります。

ただし、送風量が大きすぎると、キープしている魚が水流で流されて疲れてしまい、むしろ弱らせてしまうこともあるので注意が必要です。

ものによっては、スペック表に「リットル/時間」で性能を表記したものもありますが、そうでない簡易的なものもあります。

その場合は、対応する水深や、容器のサイズなどが記載されていることもあるので参考にしましょう。

パワーを調節できるものもあるので、迷ったらエアー量多めで、調節機能付きのものを選んでおくと安心です。

防水性能

アウトドアで使うことを考えると、雨などに耐えられる防水性も重要ですが、釣り用に開発されたエアーポンプの防水性はまちまちです。

防水性のないものから、水洗いできるものまでありますが、いずれも空気を吸い込む構造から、完全防水のものはありません。

防水性があっても水に浸かれば動かなくなるので、使用中に水没させたり、大量の水がかかることの無いよう注意が必要です。

乾電池式の場合は、乾電池を入れるためのフタがあるので、そこからの浸水に注意しましょう。

USB充電式の場合も、充電ポートに水が入らないよう注意が必要です。

また、防水性能があっても海水に耐えられるかは別なので、海釣りで使用した場合は、しっかりメンテナンスしてサビを予防しましょう。

サイズや重さ

持ち運びを考えるとコンパクトなものがおすすめですが、エアーポンプのサイズと送風量は比例するので、サイズのみで選ぶのは要注意です。

基本的には大きいものはパワーが強く、小さいものは非力なものが多くなるので、スペックに注意して選びましょう。

もしサイズにこだわって選びたい場合は、給電方式で選ぶのも一つの方法です。

バッテリー式の場合、内蔵充電池は小さく済むので、乾電池式よりもコンパクトなものが多いです。

重さで選ぶ場合も、乾電池式は本体+乾電池の重さになるので、電池込みでの重さもチェックして購入するといいでしょう。

価格帯

最近は、簡易的な構造のエアーポンプであれば、かなり安く購入できます。

乾電池式のものであれば、実売1,000円台のものも珍しくありません。

ただし、充電式の場合、価格は充電池の性能にも比例するので、安すぎるものは動作時間が短かったり、寿命が短い場合もあります。

また、エアーポンプの使用には、エアーチューブとエアーストーンが必要ですが、付属のものが使えるかも重要です。

安いものだと、しっかりエアーを発生させるストーンが付いていなかったり、チューブが短いこともあります。

もし付属品が使い物にならない場合は、熱帯魚ショップや百円ショップにも代用品があるので、交換して使用しましょう。

USB充電式の釣り用エアーポンプおすすめ3選

ランニングコストが安く、機能性にも長けたUSB充電式のエアーポンプをご紹介します。

【WANKOO】
エアーポンプ 釣り/水槽 ポンプ USB充電

低価格ながらスペックが高い、ハイコスパなUSB充電式エアーポンプです。

通常の連続モードでは最大35時間、動作と停止を繰り返す間欠モードでは最大70時間持つ大容量バッテリーなので、長時間の釣りにも対応します。

ただしややパワーは弱いので、小さめのライブウェルで少ない匹数キープする場合におすすめです。

【コトブキ】
充電式エアポンプ オキシー(OXY-2800)

熱帯魚用のエアーポンプも手掛ける、国内メーカーの充電式エアーポンプです。

エアー量は1分間に約2.8Lと、大きめの容器にも対応するパワーがあり、バッテリーも最大で連続8時間使用可能な容量があります。

サポートもしっかりしているメーカーなので、なるべく予算を抑えて信頼できるものがほしい方におすすめです。

【ハピソン】
充電式エアーポンプ YH-760

バッテリー持ちや防水性、エアー量など、釣り用に最適なスペックを持つおすすめ商品です。

強・弱・オートと3種類のエアー量の調整が可能で、最大24時間動作し、もし汚れてしまったら丸洗い可能な設計になっています。

設定次第でさまざまな使い方ができるので、いろいろな釣りにエアーポンプを活用したい方におすすめです。

電池式の釣り用エアーポンプおすすめ7選

手軽に使えてコストも安い、乾電池式のエアーポンプをご紹介します。

【OGK】
コンパクトエアーポンプ 2スピード(OG646)

安価でコンパクト、そしてエアー量も調整可能な乾電池式エアーポンプです。

価格を考えればパワーもあり、エアー量の調整機能を使えば餌の活かしから、エビやイカのキープにも使用できます。

電池交換時にはドライバーが必要なので、釣り場での交換はやや面倒ですが、その分ある程度防水性も高い作りになっています。

【ジェックス】
アトム5

軽量でコンパクト、そして価格も安い簡易的なエアーポンプです。

単三乾電池使用で、手のひらに収まるほどのサイズなので持ち運びでも邪魔にならず、軽いのでさまざまな設置方法が可能です。

エアー量は比較的弱めで、調節もできませんが、値段とサイズを考えれば、複数使ってエアー量を補ってもいいでしょう。

【ダイトウブク】
強力ブク108

使い方がシンプルで、パワーがある乾電池式エアーポンプです。

約1.8Lの送風量があるので、ある程度大きめのライブウェルに使う場合や、生き餌を多めにキープしたい場合にも安心感があります。

このパワーのものとしては低価格なので、なるべく価格を抑えてパワーのあるエアーポンプがほしい方におすすめです。

【ハピソン】
乾電池式エアーポンプミニ(YH-732P)

フックでの取り付けの他、立たせて設置も可能な、釣り用エアーポンプです。

釣り場での使用はもちろん、持ち帰った後の泥抜きなどでも使いたい場合には、立たせて設置できると扱いやすくなります。

加えて軽量でコンパクトなので、パワーはそこまで必要ないシーンで、使い勝手や持ち運びやすさを重視したい方におすすめです。

【プロックス】
メガエアー(HP-2000)

パワーがあり、エアー量調整機能でさまざまなシーンに使用できる釣り用エアーポンプです。

最大で毎分約2Lとハイパワーで、付属の直径8cmの大型エアストーンと組み合わせれば、より効率的に酸素を供給できます。

3VALVEシステムによって静穏性も高く、価格を抑えながらスペックの高いエアーポンプになっています。

【ハピソン】
カー電源/乾電池式 2WAYエアーポンプ(YH-737B)

乾電池での動作はもちろん、車のシガーソケットからも給電できるエアーポンプです。

乾電池でも最大で連続50時間使用可能ですが、移動中などはシガーソケットと使い分ければよりバッテリー寿命を延ばすことが可能です。

周辺に電池の売っているお店のない場所で、長時間釣りをする場合にもおすすめです。

【富士灯器】
パワーポンプ(FP-3000)

持ち運びエアーポンプとしては最高峰のパワーを誇り、品質も高いおすすめ商品です。

エアー量は約3L/分と、コンセント式に遜色のないパワーがあるので、大目に生き餌をキープしたり、大きい魚をキープしたい場合にもおすすめです。

作りがいいので防水性能も高く、バッテリー持ちもいいので、船釣りなどに使用する場合にもおすすめです。

まとめ

エアーポンプは、魚を美味しく食べたり、より釣果を上げるために便利なアイテムです。

紹介したように、安くても機能性が高いものも多いので、ぜひエアーポンプを活用して存分に釣りを楽しんでくださいね。

紹介アイテム一覧

釣りのエアーポンプの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

WANKOO
エアーポンプ 釣り/水槽 ポンプ USB充電
コトブキ
充電式エアポンプ オキシー(OXY-2800)
ハピソン
充電式エアーポンプ YH-760
OGK
コンパクトエアーポンプ 2スピード(OG646)
ジェックス
アトム5
ダイトウブク
強力ブク108
ハピソン
乾電池式エアーポンプミニ(YH-732P)
プロックス
メガエアー(HP-2000)
ハピソン
カー電源/乾電池式 2WAYエアーポンプ(YH-737B)
富士灯器
パワーポンプ(FP-3000)