フライフィッシングにおいて6ft台のロッドというとコンパクトでクラシックなリールに低番手のフライラインを巻いて源流域を軽快に釣りあがる…そんな風景やイメージがとても似合います。
今回は6ft台という長さに限定して、機能性や実用性はもちろん昔ながらのクラシックなデザインから最新のクールなデザインのものまで、6ft台のおすすめフライロッドを6種ご紹介します。
目次
6フィート台の特徴やメリットデメリット
6ft台のフライロッドは主に#1～4の低番手ロッドのレングスとして用いられる事が多く、その多くは日本の渓流…特に源流や小渓流での30cm未満のヤマメやイワナが対象であります。
そのフィールド環境で釣りをする際にいかに釣り人がストレスなくキャストをして、魚とのやり取りを楽しめるのかを追及した結果が、6ft6in #3などを代表とする6ft台のショートロッドなのです。
6フィート台のメリット
6ft台のフライロッドの最大のメリットは何といってもその取り回しの良さです。
例えば川幅が狭く川岸から生えている草木がトンネルのように生い茂っているような源流域での釣りも、6ft台のロッドならば立ち位置を工夫する事でオーバーヘッドもしくはサイドキャストのどちらかでクリアできます。
その他にも6ft台のロッドで5ピースや6ピースといったパックロッド仕様のものだと驚くほどコンパクトに収まるので日頃の収納はもちろん、キャンプも兼ねたバックパック釣行の際もその収納性を発揮します。
6フィート台のデメリット
6ft台のフライロッドは基本的に小規模の河川で取り回しよく釣りができるように設計されている物が多いので、10mを超えるようなロングキャストには向いていないものが多いです。
小規模の河川で釣りをする上では10m以上先のポイントを狙う事が少ないので多用する事はありませんが、魚の警戒心も考慮して魚との距離を10m以上おいてキャストをして捕りたい…と言った状況に遭遇した時、7～8ft台のロッドならば難なくクリアできるキャストも6ft台のロッドだと難しいです。
6ft台のフライロッドおすすめ6選
【リバーピーク】
ライトキャスト オイカワ（RP-OI6013）
兵庫県でフライフィッシングとテンカラのタックルを販売しているメーカーで、このロッドのおすすめポイントはラインを#1と#2どちらも使える仕様になっている事で、DTやWFなど釣り人の好みのキャストフィールに合わせて使い分けをする事も可能です。
商品名にもある通り、オイカワ釣りをメインに設計されているロッドですが6ftと言うレングスならばキャストスペースが少ない源流でのヤマメやイワナ釣りに使用するのも面白いロッドです。
【アキスコ】
エアーライトストリーム（ASFG693-10）
このフライロッドは限界とされていたパックロッドの仕様をクリアした10本継の6.9ftの#3ロッドで10本継ともなると付属のクロスバックに入れた状態で25cm、ハードケースに収納しても28cmという驚きの仕舞寸法です。
素材はグラスファイバーで同じシリーズの6本継との差を感じさせないスムーズな曲がりを実現させ、ショートレンジでもアクションに癖がなく扱いやすく10本継である事を感じさせません。
バックパック釣行時に誰よりもザックをコンパクトに仕上げたい方はこのロッド以外に選択肢はないでしょう。
【キャップス】
キッズ シックス（6023）
大阪に本社があり東京都目黒区にオフィシャルショップを構える、ロッド以外にも多種多様なフライ用品を取り揃えている歴史のあるメーカーで、このキッズ シックスシリーズは6本継とは思えないほど素直でしなやかに曲がります。
そしてこのロッドは#2/3と言う特殊な性質を持っている番手で、釣り人のキャストフィールに合わせてラインを選ぶのもよし、DTラインならば#2、WFラインならば#3のような使い方でもよいでしょう。
【ユーフレックス】
インファンテ（663-4）
フライフィッシング入門に最適なロッド、インファンテシリーズにショートロッドの代表格と言ってもよい6.6ftがラインナップされました。
このレングスは#3の他に#4もラインナップされていて、源流域メインで使用する方は#3を、小渓流まで幅広くショートロッドで楽しみたい方は#4を選んで頂いて、いずれもラインの荷重がわかりやすくキャスティングが覚えやすいロッドアクションなので、近所のあの小さい川でフライをはじめてみようかな…という方にもおすすめのロッドです。
【アキスコ】
エアーライトストリーム（ASFG 662-6）
今回ご紹介するロッドの中では唯一の#2オンリーロッドで、レングスも定番の6.6ft、グラスファイバー素材の特性を活かしたスローアクションでゆったりとしたキャストがしやすく、しなやかに曲がるロッドです。
同じレングスでも#2を使用する事でラインが細く風の影響を受けやすいという弱点はありますが水面へのアプローチをより静かにできて、フライを自然に長く流す事ができるので魚の警戒心を軽減して有利に釣りを進める事ができます。
【ユーフレックス】
Jストリーム（JS663-4）
”日本の渓流を釣る為のフライロッド”をコンセプトにリリースされているJストリームの6.6ftの3番です。
このロッドは”小渓流をタイトに攻める”というテーマが設定されており、先述した源流や小渓流に存在する藪や草木などの障害をかわしながらも狙ったポイントにフライを入れる事が出来るアクションと強さを追及したロッドです。
日本の小渓流を強気に攻める専用ロッドと言っても過言ではないくらいパフォーマンスの高いロッドです！
まとめ
今回は6ft台のフライロッドに限定して6種ご紹介しましたが、携帯性に優れたものや番手を選べるもの、小渓流というステージを追及して創られたものまで個性のあるものばかりで、6ft台の共通点は小渓流で快適に釣りをする為には何が必要なのかを様々な観点から考え、試行錯誤を繰り返し生み出された事です。
釣り人が狙いづらいと感じるポイントにこそ定位しているのが警戒心の強い渓流魚の習性でありこの釣りの難しいところでですが、ショートロッドを駆使してその難しさをクリアした時、よろこびに変わること間違いなしです。
6ftフライロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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