ブラックバスの種類と特徴

一口にブラックバス、と言っても日本には様々な種類のブラックバスが分布しています。

地球上で見るとブラックバスの種類は11種、そして日本だけでも4種類のバスが棲んでおり、バスフィッシングにおいてその種別の生態を知ることは、よりブラックバスを理解する事にも繋がります。
何よりも、バスの種類に応じたスタイルでのアタックを楽しむ事が出来るのです。

日本に分布しているブラックバスは、ノーザンラージマウスバス・フロリダバス・スモールマウスバス・ノーザンスポッテッドバスの4種類。
それぞれの特徴を詳しく知ってみましょう。

ノーザンラージマウスバスの特徴

その名の通り口が目の後ろまで裂けるほど大きく、そのまま「ラージマウスバス」と呼ばれる事も多いのがこのノーザンラージマウスバスです。
一般的には成魚は全長30~50cm程に生育しますが、アメリカジョージア州で全長97.0cm・体重10.09kg・年齢23歳のビッグバスが釣り上げられた記録が残っています。
ノーザンラージマウスバスは、日本でもほとんどの都道府県で多くの湖・池に生息しています。
捕食の習性としては「根付き型」と言われ、ストラクチャーに潜み餌を待ち伏せする傾向にあります。

フロリダバスの特徴

その名前の通り、北米を原産地とするフロリダバス。
その生態はノーザンラージマウスバスと似通っており、近年までフロリダバスはノーザンラージマウスバスの亜種として扱われていました。
フロリダバスも捕食の習性としては「根付き型」に分類され、スポーツバスフィッシングの対象として日本でも馴染みのある種です。

スモールマウスバスの特徴

スモールマウスバスはコクチバスとも呼ばれ、上記2種類のラージマウスバスとともに通常ブラックバスと言うとラージマウスバス・スモールマウスバスを総称する事が多いでしょう。
性質として、トラウト等と同じ「回遊型」と言い、餌を求め泳ぎ回っている事が多いのが特徴です。

ノーザンスポッテッドバスの特徴

国内での目撃例はまだそれ程多く無いノーザンスポッテッドバス。
ラージマウスバスとスモールマウスバスの亜種と言われているノーザンスポッテッドバスは、見ためはラージマウスバスに似ているものの、習性的にはスモールマウスバスに近くなっています。